上田大愚先生のおとなの書道講座
1月21日(土)14時~
テーマは道具の使い方・線の引き方です。
今年からミニ講座が始まります。
ミニ講座は署名について(名前の書き方)です。
写真は2022年11月の様子です。


2023/01/21
上田大愚先生のおとなの書道講座
1月21日(土)14時~
テーマは道具の使い方・線の引き方です。
今年からミニ講座が始まります。
ミニ講座は署名について(名前の書き方)です。
写真は2022年11月の様子です。

2023/01/13
あけましておめでとうございます。
今年もたくさんの本に出合えますように。
年明け早々の文庫は、とても静か。
年末年始にどなたかがお子さん連れで見えたようで、
ドールハウスの中がすごく面白いことになっていた。
2階がキッチンになっていて、下にベッド。
トイレの便器にはキューピーさんが頭を突っ込んでいた。
なかなか面白い模様替えになっていたので、楽しいからそのままにする。
年末に個人的に借りていた本を返し、書架に入れようとして、ハタと思案。
児童書の本棚は順番に並んでいないので、前にあった場所がわからないのだ。
字の大きさだけで、上下の棚を分けているので、その中ならどこでもいいのだ。

でもなあ。 やっぱり場所があらまし決まっていた方が、探しやすい。
暇だし、思い切って児童書の本棚を並べ替えてみる。
字の大きさで、幼年文庫とか、中学生以上とか分けているのはそのままに、
横一列ずつ、あいうえお順に並べ替えてみた。
けっこう大仕事で、途中で休憩して、和子さんにおはなしを聞いてもらう。
年明けにふさわしく、おなじみの『干支の始まり』だ。
十二支を決めるために、元旦に動物たちが神様の御殿に行く話。
ネコはネズミに2日だと教えられ、干支の仲間に入れなかったのだ。
そのネズミは、ちゃっかり牛の背中に乗って、一番乗りを果たす。
和子さんが喜んでお話を聞いてくださった。
それからまた、作業の続き。
4段分はきれいに並んだが、後は岩波少年文庫かな。
また次回に頑張ります。
岩波少年文庫と言えば、年末に借りて帰ったのはその中の『ムギと王さま』だ。
ファージョン作の自薦短編集で、文庫にあるのはすっかり茶色に変色した古いもの。
探している作品が『ムギと王さま』に載っていると聞いて、
ああ、文庫にあるわ、とたかをくくっていたら…、載ってない!!

最初に発行された『ムギと王さま』には、お話が11しか収められていなくて、
その後に更に冊数を増やして、作品を入れて行ったらしい。
今は少年文庫ではなくて、1冊で全作品を収めた分厚い『ムギと王さま』が
出ていて、自分用にと、お正月にそっちを買ってしまったわ。
文庫には、古くても良いものが揃っている…と思っていたが、
そんなこともあるのね。
完本の『ムギと王さま』、読みたい方はぜひ、うちにありますので、って
言っておこう。誰もないかも。
次の文庫の日は、1月21日です。
(芝 直子)
2022/12/18
いよいよ年内最終の文庫の日。
あお君と、持ってきてくれたカードゲームで遊ぶ。
今日、保育園でもらったばかりで、ビニールが掛かってる。
反対言葉を探す、絵合わせと字のカードゲームだ。
字が読めないというあお君が、絵だけででスイスイ取っていく。
…初めて触るんだよね。すごいぞ。

写真は今日設置した、きれいな絵の額。
なんでも20年くらい前に描いていただいた、『遊びいろいろ』という
淡い色彩の絵で、遊んでいる子どもたちが大勢描かれている。
季節ごとに、人形遊び、草花遊び、ままごとなど、とてもきれいだ。
文庫のリニューアル後も、なかなか日の目を見なかったものが、
やっと壁に収まった。
付けたのはうちのお父さんで、うまく収まったと胸をなぜおろしていた。

