そろそろ梅雨入りも近そうな曇り空。
今日の文庫は、りょうたろう君とやまと君兄弟と、そのお母さん、おばあさん。
文庫に遊びに来てくれたのは、初めてかもしれない。
うれしいな、お客さんでにぎやかな上に、先週に続いて佐武さんもみえた。
さっそく先週、佐武さんにいただいたシャボン玉液の登場だ。
佐武さんが手際よく準備をしてくださって、境内で飛ばしたけれど、
写真のような大きいシャボン玉が次々に飛び出して、大騒ぎで遊んだ。
すごくきれいで、おばあさんも動画を撮っておられたようだ。
りょうたろう君もだんだん上手になって、
お兄ちゃんの真似をしたいやまと君も大騒ぎ。
本当に楽しく遊んでくれて、良かった良かった。
境内の石畳に液をこぼしてしまったので、バケツの水を何杯か掛けた。
でもひょっとして、雨が降ったら誰かが滑らないか、ちょっと心配です。
次回は置き場所に気を付けなくては…。
文庫の中で、絵本が好き、果物が好き、という二人に読んだのは、
ズバリ、平山和子作の『くだもの』
表紙いっぱいのサクランボの他、スイカ、リンゴ、柿、バナナなどの身近な果物が、
きれいな絵で描かれて、「はい、どうぞ」と…。
子どもたちが絶対に食べる真似をしてくれる絵本だ。
古い本だけど、とてもいい絵本。
さて、今日のお話は、『手伝い猫』を皆さんに聞いてもらう。
何しろ冬野の周りは、右向いても左向いても、今が田植えの真っ盛り。
てんてこ舞いのおかみさんに、手伝ってくれたらいいのに、と言われたネコが、
田んぼに入って田植えをする話で、この季節に語りたかったのだ。
きれいな姉様に化けで田植えをしていたのが、年寄り猫と知ったら、
姉様にいいところを見せようと我れ先に働いた若い衆らは、
たまげるだろうなあ。
ばれなくて良かった。
いっぱい遊んで、風船を抱えて帰ったりょうたろう君たち、また遊びに来てね。
それにしても、次々に子どもたちに本や手作りおもちゃ、木のコレクションなどを
持ってきてくださる佐武さん。
子どもたちにシャボン玉のやり方を教えている姿は、
すっかり文庫のスタッフに見えたわ。
いつもありがとうございます。
次の文庫の日は、6月21日です。
(芝 直子)