今日もうれしいことに、せっちゃんがお子さん二人と来てくれた。
お姉ちゃんのはるかちゃんと、3歳の弟あきら君。
来るなり「お話聞きたい」と言ってくれたので、
早速ろうそくをつけておはなしを二つ聞いてもらう。
新潟県の昔話「ねずみのすもう」と、ミャンマーの「ひなどりとねこ」だ。
ひなどりが、ネコに追われて壺の中に隠れたのに、
お母さんに「くしゃみがしたい」というシーンでは、
はるかちゃんの表情がクルクル変わって、楽しんでくれたようで何より。
初めてお話を聞くあきら君も、じっと聞いてくれて有難かった。
そのあと、カードゲームをしたり、本を読んだり、文庫らしい時間。
うれしいなあ。
写真はブンブンゴマを作って、上手に回すはるかちゃんだ。
さすが年長さん。
他にも作りたいと言ってくれたものがあるのだけれど、
何分準備が無くて、すぐにさせてあげられなかったのがつらい。
夏休みしか、和歌山に居られない子たちなので、
「また今度ね」と言えないのが悲しい。
次の文庫の日に、もし来てくれたら、何か作ろうね。
ところで小さいあきら君は、なかなかの本好きみたいで、
いつの間にかテーブルの上に『とらよりつよいうさぎ』が出ていた。
君島久子作の、ものすごい古い本だけれど、面白い本を見つけたようだ。
この本、今はきっと手に入らないかもしれない。
いつか、このお話を覚えて語ることが出来たらいいな、と思っている本だ。
あきら君は他にも、『魔女の宅急便』を読んでくれとお母さんにリクエストしていた。
「長すぎるよ、絵本にしない?」と言いながら、
最初のページを一生懸命読んであげていたせっちゃんはえらい
他にも『かいけつゾロリ』を読んでもらっていたし、
きっと聞くことが好きなんだわ。
さて、来週は本堂で上田大愚センセイのお習字の会。
夏休み限定企画で、お子さんと一緒にお習字をするらしい。
ついでに文庫ものぞいてくれたらうれしいな。
次の文庫の日は、8月21日です。
(芝 直子)