今日のまゆーら

  「蒼路の旅人」 2026年8月1日 

2026年08月05日



息をするのもしんどいほどの炎天下。

誰も来なくて、本棚から出した『守り人シリーズ』の7巻目、

『蒼路の旅人』を読みふける。

最後、チャグムが命がけで海に飛び込んで脱出していく場面、

何度読み返しても胸が締め付けられる。

蒼路の旅人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大方読み終える頃になって、何と待ち人の登場だ。

夏休み限定で帰省中の、あきら君。

ひょっとしたらお姉ちゃんやお母さんと一緒に来てくれるかと

心待ちにしていたのだ。

今年はカレンダーの回りが悪くて、夏休み中の文庫は今日だけ。

さすがにお寺でお盆の15日に開けるのは無理があるし、

その次なら夏休みが終わっている。

 

あきら君、貴重な文庫の日に来てくれてありがとう。

でもお姉ちゃんは東京で塾があって、来られないとか。

そうか、5年生って、お受験なんだ。すごい成長…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人だけれど元気いっぱいのあきら君と、工作やビンゴなどで遊ぶ。

写真は風船を膨らませて、わざと割ってみるというチャレンジ。

いつもならあきら君がちょっと無茶を言うと、止めていたお姉ちゃんがいない。

うん、今日は君の天下だね。

 

そろそろ文庫の終わる時間も近づいて、せっかくだからと

「お話ひとつ聞いてくれる?」と言ったら、「やったー」との返事。

そうか、いやじゃなかったのね、とろうそくの準備を始めたら、

「あれ聞きたい、ふすまの穴のやつ」 「障子の穴か?」

 

リクエストまでしてくれたので、和歌山の昔話、『紀州の殿さん』を語ることにした。

殿さまが命の恩人に、何でも欲しいものを褒美にやると言い、

遠慮した男が、障子の穴から見えるほどのちっとばかりの土地を所望する。

欲のない男やのう、と殿さまが天守閣の障子の穴から見たら、

そこらじゅうの山やら田んぼやらが見えて、男はたいした庄屋になるのだ。

 

ところが語り終わったとたん、「もう一つ話して」とのこと。

よしよし、と準備していたフランスの昔話『小さな白ネコ』。

それが終わると、「もう一つやって」

結局その後も終わるたびに「もう一つ」とのことで、

うろおぼえのお話を次々に語ることになって、冷や汗をかいた。

いつもは一応事前におさらいしてから語るのだよ、あきら君。

ちゃんとできないのもあったわ、ごめんね。

 

さすがに文庫の時間を大幅に超過して、お終いにしてもらった。

次回はいつ会えるかなあ。

冬休みもカレンダーの回りは悪そうだ。

お姉ちゃんに会いたかったわ。

 

次の文庫の日は、8月29日です。

(芝 直子)