「雨やどりはすべり台の下で」 2016年8月20日 

今日のまゆーら 2016/08/23

 

 

夏休みもあと10日。

宿題なんてとっくに片付けたらしいお嬢さんたちと

今日はペンキと木の工作。

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こないだ文庫で見つけたミニチュアのテーブルと椅子のセットを

作ることにしたのだ。

 

チャッチャッと水性のペンキを塗って、乾かしている間にクッションを作る。

後は木をボンドで貼って組み立て、イスにはクッションを、

テーブルにはテーブルクロスを貼ったら完成だ。

 

久しぶりに顔を出してくれたはるちゃんが、手際良くペンキを塗り、

途中で説明を間違えた私のせいで、脚を反対に貼ってしまった時も、

謝る私に「失敗は成功のもとだから、いいよ」と言ってくれた。

優しいなあ。

毎日バトルしている学童保育の子なら、さんざん文句を言われるぞ。

 

きれいに出来上がった頃に、りこちゃん、

しばらくしてゆいちゃん、めいちゃんたちが来て、

みんな楽しくテーブルセットを完成させた。

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最後に並べて写真を撮ったけれど、テーブルに何も乗ってないのはさみしい。

暇があったら、上に置く物も作ってみたいな。

 

ところで前回の『天地のドラマ すごい雷大研究』の本を、

文庫に持って行くのを忘れた。

りこちゃんがもう雷が怖くなくなって、

本を見なくてもよくなってたらいいんだけど。

 

今日は朝からすごく悲しいお葬式にお参りしていて、

帰ってすぐに文庫に飛んできたので、一杯忘れ物をしたのよ。

椅子のクッションに使う綿も忘れて、ティッシュで代用したし、ごめん。

 

今回のおススメ本と一緒に、次回に持って行きます。

…って、また忘れそうだ、ヤバい。

 

今日のおススメは、岡田淳さんの、少し古い読み物だけれど、

『雨やどりはすべり台の下で』。

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団地の公園で遊んでいた子どもたちが、いきなりの雨で、

すべり台の下のトンネルに走りこむ。

 

そこで今公園で会った雨森さんについて、一人が経験した

不思議な話を話し始める。

 

話してみると、全員が雨森さんについての別々の不思議な体験をしていたのだ。

雨森さんは、本当は魔法使いなのか?

 

久しぶりに児童書で、静かな感動に浸りました。

ちょっぴり切なくて、でも不思議な本。

また誰か読んでね。

 

次の文庫の日は、9月3日です。

(芝 直子)

「天地のドラマ すごい雷大研究」 2016年8月6日 

今日のまゆーら 2016/08/07

 

 

今日のおススメ絵本は、かこさとし作の

『天地のドラマ すごい雷大研究(かこさとし大自然のふしぎえほん)』。

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雷の正体とは? あの音と光の仕組み、ついでに身の守り方…。

要するに雷は自然現象だよ、静電気と同じだよ、と

かこさとしさん流に解説した、やさしい科学絵本だ。

 

なぜこの本かと言うと、今日は午前中の晴天&猛暑が一変、

午後は雷が鳴り響いて大雨になったから。

 

特に雷がずっと鳴っていて、文庫に来るはずだったりこちゃんが

おうちから出られなくなったとのこと。

 

たまたま一人でお留守番をしていた時間だったので、余計に怖かったようだ。

かわいそうに。

 

「芝さんのおばちゃんは、雷が大好きで、鳴ってきたら喜んでしまうわ」と

文庫の唯一のお客だったさやちゃんに言って、笑われた。

さやちゃんも割と平気らしい。

 

でも確かに嫌いな人や怖い人にとっては、いきなり理不尽に轟音を響かせて

爆発みたいに光るヤツは、イヤだろうなあ。

 

せめて、雷は安全な所から見ている分には、怖くないよ…と描いている

かこさとしさんの絵本を勧めておこう。

手遅れでなかったら、また今度読んでみてね。

 

さてそんなお天気のせいもあって、今日のお客は

さやちゃんがしばらく居てくれただけ。

 

後は藤浪さんとおしゃべりしたり、棚に積みっぱなしにしていた

色んな工作材料を片付けて整理したりして過ごした。

 

