「ハウルの動く城」 2024年12月7日 

今日のまゆーら 2024/12/15



今日の文庫はお客様がいっぱい。

昔、文庫に通っていたいずみちゃんが、お子さんを連れて来てくれて、

懐かしくておしゃべりしていたら、お友だちの親子さんも来てくれたのだ。

 

いずみちゃん、っていうよりも、昔の「いーちゃん」っていう呼び名が出てくる。

そうそう、いーちゃんだわ、小さくてかわいくて、

いつもお姉ちゃんと一緒だった、ちょっぴり甘えん坊のしゃべり方の…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それがなんと、1歳半のお子さん、しおりちゃんを連れて、

素敵なお母さんになっていた。

自分が歳を取るはずだと、思ってしまった。

 

このところよく来てくれる、あお君兄妹の、しずくちゃんと全く同じ月齢。

あいにく今日はあお君たちは来られなかったけれど、

同じ年、同じ育休事情、保育園入園事情までそっくりとのこと。

きっとお話したらいいお友だちになりそうだ。

 

後から来られた、2歳半のいつき君を連れたお母さんも、

いーちゃんのお友だちだった人の、お嫁さんなんだとか。

なんと山形から冬野へ嫁いでいらっしゃったらしい。

 

いつき君にかくれんぼ人形を見せたら、お母さんが、

市民図書館の子育てサークル、くすの木で見たとおっしゃる。

わあ、語りの森のおはなし会に参加してくださったのね。

製作者は私です、と言って、わらべうたも飛び出した。

 

始め、お母さんの膝から降りなくて、泣いていたしおりちゃんが、

動き回ってわらべうたに拍手してくれた。良かった。

今度からわらべうたグッズも持ってこよう。

 

今日のお話は、和子さんに『おそなえもち』、

いーちゃんに「扇ノ芝のたぬき」を聞いてもらった。

 

たつき君がドールハウスを気に入って、いっぱい遊んでくれたし、

また来てくれると嬉しいな。

 

お母さん二人も読書好きで、懐かしがって本を選んで借りてくれた。

いつき君のお母さんが、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの

『ハウルの動く城』をもう一度読みたいとおっしゃって、

2巻を借りてくれたけれど、もしかしたら読みたかったのは3巻ではなかったか…

私の思い違いで、見当たらなかっただけで3巻も昔に買ったんだ。

どっかにあるはず。次回までに探しておかなくては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ帰ろうとしたら、なんと下の県道が大渋滞で、駐車場から出られない。

うちの団地の下で、大きな事故があって、通行止めで、

Uターンしてくる車しか動かないし、パトカーの指示に従っても進まない。

すごーく遠回りして、2分ほどの自宅まで40分かけて帰りました!

 

さて次回の文庫の日は、もしかしたらお汁粉を炊いて、

お習字の方と一緒に成道会をするかも、とのことです。

もしかしたら、ね。

 

次の文庫の日は、12月21日です。

(芝 直子)

「11ぴきのねこマラソン大会」 2024年11月30日 

今日のまゆーら 2024/12/01



いよいよ今日は、紀北子どもの本連絡会の講演会。

朝から県立図書館の講義研修室で、宮澤優子さんを講師にお迎えして、

「学校図書館の未来を変える」講演会。

おかげさまで大盛況でした。

 

終わっても皆さんアンケートに記入しておられて、なかなか席を立たず、

片付けもそこそこに戻って来たけれど、ちょっぴり文庫には遅刻。

駐車場で佐武さんが待ってくださっていた。

 

文庫で佐武さんや和子さんとおしゃべりしていたら、

久しぶりにあお君やしずくちゃんが来てくれた。

 

なんと、しずくちゃんは駐車場から歩いてきたんだとか。

この前まではベビーカーだったのに!

なんならそのちょっと前は、抱っこひもだったよね。

お顔もずいぶん赤ちゃんから、子どもの顔になって来たみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は境内で縄跳びをするあお君。

すごーく高速で、ダッダッダッと跳んでいた。

 

そのうち、境内にカメラみたいなものを発見したあお君。

それに向かって、変顔をしてアカンベー。

おいおい。

 

あお君がずっと文庫で借りていた(おばけの本)のブームは、

もう気が済んだようなので、

今日は最近お気に入りの絵巻絵本シリーズから、

馬場のぼる作の『11ぴきのねこマラソン大会』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作者の馬場のぼるさんが、親友だった手塚治虫さんを

登場人物の中に紛れ込ませている。

ちっちゃいから、頑張って探してみてください。

ヒントはゴール地点。

編集者に見張られて漫画を描いている手塚治虫さん。

ゴールを見ている姿もあるよ。

 

明日はなんと12月。

今年は秋がなかった気がする。

扇風機の片付けと、ストーブの支度がいっぺんに!

