「へんしんトイレ」 2016年6月18日 

今日のまゆーら 2016/06/21

前回とはうって変わって、静かな文庫。

ひたすら本を読むりこちゃんと、プラバンのお絵描きに夢中のさやちゃん。

IMG_20160618_162105

 

 

 

 

 

 

 

私もさやちゃんと一緒に、プラバンを作ることにした。

職場のトイレの鍵に付ける、キーホルダーのタグが欲しかったのだ。

 

プレハブの学童保育の建物にはトイレがなく、校庭のトイレに行くので、

戸締りの鍵が必需品。

開けた後、うっかり自分のポケットに入れてしまおうものなら、

閉める時に他の指導員が大探しする羽目になるのだ。

 

それでポケットに入らないように、でっかいウサギのぬいぐるみを

ぶら下げてあるのだが、ついでにトイレと書いたタグも欲しい!

 

「よし、トイレの鍵ってわかる絵を書くぞ」と、文庫でそれらしい絵本を探す。

何しろ子どもたちって、トイレだのウンチだのが出てくるお話が大好き。

 

パッと心当たりの本を集めてくれてビックリ。

ついでに言うと、二人が来た時に座る場所が毎回同じ所…と気がついて、

なぜかしらと、さやちゃんママと話したのだが、答えは明快。

 

りこちゃんは自分がいつも読む、お話の本棚の前に陣取るし、

さやちゃんは絵本の溢れた場所にまず座るのだった。

まぁ、文庫は狭いから、たいして場所に悩むこともないし。

 

その自分のテリトリーから、りこちゃんがパッと出してくれたのは、

ウンチが出来る仕組みの科学絵本。

多分タイトルは『うんこのできるまで』、佐藤守著。

 

一方、わたしと妙ちゃんがウンチの本と聞いてまず連想したのは、

ご存じヴェルナー・ホルツヴァルトの『うんちしたのはだれよ!』だった。

ウンチを頭に乗っけたまま、犯人捜しをするモグラ君の絵は忘れられない。

 

そしたらさやちゃんは、「絶対へんしんトイレ!」と言って、

あきやきただし作の『へんしんトイレ』を出してくれた。

WS000000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『へんしんトンネル』のシリーズで、子どもたちにも大人気の絵本だ。

まこちゃんが「まこまこまこ」と言いながらトイレに入ると、

コマになって出てくるとか、色んな物に変身する言葉遊びの絵本。

 

でもこの絵本に、普通のトイレやウンチの絵があったかなあと言ったら、

さやちゃんがかわいいウンチの絵を見せてくれた。なるほど。

IMG_20160619_083220

 

 

 

 

 

 

 

面白いから二つともプラバンにしてしまった。

モグラ君の方はちょっと強烈だから、他の指導員のひんしゅくを買うかも。

インパクトはあるんだけどなぁと、思案中です。

 

さて、ウンチに明け暮れて文庫はお終い。

ご協力ありがとうね。

 

次の文庫の日は、7月2日です。

(芝 直子)

「猫と五つ目の季節」2016年6月4日 

今日のまゆーら 2016/06/10

 

 

なんと今日は文庫が満員!

さやちゃんのクラスメートが二人、それぞれお母さんやきょうだいと一緒に

遊びに来てくれたのだ。

座るところも窮屈でお気の毒なくらい。

 

私はなるべく邪魔にならないように、隅っこの定位置に引きこもる。

そこはいつも座布団が何枚か積んであって、何だか牢名主のようだ。

もしくは最近はやりの『笑点』か。

 

みんなでお手本の順番待ちをしながらプラバンをする。

たえちゃんにトースターで焼いてもらい、可愛いのが出来た。

直前に使った名残か、トースターからニンニクっぽい

香ばしいにおいが立ち込めたのはご愛敬。

IMG_20160604_152413

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真はみんなでプラバンに絵を描いている所と、

その後、ドールハウスで夢中になって遊んでいる所。

お嬢さんばっかりで、なかなかにぎやかだ。

IMG_20160604_163113

 

 

 

 

 

 

いつもの常連さんたちは、ひたすら本を読んでいる。

雨模様で蒸し暑い文庫にも網戸が入ったし、いい感じだ。

 