その下でドールハウスに夢中のあお君。
ほんとに楽しそうに遊んでくれるので、私もうれしい。
あお君が借りてくれたのは、ホーバンのフランシスのシリーズだった。
確かこの前にも、同じシリーズの『フランシスのおともだち』を借りて帰ったとか。
気に入ってくれたのかな。

アナグマのフランシスは、子どもらしくて、何でもストレートに言ったり
行動したりする、女の子。
妹ができて、ちょっぴり複雑になって、(いえで)してみたり、
男の子に意地悪されると、妹と一緒に、「おとこのこおことわり」を
やってみたり、負けていません。
私は、そのフランシスを見守るお母さんも、大好き。
可愛いばかりの絵本じゃない所もいいな。
それでは皆様、今年もありがとうございました。
来年もたくさんの素敵な本に出合えますように。
よいお年をお迎えください。
次の文庫の日は、1月7日です。
(芝 直子)
2022/12/10
ご好評いただいている上田大愚先生のおとなの書道講座
12月も開催させていただきます。12月17日(土)14時~
テーマはお正月とクリスマスの飾り物です。
ご自分の作品をお玄関やリビングに飾ってクリスマスとお正月をむかえませんか?
どうぞお気をつけてお越しください。
また来年の年間予定を上田大愚先生からいただいたのでリンク掲載しますので御覧ください。
新しい試みとして年間テーマが掲げられています。
もちろん今まで同様来れるとき、来たいときにお越しいただいたら構いません。
頑張れる方はチャレンジしてみてください。
写真は2022年11月の様子です。

今日は成道会。
お釈迦様が悟りを開かれた、お祝いの日だ。
きっとお客様はないだろうから、和子さんと二人でお勤めをして、
おしゃべりをして過ごそうと思っていたら…
ありがたいことにたくさんのお客様が見えて、用意したお菓子も足りないほど。
ご住職が朝から近所の檀家さんのおうちに、ポスティングをしてくださったらしい。
本堂でお勤めをして、ちっちゃいお子さんにもお焼香してもらい、
それから私が絵本とお話を聞いてもらう。

せっかく本堂でお話をさせていただくのだからと、
選んだのは『ずいてん小僧さん』。
山の中のお寺のずいてん小僧さんが、いたずらキツネを懲らしめる話だ。
捕まりそうになったキツネが、本堂のお釈迦様に化けるという話で、
さて、どっちが本物やら。
本堂で語ると、なかなか真に迫って面白い。

無事に成道会が終わってから、文庫に移動してゆっくり遊ぶ。
中学生のいぶき君は、岩波書店の『西遊記』上下巻を借りてくれた。
先日借りた『西遊後記』が面白かったので、
本家本元の『西遊記』にも興味を持ってくれたらしい。
重いんだよ。本棚から出した私がうっかり落として、ドスンと言ったくらい。
小さい子を連れていらっしゃったお母さん方は、
偶然にも、それぞれがお知り合いだったり、親戚だったり。
子どもの頃にまゆーら文庫に通ってくれていたお母さん方でもある。
懐かしい絵本を見つけて、お子さんそっちのけで楽しんでくれた。
なんといっても、ジョン・バーニンガムの『ねえ、どれがいい?』だ。
ジャムだらけになるのと、水をかけられるのと、どろんこになるのと、
ねえ、どれがいい?

出てくる質問が絶対に選べない選択ばかりで、
お母さんも子どもたちも大騒ぎで楽しんでくれた。
「ライオンに追いかけられるのがいい」と言ったのはあお君だったかな。
「サンタクロースのプレゼント配りを手伝う」と言うのはゆうが君。
手伝うだけで、もらえないかもしれないよ、と聞いたけど、いい、とのこと。
他にも懐かしい楽しい本や、新しい本もあるので、ぜひまた遊びに来てください。
やあ、久しぶりににぎやかで楽しかった。
次の文庫の日は、12月17日です。年内最終だわ。
(芝 直子)
2022/12/03
12月3日は成道会を開きます。
芝直子さんの絵本の朗読
お菓子のプレゼントなどがあります。
どうぞお気軽にお参りください。