文庫もストーブがついて、暖かでした。

 

次の文庫の日は、12月7日です。

(芝 直子)

「おまたせクッキー」 2024年11月16日 

今日のまゆーら 2024/11/17



前回の文庫の日をお休みしてしまったので、久しぶりの文庫。

お墓の花が枯れて茶色になっていて、申し訳なかったわ。

 

小雨が降る日で、残念ながらお客様はゼロ。

雨じゃ、ベビーカーも押せないし、自転車も無理だ。

静かな文庫で、本を読んだり、覚えなきゃいけないお話のけいこ。

うん、よくはかどった。

 

お習字の日だと思っていたら、先週の土曜日に変更になっていたそうで、

ご存じなかったらしい方がお一人、しばらく待って帰られた。

後は、境内にかわいい小鳥のお客様。

なんの鳥だろう。

 

先月私が借りて行った絵本を、本棚に戻す。

お菓子をテーマにしてブックトークをする知人のために借りた本だ。

ハッチンスの『おまたせクッキー』や、『ジャイアント・ジャムサンド』

まだまだ借りてるけど、雨だし、また今度持ってこよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

『おまたせクッキー』は、ブックトークにぴったりだと思う。

おやつのクッキーを6枚ずつ食べようとする兄妹。

そこへピンポーンとチャイムが鳴って、次々にお客が増えていく。

そのたびに、一人のクッキーの数が…

 

とうとう一人1枚になった時、またピンポーン。

少し計算ができるようになった子どもたちなら、大騒ぎで聞いてくれます。

ドールハウスを秋仕様にして、和子さんにお話を一つ聞いてもらってお終い。

 

次の文庫の日は、11月30日です。

(芝 直子)

「いやいやえん」 2024年10月19日 

今日のまゆーら 2024/10/20



なんと、真夏のような暑さが続いて、今日も文庫にエアコンの風が心地よい。

汗をかきかきお墓に参って、文庫で一休みしていたら、

久しぶりに佐武さんがおいでになった。

 

お習字の日だけど、お天気も悪いから、お客様があってうれしい。

佐武さんは去年と同様、ドングリを拾って持ってきてくれて、

ドングリの絵本も2冊、寄付してくださった。

 

どちらもドングリの事を詳しく書いた、きれいな絵本で、

これを持ってフィールドワークに行けそうな、手ごろなサイズだ。

文庫に置いとくだけではもったいないかも。

どこかで活用したいなあ。

 

お習字が終わった皆さんが、傘をさして帰って行かれる。

本降りになったようだ。

そしたらお習字の上田先生が、帰りに文庫に顔を出して、

「芝さん、『いやいやえん』ある?」

いやいやえん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうか、つい何日か前、中川李枝子さんの訃報を聞いたばかりだわ。

『ぐりとぐら』などの素晴らしい絵本の生みの親で、

たくさんの名作を書かれた中川李枝子さんだから、

ニュースを見た時は、本当にさみしい気持ちになった。

 

二人三脚で絵を描かれていた、妹の大村百合子さんも亡くなったし、

大げさかもしれないが、一つの時代の終わりみたいな気がする。

 

上田先生は、中川李枝子さんの訃報で色々な作品を思い出し、

その中で『いやいやえん』は確かに読んだのに、どんなお話だったのか、

記憶があいまいで気になったらしい。

 

文庫にあった古―い『いやいやえん』を手に取って、

「あ、しげる、やったなあ」と、主人公の名前を思い出したようだ。

なんでもいやだいやだと言う子どもたちが連れてこられる

いやいやえんが舞台の、短編集だ。

そんな幼稚園がホントにあったら、それこそ、いやだなあ。

 

小学校の1年生の教科書に出てくる『くじらぐも』も、中川李枝子さん作で、

上田先生はその本読みをする息子さんがとても可愛くて、

その頃、動画を取ったんだと、見せてくれた。

えっ、それって十数年前の事だよね。

 

大きなかわいい声で本読みをする、息子さんの動画を見ていて、

私もいろいろ思い出した。

学童保育で指導員をしていたころ、1年生の本読みで、これをさんざん聞いた。

 

『4じかんめの ことです。

1ねん2くみの こどもたちが たいそうを していると、

空に、大きな くじらが あらわれました。

まっしろい くもの くじらです。』

 

すっかり忘れていた、当時の1年生の顔と声が次々に浮かんできて、

じぶんでもびっくり…。

思い出させてくれた、中川李枝子さんのご冥福をお祈りします。

 