あっ、その成果。

木で作る簡単なミニチュアのテーブルと椅子の材料を発掘。

 

前にやった残りだが、ペンキで色を塗って組み立てたら、

乾かす時間込みで1時間半位で仕上がるかも。

良かったらぜひ次回にやってみよう。

 

さやちゃんが大急ぎで帰ってから、写真を撮っていないことに気付いた。

だから今日は本の写真だけです。

 

次の文庫の日は、8月20日です。

(芝 直子)

「ねこざかなのはなび」2016年7月30日 

今日のまゆーら 2016/07/31

 

いよいよ夏休み。

季節に合わせて…と言う訳でもないけれど、

今日の絵本は、ゆきや君が読んでいた『ねこざかなのはなび』。

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度肝を抜く大胆な仕掛けの、わたなべゆういち作『ねこざかな』シリーズの中でも

『ねこざかなのはなび』は、音まで出るビックリの絵本だ。

 

花火の形に立ち上がるページを開くと、ふちが歯車状のギザギザで、

それがこすれ合って、音が出る仕組み。

結構大きい音で、びっくりしてしまう。

 

『ねこざかな』シリーズは、とにかくこれでもかと仕掛け満載の絵本なので、

買う時に、文庫ではすぐ壊れるかも…と心配したが、

みんな大事に使ってくれていて、きれいなままだ。

 

ふちのギザギザがすり減ってないから、いい音がする、と

一緒に覗いていた、しんみせのおばちゃんこと、

りこちゃんのおばあさんの言うとおりだ。

 

みんなが大事に見てくれるからか、それとも本棚に並んでいると

普通の背表紙に騙されて、中にこんなすごい仕掛けが隠れているのを

知らない人もいるのかも。

だったらもったいない! ぜひ手にとってページをめくってみてください。

 

さて、今日は久しぶりに顔を見せてくれたゆきや君と一緒に万華鏡作り。

キットがあるので、割と簡単に作ることができる。

 

思い思いにスパンコールや毛糸、カラーセロハンのかけらなどを入れて

外は自分の好きな模様で仕上げる。

ゆきや君はアニマル折り紙のひょう柄で、かっこいいのを作ったし、

めいちゃんのはヒヨコの写真がかわいい。

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並べて写真を撮ってから、中のきれいな所を写せないかと、

ゆきや君が私のスマホのレンズ部分に万華鏡をピッタリ当ててくれたら、

ご覧のように見事に撮影成功。

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ところで今日、お寺に鈴虫をたくさん届けてきました。

欲しい人には藤浪さんが分けてくれるとの事!

飼育ケースを持って行ったら分けてくれます。

8月9日に流しソーメンの会をするとのことなので、その時でもどうぞ。

 

ついでに鈴虫の飼い方と冬越しについて。

エサはナスビ・キュウリなどと、市販の粉末のエサか、かつお節の粉末などを併用。

うちの鈴虫は、たくさん出来すぎた苦瓜をもらってるわ。

でも食べてるのは中の白い綿の部分かも。

 

で、秋も深くなって成虫が死んでしまったら、死んだのは取り除いて、

土にたっぷりと水分をやってから、ビニールのごみ袋などで

しっかりとくるんで密封。

後は日のあたらない場所に保管するだけ。

 

翌年5月末位になったら、小さいのが生まれてくるので、ビニールから出す。

これだけなので、虫の音を楽しんだ後は冬越しにもぜひチャレンジを。

 

次の文庫の日は、8月6日です。

(芝 直子)

「マジックツリーハウス」2016年7月16日 

今日のまゆーら 2016/07/22

いよいよ夏休み目前。
楽しい予定を立てている子どもたちと、
今日はちょっぴり手の込んだ工作。
と言っても、まだ半分試作段階のをあれこれやってみたのだけれど。
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ハンドルを回すと、紙のチョウチョやまめうしくん等が
ペットボトルの中でクルクル回るというもの。
原理は簡単で、磁石の引きあう力と反発する力で回るのだ。