「蒸し蒸ししてきたね。6月4日だけに…」と

柄にもなさそうな駄洒落を言ってくれたのはりこちゃんママ。

 

そのりこちゃんママが、私に貸してくれたのがこの本。

お知り合いのシンガーソングライター、山田稔明さんの書いた

自伝的小説『猫と五つ目の季節』だ。

WS000000

 

 

 

 

 

 

 

 

うちには現在9匹のネコがいるので貸してくださったもので、

「よくある猫本の一つだけど」との注釈つきだったが、

読み始めたら止まらなくて、その夜のうちに読んでしまった。

 

三毛猫ポチ(!)との13年間の暮らしを、

悲喜交々の赤裸々なエピソードで綴った本で、

ネコ飼いのあるあるから始まって、別離の悲しみ、新しい出会いで終わる。

 

生き物が死んで行くのは避けられないことだけれど、慣れることは出来ない。

うちにも、今まで旅立った7匹のネコたちの思い出があることを、

しみじみ思いだしながら読んだ。

 

病気でだんだん弱り、静かに息を引き取ったネコもいれば、

ベランダの高い手すりから落ちるという、ネコにはあるまじき事故で

私の腕の中で一瞬の死を迎えたネコもいた。

一つ一つ書いてたら紙面が足りなくなってしまうわ。

 

今いる9匹に手を焼いて振り回されている日々も、大切な日々だと再認識。

貸して下さってありがとう。

 

次の文庫の日は、6月18日です。

(芝 直子)

「うみの100かいだてのいえ」2016年5月21日 

今日のまゆーら 2016/05/25

境内でウグイスがひっきりなしに鳴いている。

よく晴れて夏のように暑い日だ。

 

「ウグイスを見に行こう」と言うのは、めいちゃん。

うーん、それはちょっと難しいぞ。

草むらの中で隠れているし、きっとめいちゃんの足音で逃げてしまうわ。

 

諦めてもらって、文庫で遊ぶ。

めいちゃんがこの前借りていたのは、『うみの100かいだてのいえ』。

いわいとしお作のシリーズ第3作だ。

WS000002

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『100かいだてのいえ』、『ちか100かいだてのいえ』と来て、

次が『うみの100かいだてのいえ』。

船の上から女の子の大事な人形が海に落ちてしまい、潜っていってしまう。

 

お人形のてんちゃんは、無事に女の子の元へ帰れるのか、

海の中の生き物たちの家をいくつも通って、どんどん深く潜っていくと…。

ラッコやイルカ、チョウチンアンコウにヒトデなど、細かい絵に見どころが一杯。

 

そう言えばずっと前、『100かいだてのいえ』を買った時、

ついてた読者カードかなにかに、自分のイラストを応募できる企画があって、

いっと君のイラストがインターネットのサイトに載ったのを思い出した。

読者から集まった、ユニークな100かいだての家が出来てたっけ。

 

さて、写真は今日の賓客!!

大昔(ごめん)文庫に通ってくれていた、せっちゃんがお子さんと来てくれた。

名乗っていただくまで分からなかったわ。

IMG_20160521_164359

 

 

 

 

 

 

 

せっちゃんは、確かどこぞのすごい大学に行って、理系女子として

地球物理学の研究をしていると、昔、和子さんに聞いたのを思い出した。

冬野からそんな人がでるなんて、

隣家の子が金メダリストになったようだと感じたものだ…。

 

壁の色あせた[1000冊になったおともだち]の張り紙に、

名前があるのを見たり、昔の文庫新聞を見たりしていたら、

せっちゃんがぐりとぐらの指人形を「懐かしい!」と言ってくれた。

IMG_20160521_164615

 

 

 

 

 

 

 

そう言えばこれも昔から文庫にある。

よその文庫の人が資金集めのバザーをした時に、手作りで出品されていた物だ。

 

手にはめて、はるかちゃん(おっ、うちの長女とおんなじ名前)をあやしてみた。

泣かれへんかなぁと、おっかなびっくり。

ぷっくりとして色白で可愛い赤ちゃんだった。

文庫に赤ちゃんがいるのは久しぶりだわ。

育休中でお里帰りしているとのことだから、またいつでも遊びに来てください。

 

そのせっちゃんに、地球の公転について何か質問していたのはりこちゃんママ。

すごいな、私だったら質問する事柄さえ考えられないぞ。

 

