たんけんライト

今日のまゆーら 2010/02/20

今日は文庫に新しいお客さん!
えみちゃん、ふみちゃん、なみちゃんの三姉妹だ。
みんなとっても個性豊かでかわいい女の子。

そこへいつものみきちゃん、あいかちゃん、
さやちゃんが加わって、今日は女の子の日。
お雛祭りも近いからなぁ。

そう言えばさやちゃんは明日、
初節句の記念撮影に行くとのことだ。

なのに文庫の本棚にぶつかって、ほっぺたに
内出血してしまった。

あわててほっぺたに冷えピタを貼る妙ちゃん。
まあ、やんちゃの記念撮影ということで、それもアリ。

今日持って行った新しい本は3冊。
『たんけんライト⑤ どうくつたんけん』は、
付属のライト風の厚紙を挟むだけで、あら不思議、
洞窟の中の色んなものがライトに浮かぶ。

単純な仕掛けのくせに、目からうろこの面白さだ。
このシリーズは他にも『夜のいきものたんけん』とか
『きょうりゅうたんけん』など色々あって、
学童保育の教室でも引っ張りだこの人気だ。

他に持っていったのは、偶然どちらも縦に開く絵本で、
いわいとしお作の『ちか100かいだてのいえ』と、
ローラ・M・シェーファー作、バーバラ・バッシュ絵の
『うえにはなあに したにはなあに』。

どちらも、縦開きならではの画面のつながりと
広がりが楽しめる絵本だ。
『ちか100かいだてのいえ』では、あちこちに
ちりばめられた場面をじっくり見ていく
発見の楽しさがある。

『うえにはなあに したにはなあに』の方は
縦開き全面を使ったダイナミックな絵と、
次の場面を子どもたちに答えてもらう楽しさを満喫。

今日は新しいお友だちとこの本で盛り上がり、
工作をしたり、境内で「だるまさんがころんだ」を
したり…、あっという間に時間が過ぎてしまった。

さあ、またこの次に。

そうそう、越後屋さやちゃんは、とうとうドールハウスに
手が届くようになりました!
うわぁお。

次の文庫の日は、3月6日です。
  (芝 直子)

十王の話

今日のまゆーら 2010/02/06

今日は、いつものお客のみきちゃんのいとこ、
みうちゃんが来てくれた。

田辺に住んでいるので、久しぶり。
前に見た時より、ずいぶんお姉さんになっている。
そのはずで、つい先日弟が生まれたとか。

「だいちって言うの」と教えてくれた。
それはおめでとう!!

ついでに言わせてもらうと、先月のこのページで
『うちにも初孫、来ないかなぁ、コウノトリさん』
と書いたら、ホントに来てくれた!
うちにも9月に赤ちゃんが出来ることになりました。

でもそう言うと、みんなの返事が
「また?」
「ネコ?」

「おばちゃん、今度はしっぽ、ないのにねぇ」と
たえちゃんが慰めてくれた。
ホントです、しっぽはありません。たぶん。

唯一、藤浪さんだけが息子に赤ちゃんが出来る、と
すぐ理解してくれた…。 ありがとう。

今日はみうちゃんとあいかちゃんが、
ブンブンゴマを作った。

はじめてブンブンゴマを作ったみうちゃんは、
その後ずっと頑張って、上手に回せるようになった。
すごい頑張り屋さんでびっくり。

そして工作に熱中しているみんなの横で、
いっと君がひたすら本を読んでいる。

のぞいてみたら、どえらい古い(?)仏教絵本だった。
仏教の教えをマンガで書いたシリーズで、
いっと君のお気に入りは、その中の一冊の
『十王の話』という地獄の話だとか。

確か三十数年前の、文庫開設時からあるぞ。
文庫の本はたいてい読んでるけど、
このシリーズは見たことないなあ。
また見てみよう。

ところで、鼻をつまんで「まゆーら文庫」と言うと、
なんと聞こえるかと、みんなでチャレンジして
大盛り上がりした。

そうです、「まゆーらウンコ」と聞こえます。

これはよその文庫の人に教えてもらったネタでした。

次の文庫の日は、2月20日です。
  (芝 直子)

かならず折れるおりがみ 1 2

今日のまゆーら 2010/01/30

今日は、妙ちゃんとさやちゃんが風邪でお休み。

その分、みきちゃんとあゆみちゃんの年長コンビが
お遊戯会の歌を大声で披露してくれて、
とってもにぎやか。

あんまり大声過ぎて、
「うまいのかどうか分らん」
と、きょうた君ママのお言葉だけど。

目一杯折り紙をひろげて、今日は折り紙で遊ぶ。
年長コンビの二人が、折り紙をたくさん使って作る
ユニットの作品にチャレンジしていたためだ。

あゆみちゃんはリースを、みきちゃんは桜の花を
最後まで頑張って作り上げた。

どっちも『かならず折れるおりがみ』という本に
載っていた作品。

この本(1と2がある)と、『伝承おりがみ』Ⅰ,Ⅱ,Ⅲは、
まゆーらの折り紙のバイブル。

オーソドックスな作品が多くて、
「リボンを折りたい」とか
「風船の折り方、教えて」
と言われた時などに役に立つ。

難しすぎないところもGood。
難しいと、ワタシの手に負えないものなぁ。

ついでに簡単かざぐるまも作って、記念撮影した。
きょうた君はとても手際がいい。

ゆきや君のおでこは何かの飾り。
いっと君直伝の、セロテープ直張りだ。

写真を写そうとしたら、照れちゃって
なかなか顔をあげてくれない。
そうっと顔を出したところを激写!