どんな種類や大きさの磁石がいいか、紙の人形は縦に吊るすか水平に吊るすか。
吊るすのはテグスか糸か。
条件を変えて作ってみるので、まあ試作品みたいなものだ。

とりあえずの結論として、紙は水平にして糸で吊るすのが一番よく動くかも。
でも子どもたちが作ったのは人形やウサギで、縦に吊るしたけれど、
それでも結構良く動いて、思わず笑ってしまうほど。

りこちゃんのウサギは、まあ大慌てでピョンピョン飛び跳ねて、
まるで「寝坊した、学校に遅刻する!」と言っているみたいだ。

絵を描くのがイヤだったらしいめいちゃんは、
赤の普通のマグネットでテントウムシを作って、吊っていた。
飛び跳ねないけど、クルクル回っていたよ。

みんな集めて写真を撮ろうとしたら、
なにしろ磁力で勝手にふわふわ動き続けるので、ぼやけてしまった。

さて、今日の本の紹介はりこちゃんママのリクエストの『マジックツリーハウス』。
メアリー・ポープ・オズボーン作のシリーズで、確か最新は40巻。

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以前映画にもなったから、名前は知っている方が多いと思う。
でも映画が良かったという話は、あんまり聞いた記憶がない。
やっぱり原作が読みやすいから、読んでみた方がいいのかもしれない。

この本を読んで、実際のツリーハウスに憧れたという子を知っているわ。
それに、本を開いて、その世界にタイムスリップしていくので、
歴史系や動物系など、いろんなジャンルのお話が楽しめる。

いくらなんでも40冊も文庫でそろえられないけれど、
図書館などで借りてみてください。
読みやすくて面白いです!

次の文庫の日は、7月30日です。
(芝 直子)

「もし…」2016年7月2日 

今日のまゆーら 2016/07/03

 

 

今日の絵本はちょっと不思議な本。

高木仁三郎作・中野ひろたか絵の、福音館書店月刊かがくのともの1冊で、

『もし… ―どっちのみちへいこうかな。ー』

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遊びに出掛けた男の子が、わかれ道で、公園に行く道と森へ行く道の

どちらかを選んで進んでいくと、更にまたまたわかれ道。

ハチに追いかけられて逃げる先は、公園から出る道? 町へ出る道?

 

面白いのは、あらかじめ自分でページを線の通りに切ってから読む本だという所。

始めは1枚のページが、最後は横長の8枚の場面に変わる。

自分が選んだ道に従って、その場面をめくっていく仕掛けだ。

 

因みに最後のページでは全部家に帰るのだけれど、泥んこになっていたり、

ハチに刺されていたり、あっ、子ネコを拾って連れて帰る絵もあるぞ。

 

文庫にあるのはずっと以前にどなたかにまとめて頂いた月刊誌なので、

ペーパーバックの物。

人気の物はハードカバーで後に出版されるシステムだったが、

さすがにこれは自分で切らなきゃいけないから、ハードカバーになったかどうか。

 

この本をめくって、なんか既視感を覚えたのは、朝のテレビで『今日の選択』という

歌をよく聞いていたからだと気がついた。 Eテレの0655。

あのピース又吉さんが、朝起きてから、朝食はご飯かパンか…

お出かけ着は普段着かヨソ行きか、今日のお共に持って行く本は太宰かカフカか…

 

選択によって次のシーンが変わっていくという歌だった。

結果、きれいなお姉さんに帽子を拾ってもらったり、鳥の糞を浴びたりする。

あれとおんなじだ。 っていうか、この本の初版は28年前なのだけれど。

 

なんだか脱線してしまった。

夏休みの工作の準備をしようとして、古い使いかけの粘土を見つけたもので、

今日の文庫は紙粘土の日。

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写真は今日もおそろいの服を着て、粘土のメモスタンドを作っている

ゆいちゃんとめいちゃん。いつもおそろいのかわいい服なのよね。

 

さやちゃんはいつも通りヒカリもの大好きの作品を作っていたし、

りこちゃんはマイペースでどんどん作り続ける。

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出来上がったカラフルな作品の数々。

着色は絵の具を混ぜて作っているが、手にとってグチャグチャ混ぜて、こねこね。

楽しいけれど、服に付かないか心配だわ。

 

次の文庫の日は、7月16日です。

(芝 直子)