次の文庫の日は、6月4日です。

(芝 直子)

「10ぴきのかえる」2016年5月7日 

今日のまゆーら 2016/05/09

ゴールデンウィークの谷間と言うか、終りというか、中途半端な土曜日。

皆さんは最後の行楽を満喫しにいらっしゃってるらしい。

でもりこちゃんとさやちゃんが来てくれた。

IMG_20160507_162516

 

 

 

 

 

 

のーんびりと文庫で本を読んだり、工作をしたり

実にゆっくりと時間が流れる。

IMG_20160507_162652

 

 

 

 

 

 

写真はママに本を読んでもらうさやちゃんと、

『妖精の家具おつくりします』を夢中で読んでるりこちゃん。

『なんでも魔女商会』シリーズの、あんびるやすこ作の本だ。

 

ところで今日紹介するのは『10ぴきのかえる』

間所ひさこ作の絵本で、文庫が始まって間もない頃からずっとある。

それをさやちゃんが見つけて、ママに読んでもらっていたのだ。

WS000000

 

 

 

 

 

 

 

 

四角いコンクリートの池に入れられた10匹のオタマジャクシが、

生まれ故郷のひょうたん沼に帰ろうと、カエルになって池を飛び出す話。

途中こわい敵に会ったり、危ない目にあったり…。

 

そう言えば30年前(?)、うちの子どもたちもこの本が好きだった。

ハラハラドキドキしながら、何度も読んでいたのを思い出す。

面白い絵本って、年月を超える。

 

こんなに古くからある本でも、本棚にさえ入っていれば、

また誰かの目に止まって、手に取ってもらえることに感動した。

 

さて、境内の上の山では石積みの工事中らしく、職人さんの声が降ってくる。

お世話様です。

 

今日はひたすらのんびり、文庫らしい時間が過ぎました。

 

次の文庫の日は、5月21日です。

(芝 直子)

「プカプカチョコレー島 2」2016年4月30日 

今日のまゆーら 2016/05/04

 

 

第5土曜日で、しかもゴールデンウィーク。

お客は無いだろうなあと思っていたら、ゆいちゃん・めいちゃん姉妹をはじめ

いつものみんなの顔が! ようこそ。

 

ミニチュアのプレゼントや、手提げ袋など、女の子が喜んでくれそうな工作をする。

手提げ袋の高さは5センチくらい。

その中に、きれいな包装紙に包まれたプレゼントがいくつも入っている。

もっともそのプレゼントの中身はヒミツ。開けちゃダメ。

IMG_20160430_163720

 

 

 

 

 

 

 

それからくるみボタンキットで、あっという間にできるボタンを作った。

写真は自分で作ったくるみボタンをヘアピンに付けたもの。

ヘアゴムに付けてもいいし、本物の手提げ袋にぶら下げて

アクセサリーにする手もある。

キットは百均で売ってるから、好きな端切れで作れるよ。

 

さて、皆さんの出足がゆっくりだったので、そうこうしているうちに4時半。

今日は宿題の『うち読』で読む本を借りるんだと言っていたゆいちゃんが

急いで選んだのは、原ゆたか作の『プカプカチョコレー島』のシリーズ。

WS000000

 

 

 

 

 

 

 

 

面白いし、字も大きいから、あっという間に読めてしまうわ。

シリーズ5冊くらい借りてくれたけど、連休中に絶対読んでしまうと思う。

どっちかと言うと、めいちゃん向きだったかも。

 

何しろチョコレートでできた島が世界のあちこちを漂うお話。

天才発明家のビター博士の発明したチョコメカが壊れて、

チョコレートの島になって博士や孫の兄妹を乗せて冒険するというのだ。

同じ作者の『かいけつゾロリ』よりも読みやすい気がする。

 

そう言えば、宿題の『うち読』に、字の無い絵本を選んで机に積み上げ、

せっせとめくっては、ノートに書いていた学童保育の子どもたちを思い出した。

 

なんにしろ、宿題で本を読ませるというのは、

確かに一つのきっかけにはなるけれど、強制されるのはあんまり楽しくないかも。

 

まあいいや、私は、色んな楽しい本があるよ、

その本の中には色んな世界があるよ、と知ってほしくて、

子どもたちの側に本を置いておきたいだけなので。

 

さて時間になって私が先に帰った後、写メが届いた!

