「いまはむかしさかえるかえるのものがたり」 2021年5月15日
2021年05月17日
今日は文庫で本探し。
『11ぴきのねこ』でおなじみの、馬場のぼるさんの本を探していた。
けっこうたくさんあって、片っ端から読んでいたら、
『いまはむかしさかえるかえるのものがたり』がない。
もっともこの本は、松岡享子文・馬場のぼる絵、で、
馬場さんは絵を描いているだけなのだが、あのひょうひょうとした絵が
言葉と一体になっていて、私にとっては馬場さんの本、だ。
語尾に「かえる」がつく言葉のオンパレードで、
ひっくりかえる、きかえる、いれかえる、さかえる、よみがえる…
もちろん主役は殿様カエル。
日本語でも韻を踏むことができるんだと、つくづく思う。
さてどこに行ったかな。台帳にはあるから、またゆっくり探そう。
それはそうと、うれしい出来事があった。
ドールハウスの中身が動いている。
子どもが来たのね、と和子さんに聞いたら、先日お客があったとのこと。
奇数土曜日の文庫の日には、もう長い事お客がないけれど、
間の日に遊びに来てくれた親子さんがいたそうだ。
ドールハウスで散々遊び、お父さんに絵本を読んでもらっていたとのことで、
それは良かった良かった。
和子さんと、文庫があってよかったね、と喜び合った。
あんまりうれしいから、ドールハウスの家具のグチャグチャを
片付けずにそのままにしておいた。なんかいいなあ。
さて今日も和子さんを捕まえて、ろうそくをつけてお話を聞いてもらう。
『ねずみのすもう』、新潟県のお話だ。
赤い褌を閉めて、相撲を取るねずみたちも、なんかいいなあ。
次の文庫の日は、5月29日です。
(芝 直子)