「フィアボ」 2013年9月21日 

今日のまゆーら 2013/09/23

 

今日は、時ならぬ編み物の日。

毛糸であやとりをしていたら、やってきたゆきや君が

突然「指編みをしよう」と言って、スイスイ編み始めたのだ。

 

へーっと感心して見ていたが、なんとなくやれそうなので、教えてもらったという次第。

 

片手の4本の指にかけた毛糸を、次々巻いては、くぐらせる。

小指に掛けたのがすぐ外れて、目を落としては大騒ぎをして

「ゆきや先生、来て来て」と叫ぶ私に、何度も教えてくれた。

 

1年生男子とは思えない器用さと説明力で、お蔭で何とか覚えたぞ。

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みきちゃんも一緒に習って、私よりずっと根気よく編み続け、こんなに長くなった。

この写真の後でも、緑の毛糸で1メートルくらいまで編み続けていた。

 

さやちゃんの背とどっちが長いかと背比べして、毛糸が勝った所で、お母さんのお迎え。

みきちゃんは指から外したくなくて、そのまま拳に巻き付けて持って帰った。

 

しかしずっとやってると、手がムズムズしてくるわ、汗ばんでくるわで、

夏向きの作品では無いかも。

 

モヘアの毛糸一束で、いいマフラーが出来ると教えてもらった。

ゆきや先生、ありがとう。

 

そのゆきや大先生の写真は、文庫にあったでっかいボタンを見つけるなり、

迷わずサッと2個を胸に当てて、おっぱいのポーズをしたところ。

おぬしやるなあ。 恐るべし、吉本新喜劇。

 

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さてその後、りこちゃんやさやちゃんに、マイケル・グレイニエツの『フィアボ』を読む。

お話し好きの赤い魚のフィアボが、ある時きれいな黄色の魚と出会って…。

魚がキスしている所がおかしくて、二人ともクスクス。

 

あんなにお話し好きだったフィアボが、一言も口をきかなくなった訳は?

そう言えば、口の中で子育てをする魚がいるって、テレビで見たなあ。

 

色彩もきれいで、しみじみと幸せに気持ちになる本です。

表紙のカバーに、魚の形に穴があいてるよ。

 

ところで次回の文庫の日、10月5日は、安原小学校の運動会。

きょうた君が組体操をするのだとか、みきちゃんがソーラン節を踊るのだとか。

ぼくはダンス、と教えてくれたゆきや君が、「ソーラン節って何?」と聞くので、

「鰹節の仲間」と言ったら、みきちゃんにあきれられた。

 

さてさて、きっと文庫は開店休業。

いっそ安原小学校に、押しかけ参観に行ってみたりして。

次の文庫の日は、とりあえず10月5日です。

(芝 直子)

「はらぺこシーマくん」2013年9月7日 

今日のまゆーら 2013/09/09

 

 

今日の文庫のお客・ナンバーワンは、この写真の方!!

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お散歩がてら、文庫に来てくれたらしい。

あいか姉ちゃんが連れて来てくれた、もこもこのもこちゃん。

 

文庫で紙皿の皿回しをバージョンアップしていたゆきや君は、

それをフリスビーに転用して、境内で投げてみた。

 

ヒューンとよく飛ぶのに、近くに飛んでも、もこは全く反応なし。

キミはフリスビードッグには向いていない…。

 

ワンコなら、ばっと飛びついて、咥えてキャッチしてほしかった。

やっぱりトイプードル向きの芸じゃないのか?

 

でも、皿回し用の紙皿が結構よく飛ぶ、と言う事が分ったねえ。

底に付けたペットボトルのふたが、いい重しになるらしい。

 

雨が降り始めて、室内犬のはずのもこが泥だらけになっては

まずいので、あいか姉ちゃんに連れられて帰っていった。

残念。また来てね。

 
その後文庫に入った子どもたちは、せっせと折り紙をしていたが、

みきちゃんが文庫にある、古―い手提げ金庫に注目。

 

何しろ本物の、年代物のダイヤル式金庫だもの、みきちゃんは

二つのダイヤルをガチャガチャ回して、金庫破りにチャレンジする。

 