境内で残って遊んでいた子どもたちが、石段横の金柑を使って遊び、

ゆいちゃんは金柑に松葉を刺して、こーんなネコの顔を作ったそうな。

DSC_0041

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひとも芝さんに見せよう、と送ってきてくれたので、感激して、

了解を得て載せさせてもらった。

すごいかわいいネコ! 黄色いネコだ!

 

次の文庫の日は、5月7日、来週です。

(芝 直子)

「おじさんのかさ」 2016年4月16日

今日のまゆーら 2016/04/19

 

今日は花祭り。

お釈迦様の誕生をお祝いするお祭りだ。

 

今年は副住職をしておられるお寺のお兄ちゃんが、映像を使って

お釈迦様の誕生とその後のおはなしを紹介してくれたので、

花祭りの事が良く分かって、とっても良かった。

 

惜しむらくは、一生懸命画面を指される度に法衣の袖で映像が大半隠れるので、

和子さんに「刺し棒あったら良かったのにね」とささやくと、「あるっ!」

 

で、和子さんについて行くと、出てきたのはなんと巨大な靴べら。

「…他に無い?」 お釈迦さまの説明がお笑いになってしまうわ。

結局刺し棒ではないがそれっぽい物を発掘してくれたので、使ってもらった。

次回はぜひおしゃれでスマートな刺し棒が必要かもよ。

 

J:COMから取材の方も見えていて、ちょっぴりいつもと違う雰囲気の中、

それでも花御堂にお花を供えて、誕生仏様に甘茶を掛け、

甘茶とカレーを頂くといういつもの花祭りの定番コース。

 

因みに毎年のことだけれど、甘茶は本当にその植物本来の甘さで

お薬っぽいその甘さが苦手な子も必ずいるのだ。

そしたら今年はどこからか「飲んだらかしこなる(頭が良くなる)んやて」との声。

 

はて、何十年も花祭りに来ているがそれは初耳。

でも面白いから私もみんなにもそう言って勧めることにした。

ご利益があるから、ホントだと思うよ。

どうしてもダメだった子を除いては、みんな期待を込めて飲みほしたようだ。

IMG_20160416_132134

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真はカレーも食べてお腹いっぱいになった後、

境内で『だるまさんが転んだ』をする子どもたち。

 

すごい大人数で、あんな大勢でだるまさんをやるのは初めてかも。

走り回る子どもたちの横にあったカレー鍋を、あわてて撤収する。

でも大鍋いっぱいのカレーはほぼ空だった。 恐るべし、みんなの食欲。

 

IMG_20160416_120229

 

 

 

 

 

 

 

もう一枚の写真は、お堂で読み聞かせ中の、お話の忍者こと本屋のおじさん。

本当に忍者の衣装なのね。

読み聞かせというより、絵本を使ったショーのようでにぎやかだった。

全部は聞けなかったけれど、ちゃっかりお店の紹介も入ってたらしい。

 

最後の方の『おじさんのかさ』佐野洋子作は、大型絵本だったので、良く見えた。

文庫にある小さい絵本はきっと読み聞かせ向きじゃない。

 

佐野洋子さんの本は、『だってだってのおばあさん』とか、

『100万回生きたねこ』など、みんなにもなじみの本が多いし、私も大好き。

WS000002

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おじさんのかさ』は、クスッと笑えて楽しい気持になるし、

お気に入れの傘を差したくて、雨の日が待ち遠しくなる本だ。

 

さてみんなは、境内を走り回ったり、文庫で空気砲などの工作をしたり、

お堂の縁側で風船でバレーボールをしたり、長い時間を目一杯遊ぶ。

 

高い所に乗ってしまった風船をどうやって取るか、喧々諤々の議論と

試行錯誤に失敗した子どもたちが最後に頼ったのは、やっぱりパパ。

 

副住職に肩車してもらったはるちゃんが成功したらしく、

歓声と拍手が文庫まで聞こえてきた。 良かったね。

 

次の文庫の日は、4月30日です。

ゴールデンウイークの真っ最中だけど、文庫は開いてます。

お暇ならどうぞ。(笑)

 

(芝 直子)

