「うみの100かいだてのいえ」2016年5月21日
2016年05月25日 境内でウグイスがひっきりなしに鳴いている。
よく晴れて夏のように暑い日だ。
「ウグイスを見に行こう」と言うのは、めいちゃん。
うーん、それはちょっと難しいぞ。
草むらの中で隠れているし、きっとめいちゃんの足音で逃げてしまうわ。
諦めてもらって、文庫で遊ぶ。
めいちゃんがこの前借りていたのは、『うみの100かいだてのいえ』。
いわいとしお作のシリーズ第3作だ。
『100かいだてのいえ』、『ちか100かいだてのいえ』と来て、
次が『うみの100かいだてのいえ』。
船の上から女の子の大事な人形が海に落ちてしまい、潜っていってしまう。
お人形のてんちゃんは、無事に女の子の元へ帰れるのか、
海の中の生き物たちの家をいくつも通って、どんどん深く潜っていくと…。
ラッコやイルカ、チョウチンアンコウにヒトデなど、細かい絵に見どころが一杯。
そう言えばずっと前、『100かいだてのいえ』を買った時、
ついてた読者カードかなにかに、自分のイラストを応募できる企画があって、
いっと君のイラストがインターネットのサイトに載ったのを思い出した。
読者から集まった、ユニークな100かいだての家が出来てたっけ。
さて、写真は今日の賓客!!
大昔(ごめん)文庫に通ってくれていた、せっちゃんがお子さんと来てくれた。
名乗っていただくまで分からなかったわ。
せっちゃんは、確かどこぞのすごい大学に行って、理系女子として
地球物理学の研究をしていると、昔、和子さんに聞いたのを思い出した。
冬野からそんな人がでるなんて、
隣家の子が金メダリストになったようだと感じたものだ…。
壁の色あせた[1000冊になったおともだち]の張り紙に、
名前があるのを見たり、昔の文庫新聞を見たりしていたら、
せっちゃんがぐりとぐらの指人形を「懐かしい!」と言ってくれた。
そう言えばこれも昔から文庫にある。
よその文庫の人が資金集めのバザーをした時に、手作りで出品されていた物だ。
手にはめて、はるかちゃん(おっ、うちの長女とおんなじ名前)をあやしてみた。
泣かれへんかなぁと、おっかなびっくり。
ぷっくりとして色白で可愛い赤ちゃんだった。
文庫に赤ちゃんがいるのは久しぶりだわ。
育休中でお里帰りしているとのことだから、またいつでも遊びに来てください。
そのせっちゃんに、地球の公転について何か質問していたのはりこちゃんママ。
すごいな、私だったら質問する事柄さえ考えられないぞ。
次の文庫の日は、6月4日です。
(芝 直子)