「片っぽの数字は100やで」と私がヒントを出して、

首尾よく解錠に成功したみきちゃんだったが、

中身は残念ながら札束やお宝ではなく、

古いつぶれたスタンプと、筆記用具などのガラクタばかり。

 

次回は何かもっと良い物が入っているといいのにね。

あめ玉でも入れといてみようか。

 

さてそんなお姉ちゃんの奮闘中、せっせと本を見ていたりこちゃんが、

いきなり「はらぺこシーマくんや!」と叫んだ。

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本棚から、お気に入りの絵本を見つけたらしい。

エミール・ジャドウールの『シーマくんとペギーちゃん』のシリーズ。

 

文庫には確か『はらぺこシーマくん』など3冊ある。

シーマくんはシマウマの男の子で、あまえんぼう。

ペギーちゃんはおしゃまでかわいいペンギンの女の子だ。

 

仲良しの二人の楽しい絵本だが、シーマくんが水ぼうそうに罹る

『シーマくんびょうきになる』がワタシは好きだ。

 

水ぼうそうって絵本になるんだ、とびっくりした。

りこちゃん、もし読んで無かったら、読んでみて!

 

次の文庫の日は、9月21日です。

(芝 直子)

「まってました名探偵」 2013年8月31日 

今日のまゆーら 2013/09/02

 

いよいよ夏休み最終日。

お母さんたちの口からは、夏休みの宿題の

仕上がりについて、話題が続々。

 

今日作っても夏休みの作品にはなりそうもないが

リクエストにこたえて、今日も工作の日。

 

ゆきや君リクエストの、粘土のカブトムシと、

けんたろう君リクエストのスノードームだ。

 

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同時進行で両方をやろうとしたらてんてこ舞いで、

みきちゃんママが応援してくれた。

助かりました。

 

写真は出来上がったカブトムシと、スノードームだけど、

カブトムシは足を取り付けたボンドを乾かすために

しばらく裏返して置かなくてはならない。

 

どう見てもそれが殺虫剤をかけられたゴキみたい…。

なかなか不気味です。

 

さて嵐のような工作の時間が過ぎてから、

やっと今日借りる本の物色。

 

きょうた君ママのみぃちゃんが、きょうた君のリクエストで、

杉山亮の名探偵シリーズを選びながら

「この本、腹立つ」と言う。

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前半の事件のページの後、後半が謎解き編になるのだが、

『答えは分ったか? もう解決編を見るのか?』などと

その前にこれでもかと挑発されるのだ。

 

謎解きがさっぱりわからなくてイラつくらしい。

私も、実は先に答えが分ったためしがない!

ほんまに腹立つ…と言うのは分る、と同感。

 

ついでにみいちゃんが、同じ本のショートクイズを

教えてくれた。

 

曰く、『お母さん二人と娘が二人誘拐されました。

迎えに行ったら3人しかいなかったのはなぜ?』

 

「一人は殺されていた」と物騒な事を言うのは誰だ。

 

とんでもない。

答えは、女の子と、そのお母さんとおばあさんが

誘拐された、でした。

お母さんは、娘であり、母でもあるから。

 

って、私、しょっちゅう文庫に来るお母さん方を

ネタにしていたけど、今年に入ってから

この正教寺のホームページのアドレスが変わって、

お母さんたちは知らなかったという衝撃の事実が判明。

 

文庫のブログが12月から更新されてない、との指摘で

さんざんお母さんや子どもたちをネタにしていた

私としては、赤面の至り。

 

読んだ上で、勝手なことを書いてるわ、と

許してくれてるものだと思ってました。

 

今更ですが、バックナンバーは笑って読み流して下さい。ははは。

 

次の文庫の日は、9月7日です。

(芝 直子)

「チリメンモンスターをさがせ2」 2013年8月17日

今日のまゆーら 2013/08/19

 

 

お盆休みもそろそろ終わり。

今日の文庫には、お母さんの実家に帰省中の

かえで君たち3きょうだいが来てくれた。

 

お母さんもかつての文庫の常連さんで、

我が家の娘ともお友だちだった。

 