「たんけんライト」2016年4月2日 

今日のまゆーら 2016/04/05

今日はまたまた大入り満員。

実は今日の午前中、お寺で子どもたち向きの

『ちょこっとお寺体験 仏教あるある 忍者のおはなし会』があって、

大勢の子どもたちが参加したとの事。

 

その午後だから、今日はきっとお客無しだろうと予想していたのだけれど、

なんと皆さん、帰ってお昼を食べてからまた文庫に来てくれたらしい。

 

すごい精勤な! 一日お寺で過ごして、ご利益があるに違いない。

ひょっとして、文庫にも行ってやらねば芝さんのおばちゃんがひがむ、と

思ったとか? そんなことないからね。

 

大盛況で文庫に入りきれないと見たのか、お母さん方は本堂の前で集まって、

おしゃべりに花を咲かせていた。

 

子どもたちはと言うと、久しぶりに顔を見せてくれたけんたろう君のリクエストで

割り箸ピストルの工作に励む。

 

文庫の割り箸のストックが無くなっていて、申し訳ないことに

お孫さんを連れて遊びに来てくれていたお隣の「えっちゃんばあば」が

ご自宅からたくさん持って来てくださった。

 

それを使ってみんなに割り箸ピストルを教えて、なんとか完成。

嵐のようにいちどきに作業したら、写真を撮るのを忘れた。

今日は写真なしです…。

(サイト管理者注:教えていただいた割り箸ピストルが

手元にあったので写真を撮り掲載しました。)

IMG_1956

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、久しぶりに会ったけんたろう君に、

「大きくなったね。えらいご立派な体格になったんちゃう?」と余計なことを。

けんちゃんも「まあね」と笑ってくれた。

 

そのけんちゃんが、子どもの頃に文庫で好きだった本がある、と言う。

「えー、なになに?」 「たんけんライト」 

ほうほう。確かに面白いよねぇ。

 
WS000002

 

 

 

 

 

クロードデラフォッス作の『たんけんライトシリーズ』だ。

本についている紙のライトを挟んだら、まあなんということでしょう!!

あら不思議、見えない世界が見えてくるではありませんか。ってヤツ。

 

簡単な仕掛けなのに、びっくりしてハマること請け合いの本だ。

『からたたんけん』や『きょうりゅうたんけん』などたくさん。

私が好きなのは『うちゅうたんけん』かなあ。

 

さて、次回の文庫の日は花まつり。

お釈迦さまの誕生日をお祝いするお祭りで、

花御堂にお花を供えて誕生仏様に甘茶を掛ける日。

だから、どんなお花でもいいからお花を持って来てね。一輪でもいいよ。

 

それと、お昼ごはんには藤浪さん特製のカレーを頂くので、

自分の食べる分の白いご飯とスプーンを持って来てくださーい。

カレーが掛けられるような入れ物がいいな。

 

あと、忘れちゃいけないお楽しみは、今日も来てくださった

おはなしの忍者がまた来てくれることになりました!

楽しみだなあ。

 

次の文庫の日は、4月16日、11時からです。

  (芝 直子)

「かあちゃん取扱説明書」2016年3月19日 

今日のまゆーら 2016/03/23

 

 

『かあちゃん取扱説明書』って、なんだか聞いただけで面白そう!

最近トリセツ流行りだけど、やっぱりかあちゃんにもトリセツがあったらしい。

WS000000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いとうみく作の読みやすい本で、ぜひともゆきや君に読んでほしいと購入。

決して決して、ゆっくんママがトリセツ無しでは扱えないお人だと

いう意味ではありませんので、念のため。 むしろ逆。

 

冒頭は、授業で書かされた家族についての作文。

てつやは母ちゃんに日ごろ思っていることをズバズバ書いてみる。

そこだけ文庫で読んでみたら、ゆきや君と、お友だちの二人に大うけした。

 

僕には早く早くって言うくせに、出かける時に一番支度が遅いのは母ちゃんで…

という部分には大いに賛同の声が上がる。

 

そんなかあちゃんをどうしたら自分の都合のいいように動かせるか、

父ちゃんのアドバイスもあって、てつやは取扱説明書を作り始めるのだ。

それがかあちゃん取扱説明書。

パソコンやビデオも扱い方を間違えると壊れたり、動かなくなってしまうから。

 