「へんしんトイレ」 2016年6月18日 

今日のまゆーら 2016/06/21

前回とはうって変わって、静かな文庫。

ひたすら本を読むりこちゃんと、プラバンのお絵描きに夢中のさやちゃん。

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私もさやちゃんと一緒に、プラバンを作ることにした。

職場のトイレの鍵に付ける、キーホルダーのタグが欲しかったのだ。

 

プレハブの学童保育の建物にはトイレがなく、校庭のトイレに行くので、

戸締りの鍵が必需品。

開けた後、うっかり自分のポケットに入れてしまおうものなら、

閉める時に他の指導員が大探しする羽目になるのだ。

 

それでポケットに入らないように、でっかいウサギのぬいぐるみを

ぶら下げてあるのだが、ついでにトイレと書いたタグも欲しい!

 

「よし、トイレの鍵ってわかる絵を書くぞ」と、文庫でそれらしい絵本を探す。

何しろ子どもたちって、トイレだのウンチだのが出てくるお話が大好き。

 

パッと心当たりの本を集めてくれてビックリ。

ついでに言うと、二人が来た時に座る場所が毎回同じ所…と気がついて、

なぜかしらと、さやちゃんママと話したのだが、答えは明快。

 

りこちゃんは自分がいつも読む、お話の本棚の前に陣取るし、

さやちゃんは絵本の溢れた場所にまず座るのだった。

まぁ、文庫は狭いから、たいして場所に悩むこともないし。

 

その自分のテリトリーから、りこちゃんがパッと出してくれたのは、

ウンチが出来る仕組みの科学絵本。

多分タイトルは『うんこのできるまで』、佐藤守著。

 

一方、わたしと妙ちゃんがウンチの本と聞いてまず連想したのは、

ご存じヴェルナー・ホルツヴァルトの『うんちしたのはだれよ!』だった。

ウンチを頭に乗っけたまま、犯人捜しをするモグラ君の絵は忘れられない。

 

そしたらさやちゃんは、「絶対へんしんトイレ!」と言って、

あきやきただし作の『へんしんトイレ』を出してくれた。

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『へんしんトンネル』のシリーズで、子どもたちにも大人気の絵本だ。

まこちゃんが「まこまこまこ」と言いながらトイレに入ると、

コマになって出てくるとか、色んな物に変身する言葉遊びの絵本。

 

でもこの絵本に、普通のトイレやウンチの絵があったかなあと言ったら、

さやちゃんがかわいいウンチの絵を見せてくれた。なるほど。

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面白いから二つともプラバンにしてしまった。

モグラ君の方はちょっと強烈だから、他の指導員のひんしゅくを買うかも。

インパクトはあるんだけどなぁと、思案中です。

 

さて、ウンチに明け暮れて文庫はお終い。

ご協力ありがとうね。

 

次の文庫の日は、7月2日です。

(芝 直子)

「猫と五つ目の季節」2016年6月4日 

今日のまゆーら 2016/06/10

 

 

なんと今日は文庫が満員!

さやちゃんのクラスメートが二人、それぞれお母さんやきょうだいと一緒に

遊びに来てくれたのだ。

座るところも窮屈でお気の毒なくらい。

 

私はなるべく邪魔にならないように、隅っこの定位置に引きこもる。

そこはいつも座布団が何枚か積んであって、何だか牢名主のようだ。

もしくは最近はやりの『笑点』か。

 

みんなでお手本の順番待ちをしながらプラバンをする。

たえちゃんにトースターで焼いてもらい、可愛いのが出来た。

直前に使った名残か、トースターからニンニクっぽい

香ばしいにおいが立ち込めたのはご愛敬。

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写真はみんなでプラバンに絵を描いている所と、

その後、ドールハウスで夢中になって遊んでいる所。

お嬢さんばっかりで、なかなかにぎやかだ。

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いつもの常連さんたちは、ひたすら本を読んでいる。

雨模様で蒸し暑い文庫にも網戸が入ったし、いい感じだ。

 

「蒸し蒸ししてきたね。6月4日だけに…」と

柄にもなさそうな駄洒落を言ってくれたのはりこちゃんママ。

 