次の文庫の日は、11月2日です。

勝手ながら私は休みですが、お寺にどなたかいらっしゃったら、

声をかけてください。

(芝 直子)

「めっきらもっきらどおんどん」 2024年10月5日 

今日のまゆーら 2024/10/14



さあ、今日はきっとお客さんがいない日だと思って、

散らかったドールハウスを片付けかけていたら、うれしいことにお客さん。

元かいがら文庫の栄田さんと、あお君たちだ。

 

そうか、お習字の日じゃないけど、

このごろはしずくちゃんがよちよち歩き回って、

お母さんはお習字どころじゃなくなったからねぇ。

お兄ちゃんと文庫で待っていられるようになるまでは、お習字は無理か…。

 

そのしずくちゃん、とっても元気で、両手にお菓子を持って、

どっちもかじりながら歩き回る。

あんまり可愛いので、写真を撮ろうとしたけれど、まあ難しい。

…うちのネコの写真を撮るのと同じくらいの難易度だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お兄ちゃんはせっせとお絵描き。

栄田さんに「鬼太郎、好きなんや」と言われるほどに

紙一面に、原画そっくりの水木しげるワールドを描いている。

相変わらず妖怪とお化けにハマっているとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

借りて帰る本も、やっぱりおばけの本、と言われたけれど、

さすがに3回続いておばけの絵本を10冊づつ探すのは大変だ。

タイトルに『おばけ』のついた絵本は、前々回と前回で、

あらかた探して、貸したもんなあ。

 

タイトルにおばけ、とついていないおばけの本はないかしらん。

栄田さんに聞いてみたら、『めっきらもっきらどおんどん』を薦めてくれた。

さすが、かいがら文庫でたくさんの絵本を見ていただけのことはある !

めっきらもっきらどおんどん

 

 

 

 

 

 

 

長谷川摂子作、ふりやなな絵のこの絵本なら、

タイトルになくてもおばけの本。

お宮の大木の前で、でたらめの歌を歌った かんたが、

いきなり穴の中に吸い込まれて、3人(3匹?)のおばけに会う話。

 

なんだかおかしいおばけたちと夢中で遊んで、遊び疲れて、

「おかあさーん」と叫んだとたんに、元の境内に戻ってくるシーンは、

ふりやななさんの絵と合わさって、とても素敵だ。

こんなおばけたちなら、怖くないのに。

 

さて栄田さんにも聞いてもらって、この前のお習字の時に

皆さんの前で語って、スイーツに負けた『かみなりこぞうがおっこちた』を

もう一度語ってみる。

あお君もお絵描きしながら、しっかり聞いてくれた。

良かった良かった。

 

ところで1か月先の話になりますが、11月の第1土曜日は、

私は文庫をお休みさせていただきます。

でも藤浪さんがいらっしゃるから、声を掛ければ開けてくれると思います。

 

次の文庫の日は、10月19日です。

(芝 直子)

「妖怪の森」 2024年9月21日 

今日のまゆーら 2024/09/22



前回に続いて、あお君は「おばけの本!」のリクエスト。

先月おばけの本ばかり10冊借りて帰ったからなあ。

更に10冊…、はい、探します。

 

なんでも、家族旅行で水木しげる記念館に行って、

更におばけと妖怪にハマったらしい。

あ、『こんとあき』に出てくる、さきゅうまちとそっくりな

鳥取砂丘も見たそうだ。 いいなあ。

 

「おばけはいないけど、妖怪はいてるんやで」と、あお君が言う。

「そうかぁ、幽霊は?」

「…知らん。」

うん、おばちゃんにも違いが分からんわ。

 

 

とにかく絵本の書架を探し回って、なんとかおばけの本を発掘する。

水木しげるにハマってるのなら、『妖怪の森』はおススメだ。

なにしろ水木しげるさんの描く妖怪たちが、

3メートル以上もつながって、びっしりとちりばめられた絵巻絵本だ。

しずくちゃんが寝ているときじゃないと、広げられないかも。

妖怪の森

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあお君、貸し出し200冊になったので、

今日のお習字の会場を借りて、表彰状を渡すことにした。

お習字に来てくださっている大勢のお客様の前で、

皆さんに拍手をしていただいて、ちょっぴり恥ずかしそう。

良かったね。

 

 

 

 

 

 

 

その後で皆さんに一つおはなしを聞いてもらったのだけれど、

『かみなりこぞうがおっこちた』は、私の選択ミスで、

イマイチうまくいかなかった。 反省。

大人の方が多いからと、欲を出したのが悪かったと思う。

またの機会がもしもあったら、お話の楽しさが伝わるものを選ぼう。

 