そうやって成果が着々と上がり、僕の思い通りに母ちゃんを動かした…と

思ったら、最後にどんでん返しが待っている。

母ちゃんも、僕や父ちゃんのトリセツを持っていたのだ! やっぱり。

 

お母さんと言えば、今日の文庫はお母さん方で一杯だった。

子どもも、久しぶりのみきちゃん・みうちゃん始め、あいか姉ちゃんまで来てくれて

10人以上の子どもたちで超満員。

髭白さんが連れて来てくれた小さい姉妹の二人が埋もれてしまいそうだった。

 

何事かと思ったら、ワタシめの誕生祝いに集まってくださったらしい。

おいしいお菓子と、みんなからの心のこもったプレゼントやお手紙を頂いた。

そう言えば毎年頂いているんだわ。

 

前にあいか姉ちゃんが下さった精度の高い切り絵は、今もパソコンの前にある。

ホントにありがたいことです。

 

家に帰り、前に頂いた分を見ていたら、色々思い出して…。

みきちゃんたちはもう中学生になるので、多分文庫も卒業かも、とのこと。

 

うーんと小さい頃、おばあちゃんに手をひかれて遊びに来てくれたのに、

恥ずかしがりやさんで、絶対に文庫の中には来てくれなかった。

初めてみきちゃんが文庫に上がってくれたのは、何回目の事だったかしら。

 

今日は外にも出ずに、みうちゃんと二人でとても上手にピアノを弾いていた。

これからも、あいか姉ちゃんご同様、いつでもいらしてください。

IMG_20160319_150957

 

 

 

 

 

 

IMG_20160319_154102

 

 

 

 

 

 

 

写真は身動きできないほど人で一杯になった文庫と、

境内でだるまさんがころんだをする子どもたち。

 

髭白さんがきっちり参加して、遊んでくださっていた。

どうもありがとうございます。

 

お詫びを一つ。

文庫で話題になっていたように、NHKで『精霊の守り人』が始まります。

文庫にある守り人シリーズの第一巻が消えていたの、探したらありました。

去年読みたいという知人に貸して、うちに返って来ていたの!!

次回持って行きます。

 

みなさん、今日はどうもありがとうございました。

一人もお客がなくて、藤浪さんとおしゃべりして帰り、

このページも書かなかった前回とはエライ違いや。

 

次の文庫の日は、4月2日です。

(芝 直子)

「ふしぎをのせたアリエル号」2016年2月20日 

今日のまゆーら 2016/02/24

 

今日はものすごい土砂降り。

時々雷も鳴って、にぎやかでいい雨(?)だった。

その中をやって来てくれたみんなと、今日もプラバンで遊ぶ。

妙ちゃんがオーブントースターで焼いてくれるのを、真剣に監督する子どもたち。

IMG_20160220_153657

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ縮んでまた広がってきたよ。もうすぐ出来上がるよ!と。

他にも今日は嬉しいことがあった。

前回紹介した『西遊後記』を、ゆきや君が借りてくれた。

ただ、西遊記を知らないらしいのがちょっと不安なんだけど。

で、ハッと気がついたのね。

ホントにゆきや君もりこちゃんも、いつのまにかこんなに字が多くて分厚い本を

スラスラ読めるようになっていたんだ。

WS000000

 

 

 

 

 

 

 

 

ひょっとしたら、この二人なら『ふしぎをのせたアリエル号』、

読んでくれるのじゃないかしら。

本棚の一番上にある、ハリーポッターよりも分厚い本。

作者はリチャード・ケネディ。訳したのは中川千尋さんで、

中川さんが素敵な挿絵も描いている。

少女エイミイに本をずっと読んでもらったおかげで、

ある日奇跡が起きて、人間になった船長の人形キャプテンが、

反対に辛いことが続いて人形になってしまったエイミイを連れて、

海賊の宝を探して航海するお話。

振り仮名付きで読みやすいけれど、何しろ分厚過ぎて

誰かが読んでくれたらいいなと思って買ったものの、諦めていた。

いつか読んでくれる子がいたら、それこそ奇跡かも…と。

その奇跡が本当に起きるかも知れない予感を感じた今日でした。

児童文学としては多分40年くらい前に出た名作で、

男の子にも女の子にも楽しめると思う。

まあ慌てずに気長に奇跡が起きるのを待つことにしよう。

そう言えば、よくあるおもちゃで、黄色いゴムのアヒル、

ぷかぷか浮いて、押すとピーと鳴るあいつを見るたびに

私はこの『ふしぎをのせたアリエル号』を思い出す。

このお話の中では重要な役を担っていて、

「ふうん、お前はアレだな」と、色メガネで斜に見てしまうのだ。

IMG_20160220_155441

 