せっかく来てくれたのだからと

一緒に夏休み工作にチャレンジする。

 

手作りのうちわだ。

貧乏浪人の傘貼り内職よろしく、

うちわの形になった竹の骨にのりを塗り、

紙を貼って飾り付けをする。

 

なにせ自然素材なので、型紙通りに行かないのがミソ。

 

思い思いにシールやスパンコールを貼り付け、

花火などの模様になった。

 

写真は製作中のゆうちゃんと、

完成品を見せてくれるゆきや君。

 

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実はゆきや君に、出来たのを撮らせてと言ったら

自分をあおぎながらポーズをとってくれた。

 

ごめん、おばちゃんの携帯は

そんな高速の被写体を写せない!

 

そんなわけで、止まってハイ、ポーズ。

 

久しぶりににぎやかに工作三昧になった文庫で、

先に仕上げたかえで君が本棚から見つけて

読んでいたのは『チリメンモンスターをさがせ』。

 

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おっ、ナイスチョイス。

たくさんの本の中からパッとお気に入りの本を

見つける所は、お母さん譲りか。

 

その本、面白いよね。

某スーパーに、たまにチリモン入りのシラスが売ってて、

見つけたらつい買ってしまうわ。

 

さて次回は8月31日。

ゆきや君ママのリクエストにこたえて、

粘土のカブトムシを作ってもいいんだけれど、

夏休みの宿題にするにはちょっと手遅れか?

 

実はカブトムシなどの型抜きにベストな紙粘土が、

今年は売って無くてあきらめていたんだけれど、

うちに去年の未開封のが残っていたのよ。

 

去年のが変質してないかは、やってみないと分らない!

 

次の文庫の日は、8月31日です。

(芝 直子)

 

「思い出のマーニー」 2013年8月3日 

今日のまゆーら 2013/08/04

 

今日は夏恒例の大イベント、そうめん流しの日。

とは言っても、のんきな私は全く知らずに

昼寝をして、定時に文庫に行ったのだけれど。

 

全く何のお手伝いもせずに、戦力外だった。

まあ夏バテのヘロヘロで行っても

たいして役には立たなかったはずだ、と言い訳。

 

お勤めと、メインイベントのそうめん流しも終わり、

本堂では予告通り『ワンピース』の映画上映中。

 

一仕事終えたお母さん方が境内のパラソルの下で

おしゃべり中だった。

 

文庫に行ってみると、『ワンピース』には興味無いと

言う女の子たち数人が、折り紙で遊んでいた。

 

何でも境内にいるお母さん方全員にプレゼントする

作品を作っていると言うので、お手伝い。

 

懐かしい顔ぶれの子どもたち(すっかり大人)が

たくさんいて、いつもながら気後れしてしまうわ。

 

誰かのお父さん?と思ったら、そうた君だったり、

あいか姉ちゃんもすっかりレディの姿に!!

みんな楽しそうだった。

 

映画の後は、かつてのいっと隊長による

これまた恒例の水遊び。

何と準備のいい事に、全員着替え持参だ。

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うかつに近寄ると大人でも容赦なく水流の

攻撃を受けるので、塀越しに撮影。

ここの水は井戸水なので、半端なく冷たいのだ。

君子危うきに近寄らず。

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早々に文庫に引き上げ、前から気になっていた本を読む。

岩波少年文庫、ジョーン・ロビンソン作の

『思い出のマーニー』上下だ。

 

今年の紀北子どもの本連絡会のテーマの、

1950年頃の作品を話し合っていた時に、紹介された本。

 

養父母に大事に育てられつつも、心を閉ざした少女が

預けられた保養先の浜辺で出会った不思議な女の子。

その正体は、本当の人か、空想の中のそれか…

 

下巻に入って一気にお話が急展開する。

少女の成長記と言うにはあまりにも深く、

時を超える系の、心をしびれさせるお話しだ。

 

ただ、対象が小学校高学年とはいえ、今の子たちが

このお話しにすんなり入って行けるかどうかが疑問。

 

前回紹介した『名探偵シリーズ』のように

とっつきやすくてパラパラ手に取っただけで

食欲(?)をそそる本ではないなあ。

 

