「りょうりをしてはいけないなべ」 2026年5月2日
2026年05月03日
ゴールデンウイークだ。
春休みに来たばかりのあきら君が、また顔を出してくれてびっくり。
東京から朝早く出て来たらしい。
「新幹線、混んでた?」と聞いたら、飛行機とのこと。 なるほど。
「それで早く着いたのか」 「ううん、徳島に行って、フェリーに乗った」
なぬ??
飛行機も予約がいっぱいで、徳島空港まで行き、
そこから南海フェリーで、さっき和歌山に着いたということらしい。
すごい回り道!
そんなルートは考えたことも無かったわ。
せっかく駆けつけてくれたあきら君とお姉ちゃんとに
「お話聞きたい」と言われたので、大喜びでお話を二つ。
『みそ買い橋』と、オマケの短い『ねことかにのかけくらべ』だ。
それから久しぶりに境内でシャボン玉を飛ばして遊ぶ。
佐武さんが作ってきてくださったシャボン玉液が大活躍で、
お天気もいいし、風もいい。
写真はシャボン玉を両手につかまえたあきら君。


シャボン玉を追いかけては、片っ端から叩いていたあきら君が、
「つかみたい」と言い出して、はるかちゃんが方法を教えてくれたのだ。
「手にシャボン玉の液をつけたらさわれるよ」
うーん、さすがはお姉ちゃん。
私は手袋で触る方法しか知らなかったけれど、言われてみればその通り。
早速試したあきら君は、大きなシャボン玉を手のひらに乗せたり、
お手玉みたいに両手でつかんだり、大成功だった。
後片付けまで手伝ってくれて、ありがとう。
ところで二人をお迎えに来たお母さんに、お話のリクエストをいただいた。
「徳島と和歌山の間のつながり、みたいなお話、ありましたよね。
海を越えて、紀三井寺のお坊さんが何か投げる…」
徳島からフェリーに乗っていて、この間を何か投げた話、と思い出されたらしい。
それは『円明はんの三宝柑』。
紀三井寺の高僧、円明師が徳島の火事を消すために、三宝柑を投げる話だ。
さっそく聞いてもらって、5月生まれのお母さんにロウソクを消していただいた。
2回目のお話タイムだったが、あきら君たちも聞いてくれてありがとう。
次は夏休みだね。
でもカレンダーを見たら、はるかちゃんたちが文庫に来られるのは、
夏休み中1回だけかもしれないわ。何しろ奇数土曜日なので。

今日の絵本は、あきら君が見たいと言ってくれたのに、
帰る時間を過ぎていて、とっさに探せず、見てもらえなかった本。
シゲタサヤカの『りょうりをしてはいけないなべ』。
鍋が笑いながら、作った料理を吐き出してくるという
とんでもなくおかしな絵本だ。
また探しておくから見てください。
次の文庫の日は、5月16日です。
(芝 直子)