 

 

 

 

 

 

さてもう1枚の写真はカレーパンマン。

ご存じアンパンマンのお友だち。

絵を描いたのはりこちゃんで、ボタンで顔を作ったのはゆきや君。

側でさやちゃんが、ボタンを返してと怒っていたけど。

次の文庫の日は、3月5日です。

(芝 直子)

「西遊後記」 2016年1月30日 

今日のまゆーら 2016/02/02

久しぶりにゆきや君登場。
髪を切って、なんだかすっきり、シュッとして、立派な《少年》だ。
しばらく見ないとあっという間に大きくなるわ。
次に会ったら、《青年》だったりして。
…やめてよね。

無事受験を終えて、後は卒業式を待つばかりになったみきちゃんも来てくれた。
合格おめでとう。

今日は牛乳パックのペン立てを作りたいと思っていたのだけれど、
粘着クロスを切れるハサミがなくて、試作品段階で断念。
フッソコーティングのハサミを買ってきます!!

で、やっぱり今日の工作はプラ板に落ち着いた。
前回のリクエストにこたえて、すみっこぐらしなどの下絵を準備したし。

ゆきや君もみきちゃんも、みんな一緒にプラ板を作る。
流石にみきちゃんは細かい絵をせっせと描いていたし、
ゆきや君も難易度の高そうなルフィーを仕上げた。

たえちゃんが焼いてくれるので、すぐに作品になるのもありがたい。
前回に続いて今日の写真もプラ板です!

IMG_20160130_162128
 

 

 

 

 

 

さて、もう1枚の写真は、何かお分かりいただけるだろうか。
さやちゃんが「みんなに食べさせたい」と、わざわざ差し入れてくれた物。
とっても珍しい果物で、その名もスターフルーツと言うそうだ。

014 (3)
 

 

 

 

 

 

 

 

本当に輪切りにしただけで、こんなにきれいな星の形。
自然の造形の不思議に驚きつつ、みんなで試食した。

お味は、なんて言うか、甘くない梨というか、ちょっと甘いキュウリというか。
シャリシャリした歯ごたえで、見た目ほど甘くは無かった。

これを乗せたケーキがあるそうだが、それはきれいだろうな。
ご馳走様でした。

ところで今日のおススメ本は、ぜひゆきや君にも読んでほしい本。
斉藤洋作の『西遊後記』。ご存じ西遊記の続編という設定になっている。

WS000003
 

 

 

 

 

 

 

 

つまり天竺に行ってお経を持ち帰った、三蔵法師たちのその後。
西遊記は知っているかなあ。
孫悟空などが妖怪と戦って、天竺まで三蔵法師を護って旅するお話。

誰だ、ドラゴンボールか、と言う人は。
妖怪ウォッチでもないわ。
斉藤洋さんが『西遊記』本編もちゃんと読みやすくて楽しいお話で
書いてくれているから、そっちも買いたいんだけれど。

とりあえず今日はうちにある『西遊後記』のご紹介。
無事に花果山に戻ってサルたちの王に返り咲いた孫悟空が、
長安でお経を訳している三蔵法師のもとを訪れて…。

おかしいのは、立派な位や称号を与えられた孫悟空が、
かの暴れ者のサルのまま、ちっとも変わらないということ。

二言目には観音様のことを「あの観音の野郎」と口走って、
三蔵法師に叱られるし。
そう言えば、観音菩薩様って、男性だったのね。

西遊記のその後を描く外伝。
シリーズになっているので、誰か読んでくれそうなら全部買いたい。
絶対面白いよ。

さて、次回の文庫の日、私は仕事があってお休みさせて頂きます。
でも文庫は開いてるはずですから!

今日紹介した『西遊後記』①は、その次に持って行きます。

次の文庫の日は、2月6日です。
(芝 直子)