2022/11/21
今日の絵本は、中川李枝子作の「ぐりとぐらのおきゃくさま」。
ぐりとぐらが、森の中で見つけた、大きな長靴の足跡をたどって行くと、
なぜか自分たちの家に着いてしまう。
そこにいたのは意外なお客様。

クリスマス絵本はたくさんあるけれど、私の中ではこれが好き。
自分たちの家に続く足跡って、 ドキドキしない?
あれ、ひょっとしてうちに来てくれたのは…。
そう、もちろんあの人。いや、サンタクロースは「人」じゃないのかな。
ぐりとぐらと、サンタクロースの組み合わせが楽しくて、
いつものケーキも出てきて、定番の安心感だ。
サンタクロース自身が作ってくれるクリスマスケーキ、いいなあ。
ところで浄土真宗のお寺の中の文庫には、なぜかクリスマスツリーやら、
天使の人形、キリスト生誕の場面の飾り物などがあるのだ。
もちろんお釈迦様の絵本や仏典童話もいっぱいあるから、多分いいのか。
さて、今日はまゆーら文庫45周年のお祝いをした。
和子さんと、うちのお父さんの3人で、密かに祝杯をあげた。
それからいつものように、文庫に座ってお客さんを待っていたのだけれど、
子どものお客は無し。
お習字の日だったので、あお君が来るかなあと待っていたんだけどな。
でも、私の友人の男性がふらりと遊びに来てくれた。
なんだかんだとおしゃべりをして、情報交換。
おいしそうに祝杯を重ねた和子さんがお部屋に引っ込んでしまわれたので、
今日はお話を聞いてもらわずに帰る。
今日来た友人にも、そのうちきっとお話の押し売りをしたいんだけど。
次の文庫の日は、12月3日です。
(芝 直子)
今日は文庫のお客に、栄田さんが来てくださった。
元の『かいがら文庫』さんのメンバーだった方で、絵本にも詳しい方。
ありがたいことに、まゆーらに本を借りに来てくださるのだ。
児童書を借りてくれる、貴重なお客様だわ。
今日も何冊か借りてくださった。
面白い本を見つける嗅覚って、絶対あるな。
栄田さんと、本のことをおしゃべりして、おまけにお話を一つ聞いてもらう。
イギリスの昔話で、『かたやきパン』だ。
パン焼きかまどから逃げ出した、かたやきパンが、家の人たちや道で出会う人たち、動物たちからも逃げて、最後に…というお話。
世界中に類話があって、最後にパンを食べちゃうのは、
キツネだったり、ブタだったり、いろんなパターンがある。
この前、ある施設でこのお話を語ったら、車いすの2年生の男の子が、
話し終わったとたん、「楽しいお話だった」といってくれて感激した。
さて、一人になってから、自分のための絵本探し。
『エルマーのぼうけん』シリーズを、参考に使いたいことがあるのだ。
3部作で、全部あるかと思ったのに、『エルマーのぼうけん』と
『エルマーと16ぴきのりゅう』の2冊しか見つけられない。
この前探した『もりのへなそうる』みたいに、また行方不明かも。
まあいいや。

で、改めて『エルマーのぼうけん』を読んでみる。
何しろずっと昔に読んだきりで、細かいことは忘れている。
でもなんて面白い本!
本当に前に読んだのかしらと、自分の記憶力を疑ってしまった。
エルマーが竜の子どもを助けに行く冒険なんだけど、
持っていくアイテムや、猛獣たちとのやり取りのおかしさ。
そして何よりハラハラしてしまう。
きっと同じように、昔読んだ本でも年齢を重ねたら、新鮮に感じて、
新しい発見や感動に出会えるに違いない。
文庫にある本、またちょっとずつ読み直したくなった。
次の文庫の日は、11月19日です。
(芝 直子)
2022/11/06
第5土曜日で文庫の日。
お客様が無かったので、和子さんと文庫開設45周年になるという話。
よくまあ続いたものだ。
和子さんが自分たちだけで密かにお祝いをしようかと言われる。
そうねぇ、密かになら。
前回の文庫の時に、あお君が副住職さんに頼んで描いてもらっていた
シンカリオンの絵が、完成してボードに貼ってあったのでびっくり。
余りに細かい絵で、頼まれた副住職さんも途中でお仕事に戻られた物だ。