文庫に帰ってから、またまたあお君のおばけの本探しに付き合い、

最後にヘビのカードゲームをして、お終い。

あお君のマイブームが続くのなら、おばけの本、調べておきます。

 

次の文庫の日は、10月5日です。

(芝 直子)

「ぼくパトカーにのったんだ」 2024年9月7日 

今日のまゆーら 2024/09/08



今日もすごい猛暑。

これは残暑なんて言えないぞ・

 

駐車場から、本をいっばい詰めた袋を下げて来たら、大汗になった。

そもそも文庫の前まで車で行って荷物を降ろそうと思っていたのに、

忘れて駐車場まで行ってしまった私がバカだ。

明日はきっと筋肉痛。

 

袋の中身は、以前借りて行った絵本の数々。

渡辺茂男さんの絵本や、レイの『ひとまねこざる』シリーズなどだ。

あ、『ミス・ビアンカ・シリーズ』なんかもあるから重かったんだ。

ぼくパトカーにのったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれを書架に戻しながら、またパラパラめくってしまうわ。

『くまたくん』はいいなあ。

なんでも、作者の渡辺茂男さんの息子さんがモデルだそうで、

おじいちゃんちに行ったこと、自転車に乗れたこと、

迷子になってホントにパトカーで帰宅した事とか。

 

古い本で、置き場所も目立たないけど、とても楽しい本なので、

今度あお君にも、面白いよとすすめてみよう。

 

ところで、まゆーら文庫も会員になっている紀北子どもの本連絡会が、

11月末に県立図書館で、学校図書館に関する講演会を開くことになった。

あれよあれよと企画が決まって、現在準備中だ。

学校図書館の可能性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会員になっている和子さんに、そのことをお話したら、

「行かれへんけど、場所は使ってね」と言ってくださったので、

次回の紀北子どもの本連絡会例会は、正教寺で開かせていただくことになった。

 

お堂の脇のお部屋か、もしお寺でお堂を使う用事が出来たら、

客間でどうぞとのこと。

お言葉に甘えて、お邪魔します。

その日はきっと、当日の役割決めやら何やら、大変だと思う。

 

出来たばかりのチラシも載せますので、興味のある方はぜひご参加ください。

 

チラシには電話申し込みの番号として、私の携帯が載っている。

本当はQRコードからの申し込みだけの予定だったけれど、

私みたいなデジタル音痴のために、と無理に入れてもらったものだ。

和子さんと、わかれへんよねーとうなずき合ってしまったわ。

 

次回の文庫の日には、あお君の200冊の表彰でーす。

 

次の文庫の日は、9月21日です。

(芝 直子)

「おまたせクッキー」 2024年8月31日 

今日のまゆーら 2024/09/03



絶対に今日の文庫はお休みだろうと思っていた、台風接近の日。

迷走と超スローペースが幸いして、普段通りに文庫を開けた。

 

でもやっぱりお客さんは無くて、和子さんとおしゃべりの日になった。

和子さんがお客になって、お話を聞きたいと言ってくれたので、

ろうそくを点けてお話を聞いてもらう。

 

「やっぱりあのお話が好きなんよ」とのことで、

語ったのはこれで多分4回目の、『だんまりくらべ』。

最後に残った一つのお餅を、だんまりくらべで勝った方が食べようと、

おじいさんとおばあさんが泥棒にもめげずに、黙っているお話。

「おじいさんとおばあさん、どっちもかわいい」

和子さんが気に入ってくれて良かったわ。

 

もっとも、台風で誰もいらっしゃらなくても、

私は探したい本があったから、来るつもりだった。

今度、友だちがブックトークで『お菓子』をテーマにすることになったので、

お菓子の絵本や物語の本を探そうと思ったのだ。

 

そこで見つけたのが、ハッチンスの名作、『おまたせクッキー』。

さあクッキーを食べようとする子どもたちの所に、

次々にお客が増えて、一人当たりのクッキーの数が…。

おまたせクッキー

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうひとり1枚だな…となった時、また、ピンポーン。

計算ができるようになった低学年の子どもにぴったりの絵本だ。

他にもいくつか借りて、いつの間にか日が差してきた道を、

日傘をさして帰ることにします。

 

次の文庫の日は、9月7日です。

(芝 直子)

「おばけでんしゃ」 2024年8月17日 

今日のまゆーら 2024/08/18



お盆休みもそろそろ終わりで、とにかく今日も暑い…

お墓に参ったら、蛇口から出る水がまるで熱湯だ。

幸い井戸水なので、出しっぱなしているうちに冷たくなる。

そうじゃないとお花も供えられない。

 