とりあえず『名探偵シリーズ』10冊は今日文庫に届けた。

次はこのあたりの本を読んでくれる子が

いることを祈ろう。

 

さて次回は、夏休み恒例の工作をやろう。

今年の新作は簡単に出来るうちわです。

ついでにスノードームの材料もあるので持って行こう。

空きびんが少ないので、持ってきてくれるといいな。

 

次の文庫の日は、8月17日です。

(芝 直子)

「そんなわけで名探偵」 2013年7月20日 

今日のまゆーら 2013/07/23

 

 

今日からいよいよ夏休み。

あっついなあ。

 

みきちゃん、りこちゃん姉妹と、さやちゃんは

この暑いのに境内で元気一杯だ。

 

バケツに砂と白い丸石をぶち込み、

お皿によそってカレーだとご満悦。

 

後片付けの時、バケツの底をまさぐっていたら

斑入りの大小の丸石が砂に埋まっている。

 

化石の発掘のようで、思わず「恐竜の卵や」と

年甲斐もなく私が楽しかった。

トリケラトプス? それともプテラノドン?

 

年甲斐もなく、と言えば、

先日学校脇の水路で、男の子たちが葉っぱを流して

流れていくそれを追いかけて歩いていた。

 

笑って見ていた私に気付いて、

「俺ら、年甲斐もない事やってんねん」

と照れ笑いをする。

 

年甲斐もないって、アンタたちは小学男子。

それは真っ当な小学男子の遊びじゃん。

 

水路に落ちないように気をつけて、

水路が詰まるほどの葉っぱを流さなければOKさ。

 

さて文庫でも境内の遊びはいつの間にか

色水ごっこにシフトしていた。

 

お花摘んでもいい?と聞かれたけれど、

わたしの花じゃないから分らない。

そしたら文庫の和子さんに聞きに行ったらしい。

 

「枯れたお花やったら、摘んでもええって!」

 

…枯れた花で色は出ないだろう。

案の定枯れてない花も自由に使って、

アンズジュースみたいな色水が出来ていた。

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写真は、色水のバケツを無心にかきまぜるりこちゃん。

 

 

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もう一枚の方は、今日の工作の皿回し。

紙皿に絵を描き、裏にペットボトルのふたを

貼るだけで出来る。

 

割り箸で回すのだが、結構難しい。

うまく回ったら「いつもより多く回っております」…

もちろん絵の巧拙は、回り具合に関係は無し。

 

この前に買った杉山亮の『そんなわけで名探偵』を

気に入ってくれたみきちゃんが、

続きのシリーズを学校で借りたとの事。

 

そんなら買った甲斐もあったと言う物。

確か十数冊のシリーズが出てると思うので、

中古で買えるヤツを10冊注文した。

 

次の文庫の時には借りてもらえるよ。

あっ、次の文庫と言えば確か映画の日だったらしい。

何の映画だったのかなあ。お楽しみに。

 

次の文庫の日は、8月3日です。

(芝 直子)

「ねずみのアナトール」 2013年7月6日 

今日のまゆーら 2013/07/07

今日の工作は、ゴージャスな指輪。

とは言っても、材料はビニール針金。

 

パンなどの留め具に使われているアレだ。

それを2本使って、クルクル巻いて行くだけで出来る。

 

中の宝石にあたる部分ももちろんそれ。

カラフルな石になって、みきちゃんが

アクアマリンとかエメラルドとか命名してくれた。

 

今日初めて文庫に来てくれたはるかちゃんも

一緒になってみんなで一杯作った。

 

ものすごーいセレブ気分で、記念撮影。

写真で見えるかなあ。

 

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絶対作らなさそうなけんたろう君まで、

妹のはるなちゃんにあげるのだと言って、大量生産。

 

みきちゃんも、ママにあげるのだとダイヤモンドのを…。

1カラット位あるかもね。

 

とどめは藤浪さん。

明日の法事にしていくと言って、

青いでっかい指輪をリクエストされたので、謹呈しました。

いいのかなあ。

 