そのりこちゃんママが、私に貸してくれたのがこの本。

お知り合いのシンガーソングライター、山田稔明さんの書いた

自伝的小説『猫と五つ目の季節』だ。

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うちには現在9匹のネコがいるので貸してくださったもので、

「よくある猫本の一つだけど」との注釈つきだったが、

読み始めたら止まらなくて、その夜のうちに読んでしまった。

 

三毛猫ポチ(!)との13年間の暮らしを、

悲喜交々の赤裸々なエピソードで綴った本で、

ネコ飼いのあるあるから始まって、別離の悲しみ、新しい出会いで終わる。

 

生き物が死んで行くのは避けられないことだけれど、慣れることは出来ない。

うちにも、今まで旅立った7匹のネコたちの思い出があることを、

しみじみ思いだしながら読んだ。

 

病気でだんだん弱り、静かに息を引き取ったネコもいれば、

ベランダの高い手すりから落ちるという、ネコにはあるまじき事故で

私の腕の中で一瞬の死を迎えたネコもいた。

一つ一つ書いてたら紙面が足りなくなってしまうわ。

 

今いる9匹に手を焼いて振り回されている日々も、大切な日々だと再認識。

貸して下さってありがとう。

 

次の文庫の日は、6月18日です。

(芝 直子)

「うみの100かいだてのいえ」2016年5月21日 

今日のまゆーら 2016/05/25

境内でウグイスがひっきりなしに鳴いている。

よく晴れて夏のように暑い日だ。

 

「ウグイスを見に行こう」と言うのは、めいちゃん。

うーん、それはちょっと難しいぞ。

草むらの中で隠れているし、きっとめいちゃんの足音で逃げてしまうわ。

 

諦めてもらって、文庫で遊ぶ。

めいちゃんがこの前借りていたのは、『うみの100かいだてのいえ』。

いわいとしお作のシリーズ第3作だ。

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『100かいだてのいえ』、『ちか100かいだてのいえ』と来て、

次が『うみの100かいだてのいえ』。

船の上から女の子の大事な人形が海に落ちてしまい、潜っていってしまう。

 

お人形のてんちゃんは、無事に女の子の元へ帰れるのか、

海の中の生き物たちの家をいくつも通って、どんどん深く潜っていくと…。

ラッコやイルカ、チョウチンアンコウにヒトデなど、細かい絵に見どころが一杯。

 

そう言えばずっと前、『100かいだてのいえ』を買った時、

ついてた読者カードかなにかに、自分のイラストを応募できる企画があって、

いっと君のイラストがインターネットのサイトに載ったのを思い出した。

読者から集まった、ユニークな100かいだての家が出来てたっけ。

 

さて、写真は今日の賓客!!

大昔(ごめん)文庫に通ってくれていた、せっちゃんがお子さんと来てくれた。

名乗っていただくまで分からなかったわ。

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せっちゃんは、確かどこぞのすごい大学に行って、理系女子として

地球物理学の研究をしていると、昔、和子さんに聞いたのを思い出した。

冬野からそんな人がでるなんて、

隣家の子が金メダリストになったようだと感じたものだ…。

 

壁の色あせた[1000冊になったおともだち]の張り紙に、

名前があるのを見たり、昔の文庫新聞を見たりしていたら、

せっちゃんがぐりとぐらの指人形を「懐かしい!」と言ってくれた。

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そう言えばこれも昔から文庫にある。

よその文庫の人が資金集めのバザーをした時に、手作りで出品されていた物だ。

 

手にはめて、はるかちゃん(おっ、うちの長女とおんなじ名前)をあやしてみた。

泣かれへんかなぁと、おっかなびっくり。

ぷっくりとして色白で可愛い赤ちゃんだった。

文庫に赤ちゃんがいるのは久しぶりだわ。

育休中でお里帰りしているとのことだから、またいつでも遊びに来てください。

 

そのせっちゃんに、地球の公転について何か質問していたのはりこちゃんママ。

すごいな、私だったら質問する事柄さえ考えられないぞ。

 

次の文庫の日は、6月4日です。

(芝 直子)