そんな中を文庫には満員のお客様が来てくださった。

何しろお母さんが3人と、子どもさんが5人。

前回から来てくれている、東京からのはるかちゃん姉弟に、

常連のあお君兄妹。

それにあお君のいとこ、ゆうま君だ。

ゆうま君のお母さんは、あお君のママの妹さんで、尼崎からのお里帰りとのこと。

 

なんと、お母さん方3人は、みーんな昔文庫に通っていた人ばかり。

忘れずにお子さん連れで文庫に来てくださった。

うれしいなあ。

壁に貼った『100冊になったおともだち』『200冊になったおともだち』に、

お母さん方3人の名前があるのよね。

そこに、今日で200冊になったあお君の名前も、書かなくては!!

 

初対面の子もいるとは思えないほど、ゲームやカルタで大盛り上がり。

驚いたのは、全員のおうちに『ぐりとぐらかるた』があるとのこと。

カルタを広げる前から、読み札の言葉が次々に

子どもたちやお母さんの口から飛び出して、びっくりだ。

いやあ、楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にスポットイットや、マンカラカラハ、坊主めくり、ヘビのカードゲーム。

すし詰めの文庫で、みんなで目いっぱい遊んだ。

私のお話も、押し売りで二つ聞いてもらった。

『おいしいおかゆ』と『魔法のビール』。

 

はるかちゃん姉弟が次に来るチャンスは冬休みだし、

このメンバーで遊ぶのはもうないかもしれない。

でも全員、明日の観音寺の人形劇にも申し込みしていて、

「また明日ね」と言って、文庫はお終い。

 

あお君は、今日はお化けの本を借りるのだと言って、

一緒にお化けの出てくる絵本を探し回り、10冊も発見。

うん、お化けの絵本は結構あるのだ。

おばけでんしゃ

 

 

 

 

 

 

 

おススメは『おばけでんしゃ』かな。

内田麟太郎作、西村繁男絵の、いくら見ても見飽きない本だ。

わらわら出てくるお化けたちを乗せて走る電車が、

さあ終点についたら・・・

 

来月のお習字の日には、上田先生に時間を取っていただいたので、

あお君の200冊の表彰をします。

賞状は上田先生直筆だよ。

 

次の文庫の日は、8月31日です。

(芝 直子)

「11ぴきのねことぶた」 2024年8月3日 

今日のまゆーら 2024/08/13



前回の文庫の予定日が、お寺の都合でお休みになって、

今日は一月ぶりの文庫の日。

 

外出はなるべく控えましょう、と言われるほどの猛暑の中、

東京から里帰りしてきた、はるかちゃんとあきら君姉弟が来てくれた。

送ってきてくださったおばあちゃんも、暑い中、ありがとうございます。

 

実は数日前の早朝に散歩した時、はるかちゃんたちのご実家の庭に、

ろう石か何かで、一杯お絵描きしているのを見て、

あ、はるかちゃんたちが帰省してるんだと気がついていた。

そう言ったら、「見つかってたか」とはるかちゃん。

 

1年生になったあきら君は、また背が伸びて、

次々に引っ張り出した絵本を、「読んでほしい」と言う。

そんな願いされたら、頑張って読むしかないわ。

11ぴきのねことぶた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで久しぶりに『11ぴきのねことぶたのいえ』を読んだ。

ご存じ、馬場のぼるさんの絵本で、ちょっぴり自分勝手なねこたちが、

ぶたの家を建てるのを手伝っているうちに、出来上がりが気に入って、

自分たちの家にしてしまうお話。 でも台風が来て…

11ぴきのねこ、好きだなあ。

 

 

聞いてくれているあきら君の反応がとても素直で、楽しくなって、

長いのも入れて4冊、読んだ。

お姉ちゃんはその間、せっせと色んな工作で手を動かしながら聞いて、

ビーズやタオルハンカチの人形などを仕上げていた。

 

せっかくだからお話も二つ。

パッと電灯を消してくれた中で、グリムの『おいしいおかゆ』と

和歌山の印南の昔話、『ばあさんとどろぼう』だ。

こてこての和歌山弁なのに、二人とも大笑いしながら聞いてくれた。

君たちは神戸の言葉も東京の言葉も、和歌山の昔の言葉も分かるんだ。

きっと将来はバイリンガルになるかしらん。

 

目いっぱい散らかして遊んでいるところへ、

おばあちゃんが迎えに来てくれて、大慌てでお片づけ。

それでうっかり写真を撮り忘れた。

東京に帰っちゃうまでに、もしまた来られたら来てね。

 

次の文庫の日は、8月17日です。

(芝 直子)