さてみんなが両手に一杯指輪をはめて

境内に遊びに行った間に、本の立ち読み。

 

文庫なんだから座って落ち着いて読めばいいのに、

なぜか立ち読みしてたら、はるかちゃんに笑われた。

 

タイタス作の『ねずみのアナトール』だ。

チーズ工場の試食係として働くねずみのお話。

 

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ロボットに仕事を奪われたアナトールが、

本当に良いチーズを作るには時間が必要で、

効率ばかりではダメだと人間たちに知らせる。

 

1970年代の出版だと思うと、ロボットとチーズとネズミの

組み合わせが楽しい。

 

へんてこロボットなんかに負けるな、アナトール。

 

立ち読みしていたら急に暗くなり、

大雨の予報が出たので、慌てて帰る。

 

幸い大雨は紀の川沿いを進んだらしい。

またゆっくり遊ぼうね。

 

次の文庫の日は、7月10日です。

(芝 直子)

「巨人シュトンペ=ピルト 北ヨーロッパのはなし」 2013年6月29日 

今日のまゆーら 2013/06/29

 

さて今日は久しぶりにお客ゼロの日。

まあこんな日もあるわ。

 

藤浪さんとゆっくりおしゃべりして、

院主さんともご挨拶。

 

めっきりお耳が不自由になられたらしい院主さんに

大きな声でお話をする。

 

こんな大きい声でしゃべるのも久しぶりだわ。

写真はお元気そうな院主さんです。

 

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藤浪さんが、遠い昔に満州から引き揚げてきた時の、

色んな思い出を聞かせてくれた。

 

若いころの院主さんが、幼い姉妹を抱えて

苦労の末、無事に日本に帰還した時の話。

 

床だけしか無い無蓋列車の中央に身を寄せ合って

座ってきたとの事。

 

景色が目に浮かぶようで、残留孤児にもならずに

連れ帰ってくれた院主さんへの感謝の気持ちが、

藤浪さんの語り口に滲んでいた。

 

文庫のお客ゼロでも、良いお話を聞けて良かった。

 

今年の紀北子どもの本連絡会のテーマが、

時代ごとに分けて、いい本を持ち寄ろうとのことで、

とりあえず来月は1950年以前の作品。

 

あるのかなあと思ったが、どっこい、

まゆーらの本は結構年代物が多かった。

 

『ふしぎの国のアリス』、『長くつしたのピッピ』

『ハイジ』、『銀河鉄道の夜』など

より取り見取りで、大荷物で借りて帰る。

 

本を探しているうちにくたびれて、

手に取った本を読んで休憩したら、

これが面白くて、休憩しっぱなしになってしまった。

 

小澤俊夫編訳の『巨人シュトンペ=ピルト

~北ヨーロッパのはなし』 世界のメルヒェン図書館②だ。

 

外国の昔話と言うと、ついグリムを思ってしまうが、

ノルウェー、スエーデンなどの北欧諸国のお話が

こんなに豊かで面白かったとは!!

 

あまりに古い本で(それでも1981年)、表紙に絵も無く、

ネットで調べてもイメージ写真は無し。

 

実物は文庫にあるので、ぜひ読んでみてください。

これはいいなあ。

 

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さてもう一枚の写真は、階段脇の夏ミカンの木の

花の蜜を吸っている蝶の写真です。

 

写って無いかもしれないけど、ミツバチも群がっていた。

子どもの声の代わりに、ミツバチの羽音がすごかったよ。

 

次の文庫の日は、7月6日です。

(芝 直子)

 

 

 

「プカプカチョコレー島」 2013年6月15日 

今日のまゆーら 2013/06/15

 

ずっとカラ梅雨だったのに、今日は久々に雨。

このまま雨も降らずに梅雨明けするのかと

心配していたが、まずは恵みの雨になった。
アマガエルも大声で鳴いている。境内のアジサイも心なしか元気だし、
雨の文庫で、今日は黙ってひたすら読書。

みきちゃんもりこちゃんも、何冊もの本を読んでいた。

二人が読んでいたのは、今日新しく文庫に持って行った

原ゆたかの『プカプカチョコレー島』のシリーズだ。

 