「10ぴきのかえる」2016年5月7日 

今日のまゆーら 2016/05/09

ゴールデンウィークの谷間と言うか、終りというか、中途半端な土曜日。

皆さんは最後の行楽を満喫しにいらっしゃってるらしい。

でもりこちゃんとさやちゃんが来てくれた。

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のーんびりと文庫で本を読んだり、工作をしたり

実にゆっくりと時間が流れる。

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写真はママに本を読んでもらうさやちゃんと、

『妖精の家具おつくりします』を夢中で読んでるりこちゃん。

『なんでも魔女商会』シリーズの、あんびるやすこ作の本だ。

 

ところで今日紹介するのは『10ぴきのかえる』

間所ひさこ作の絵本で、文庫が始まって間もない頃からずっとある。

それをさやちゃんが見つけて、ママに読んでもらっていたのだ。

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四角いコンクリートの池に入れられた10匹のオタマジャクシが、

生まれ故郷のひょうたん沼に帰ろうと、カエルになって池を飛び出す話。

途中こわい敵に会ったり、危ない目にあったり…。

 

そう言えば30年前(?)、うちの子どもたちもこの本が好きだった。

ハラハラドキドキしながら、何度も読んでいたのを思い出す。

面白い絵本って、年月を超える。

 

こんなに古くからある本でも、本棚にさえ入っていれば、

また誰かの目に止まって、手に取ってもらえることに感動した。

 

さて、境内の上の山では石積みの工事中らしく、職人さんの声が降ってくる。

お世話様です。

 

今日はひたすらのんびり、文庫らしい時間が過ぎました。

 

次の文庫の日は、5月21日です。

(芝 直子)

「プカプカチョコレー島 2」2016年4月30日 

今日のまゆーら 2016/05/04

 

 

第5土曜日で、しかもゴールデンウィーク。

お客は無いだろうなあと思っていたら、ゆいちゃん・めいちゃん姉妹をはじめ

いつものみんなの顔が! ようこそ。

 

ミニチュアのプレゼントや、手提げ袋など、女の子が喜んでくれそうな工作をする。

手提げ袋の高さは5センチくらい。

その中に、きれいな包装紙に包まれたプレゼントがいくつも入っている。

もっともそのプレゼントの中身はヒミツ。開けちゃダメ。

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それからくるみボタンキットで、あっという間にできるボタンを作った。

写真は自分で作ったくるみボタンをヘアピンに付けたもの。

ヘアゴムに付けてもいいし、本物の手提げ袋にぶら下げて

アクセサリーにする手もある。

キットは百均で売ってるから、好きな端切れで作れるよ。

 

さて、皆さんの出足がゆっくりだったので、そうこうしているうちに4時半。

今日は宿題の『うち読』で読む本を借りるんだと言っていたゆいちゃんが

急いで選んだのは、原ゆたか作の『プカプカチョコレー島』のシリーズ。

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面白いし、字も大きいから、あっという間に読めてしまうわ。

シリーズ5冊くらい借りてくれたけど、連休中に絶対読んでしまうと思う。

どっちかと言うと、めいちゃん向きだったかも。

 

何しろチョコレートでできた島が世界のあちこちを漂うお話。

天才発明家のビター博士の発明したチョコメカが壊れて、

チョコレートの島になって博士や孫の兄妹を乗せて冒険するというのだ。

同じ作者の『かいけつゾロリ』よりも読みやすい気がする。

 

そう言えば、宿題の『うち読』に、字の無い絵本を選んで机に積み上げ、

せっせとめくっては、ノートに書いていた学童保育の子どもたちを思い出した。

 

なんにしろ、宿題で本を読ませるというのは、

確かに一つのきっかけにはなるけれど、強制されるのはあんまり楽しくないかも。

 

まあいいや、私は、色んな楽しい本があるよ、

その本の中には色んな世界があるよ、と知ってほしくて、

子どもたちの側に本を置いておきたいだけなので。

 

さて時間になって私が先に帰った後、写メが届いた!

境内で残って遊んでいた子どもたちが、石段横の金柑を使って遊び、

ゆいちゃんは金柑に松葉を刺して、こーんなネコの顔を作ったそうな。

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ぜひとも芝さんに見せよう、と送ってきてくれたので、感激して、

了解を得て載せさせてもらった。

すごいかわいいネコ! 黄色いネコだ!

 

次の文庫の日は、5月7日、来週です。

(芝 直子)