あお君に「持って帰って続きはおうちで描いてみたら?」と言ったら、
「置いといて、描いてもらう」とのお返事。
今日はお習字の日じゃないし、しばらくはあお君も来ないかもしれないけれど、
きっちり描いてくださって、感謝です。
ありがとうございました。
ところで去年の春、このブログで書いた、渡辺茂男作の『もりのへなそうる』が
長年の間にいつのまにか無くなっていた件。
やっぱり見たいので、中古品を手に入れた。
いつも参加している、絵本の勉強会で、次回の発表の担当が私で、
テーマが『もりのへなそうる』になっているのだ。

手に入れて改めて読んでみると、やっぱりいいなあ。
幼い兄弟が、森の中で「ちじゅ」(地図)を頼りに冒険をして、
不思議な生き物へなそうるに会うお話。

幼いみつや君のたどたどしい言い間違えも楽しいし、
お母さんのおおらかな様子も素敵だ。
ワクワクして、なんだかほっこりするお話。
だれか読んでくれる子がいたらいいな。
次の文庫の日は、11月5日です。
(芝 直子)
2022/10/17
久しぶりに文庫がにぎやかだった日。
元かいがら文庫の栄田さんが、本を借りに来てくださって、
そのあと、あお君が半年ぶり位に顔を見せてくれた。
3歳児の半年間の成長はすさまじくて、4歳になったあお君は見違えるようだ。
大人のような口調で会話をして、自分の気持ちもどんどんおしゃべりできるし、、
きちんとやりたいことが伝えられる。
前は、本堂でお習字をしているお母さんの所に行きたくて、
指で「ちょっとだけ」の仕草をしていたのに!
あれはあれでとてもかわいかったんだけどなあ。
それに、今日は初めての運動会だったそうだ。
お土産にもらったというジグソーパズルを持ってきて、
運動会の様子を教えてくれた。
運動会と言えば、コロナ前のように祖父母までが応援に行って、
みんなでお弁当を食べる風景は、もちろん知らないあお君。
でもコロナが終わっても、学校の運動会は元に戻らないらしい。
お弁当なしの、午前中だけの運動会が定着するでしょうと、
先日お目にかかった小学校の校長先生が言っておられた。
寂しい気がするのは、年寄りだけかなあ。
さて、栄田さんと一緒に折り紙をして、紙飛行機も作ったあお君と、
境内で飛ばしっこをしてみる。
ついでに石段の上から、境内に紙飛行機を投げてみた。
こんなことをするのは何年ぶりかしら。

文庫に戻ったあお君に、おはなしも聞いてもらう。
『世界でいちばんきれいな声』という小さい子向きのおはなし。
前は聞いてもらえなかったあお君が、風船を引きずりながらも
ちゃんと耳を傾けて聞いてくれて、本当にうれしかったわ。
かわいいなあ。
写真は、「シンカリオンの絵が描きたい」と言い出して、
副住職さんと一緒にチャレンジしている所。
私ではなく、ちゃんと意味の分かる人に言いに行く所が偉い。
新幹線が変身するんだって? 知らんわぁ。

お母さんと絵本を選んで、またたくさん借りて帰ってくれた。
馬場のぼるさんの『11ぴきのねこ』のシリーズが多い。
私のおススメは『11ぴきのねことぶた』。

ブタの家を建てるのを手伝ったのに、出来上がった家が惜しくなって、
ちゃっかり自分たちの家にしてしまう11ぴきのねこ。
あお君、台風シーズンに、ぜひ読んでください。
次の文庫の日は、10月29日です。
(芝 直子)