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ご存知『かいけつゾロリ』の作者でもあるが、

このシリーズは実は結構前に出版されたもの。

 

ゾロリと同じ程度の読みやすさだが、

おやじギャグが無いぶんお話に集中できる。

 

みきちゃんは5冊持って行ったうちの4冊を

あっという間に読んでしまった。

 

そうだろうなあ。

みきちゃんはもっと想像力の必要な本でも

読める子だから。

 

とにかく黙々と本を読む子どもたちの側で、

私も本棚から出したシリーズを3冊ほど読了。

 

私が読んでいたのは富安陽子の

『内科オバケ科ホオズキ医院』のシリーズ。

 

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以前新聞に

連載されていた頃から好きだった。

みきちゃん、今度一度読んでみて!

 

うつむいて読んでいて腰が痛くなり、ウーンと

寝転んだら、天井の大きいアート(?)が見えた。

 

今から11年に文庫の子どもたちが製作した物で

境内でひろげた大きい紙に

みんなで手形をペタペタ押して絵にした作品だ。

 

思わずみきちゃんに

「みきちゃんの手形、ある?」と聞いたら、

何とみきちゃんの生まれる前の年だった。

 

じゃあ、あいか姉ちゃんか、いっと君の手もあるな。

久しぶりに寝転んで、しみじみと眺めてしまった。

 

さあ、ひたすら静かに本を読んだ良い時間だった。

雨の日もいいな。

 

次の文庫の日は、6月29日です。

(芝 直子)

「めっきらもっきらどおんどん」 2013年6月1日 

今日のまゆーら 2013/06/04

 

今日の文庫は映画の日。

本堂で映画を見て、お菓子を頂いたらしい。

 

私は運動会の応援で欠席する予定だったけれど、

午後からの雨で、運動会は早仕舞い。

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それで文庫に来てみたら、本堂から映画の声がする。

 

子ども向きのアニメ映画は、勤務先の学童保育で

300本位保有していて、とっかえひっかえ見てるけれど、

今日の漏れ聞こえてくる音声に聞き覚えがない。

 

そう思ったら、学童には無い『かいけつゾロリ』の

アニメだったとみきちゃんが教えてくれた。

 

ゾロリがアニメになっていたのは不覚にも知らなんだぞ。

覗いてみるべきだった。

 

でも簡単すぎたのか、次回は『ワンピース』にしてと

リクエストがあったらしい。

 

次回は8月の第1土曜日の予定だそうです。

作品は、多分ワンピースのどれか。

 

さて、映画の後は文庫の時間。

遅刻して行ったので、はるちゃんに頼まれた

長谷川摂子の『めっきらもっきらどおんどん』を

読んだだけで終わってしまった。

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『めっきらもっきらどおんどん』は私も大好きな絵本。

あれを読むと、ここの静かな境内のどこかにも、

あの世界に通じる穴が開いてそうな気がする。

 

好きなのは、不思議な世界に転がり込んだかんたが

最後に里ごころがついて思わず

「お・か・あ…」と叫びかけるところ。

 

「それを言ったらおしまいだ」と止める

もんもんびゃっこたち。

でも間に合わず、かんたは「おかあさーん」と…。

 

そのとたんに元の神社の境内に戻ってしまうのだ。

そしてお母さんが「ごはんよー」と呼ぶ声が聞こえて!

 

いいなあ。

 

異世界でどんな冒険をしてきても、

お母さんのご飯で終わるお話って、すごい。

 

そう言えばけんたろう君もお昼を食べてないと言って

焼きそばを二人分?平らげていた。

 

だから立派なお腹になるのね。

その見事なお腹を写真に取って

ブログに載せたいと言ったのに、断固拒否られた。

 

仕方ないので今日の写真は境内で遊ぶ子どもたちと

文庫でバランスボールを転がす、りこちゃん。

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けんたろう君が捕まえてバケツに入れていた亀は、

満々と水の入ったバケツから首尾よく脱走したそうだ。

めでたしめでたし、とっぴんぱらりのぷう。

 

次の文庫の日は、6月15日です。

(芝 直子)