「次なにしよう」と言うみきちゃんに、
「本、読もうか」と言ったら、
「外で遊ぶ」と逃げられた。

面白い本、一杯あるんだけどなぁ。
代わりにきょうた君ママが
「100階だてのいえ」を読んでくれた。

本もぜひ借りて帰ってね。

次の文庫の日は、2月6日です。
  (芝 直子)

いないいないばあ

今日のまゆーら 2010/01/16

新年はじめての文庫の日。
久しぶりに単車に乗ろうとしたらエンジンがかからず、
ちょびっと遅刻。
駆けつけたら、いっと君が看板を出してくれていた。

いつものメンバーの他、久しぶりにきょうた君、ゆきや君の
兄弟も来てくれ、とってもにぎやか。

さやちゃんがよちよち歩いていて、びっくり。
さやちゃんはこの頃『いないいないばあ』の
本がお気に入りだそうだ。

おうちで妙ちゃんが読むと、きゃあきゃあ笑って、
次のページを待ちきれないとか。

「いないいない・・・」のページでは、
絵本の後ろをのぞきに来るらしい。

んなら、私もさやちゃんに喜んでほしい、と邪心を
起こして本棚を見たけど、見当たらない。

確かにあったはずだが、行方不明だ。
まあ、そんな本も幾つかある気がする。

伊藤忠で助成金を頂けるので、新しい本ばかりでなく、
「この頃見ないけどぜひ欲しい」
「あるけどボロボロ」 と言う本も買える。

定番の『いないいないばあ』だけでなく、
最近、赤ちゃん絵本のいいのがたくさん出てるし、
ぜひ一杯買おう。

でもその頃には、さやちゃんは赤ちゃんじゃないか?
それでもいいから買っておこう。
他の赤ちゃんが来るかもしれないし。

「そうなったらいいねぇ!」
と妙ちゃんと笑ってしまった。

赤ちゃん、来てね。
どなたの赤ちゃんでも、赤ちゃんって
見てるだけでとっても幸せな気がするから。
(ウチにも早く初孫こないかなぁ、コウノトリさん。)

さて今日の工作は一応、コップねこ。
ストローを吹くと、紙コップからビニール袋のネコが
モコモコと出てくるヤツだ。

写真はきょうた君とゆきや君のコップねこ。
それと、ちゃんと袋の顔が分かるように見せてくれた
あいかちゃんの作品だ。

ただしあいかちゃんのは、ネコじゃなくて、
愛犬のモコらしい。
ネコとイヌの絵の違いは、ひげの有る無し?

「モコにひげはある?」
「毛がもこもこで、分からん」
なるほど。

ちなみにみきちゃんの作品は、リスだった。
今年も一杯楽しい事があるといいね。

次の文庫の日は、1月30日です。
  (芝 直子)

恐竜の大陸

今日のまゆーら 2009/12/19

大ニュース!!
伊藤忠財団から、補助金を頂けることになりました。
本代27万円と、工作などの材料費3万円です。

やったー、と妙ちゃんと大喜び。
やって来たみきちゃんのママに報告する時も、
二人ともつい、ニマニマ、フニャフニャ…。

思わず顔が緩みっぱなし。
「本、一杯買えるでぇ。何がいい?」
  
いっと君のリクエストは
「トリケラトプスのシリーズと、
ウォーリーの新しいのと、
怪傑ゾロリの全部!」

「よしよし、買おう買おう」

気前よく返事してたら、妙ちゃんが
「それからピアス!」
ん?

いっと君の言うトリケラトプスのシリーズとは、
黒川みつひろ作絵の『恐竜の大陸』のこと。
人気の絵本だ。

恐竜と言えば、文庫の科学のコーナーにある
『図解きょうりゅうのふしぎ』は、今の学説とは
掛け離れた古い内容の本だけど、それも新しく買える。

他にあれもこれもと、楽しい胸算用でわくわく。
久しぶりに選書の醍醐味を味わえそうだ。

ところで写真は、妙ちゃんの背中から手をのばして
絵本をまき散らしているさやちゃん。

工作をしていても、すぐ横から手を出して来て、
皆を困らせるので、とうとうおんぶされたのだけれど、
なんのその。

この頃のさやちゃんには『越後屋』というあだ名がついた。

「越後屋、お主もワルよのぅ」

もう一枚の写真は、いっと君が作ったプラスチックの絵。
使い捨てのプラスチック容器のふたに絵を描いた、
究極のエコ工作だ。

今日は、何ヶ月振りかで文庫に来てくれた
そうたアニキもいて、とても賑やかだった。

いつもながらの緻密な絵「市街地!」を
すらすらと描いていた。

時々雪がちらつく境内で「ボールしよう」
と言ういっと君の提案は、みんなにあっさり却下され、
暖かい文庫の中で遊びました。

さて、皆様よいお年を。

次の文庫の日は、1月16日です。
  (芝 直子)

ひょろひょろ山の火

今日のまゆーら 2009/12/05

もうすぐクリスマス。
ということで、今日はまつぼっくりのクリスマスツリーを
みんなで一つずつ作った。

着色したまつぼっくりにビーズやスパンコールを飾り、
綿を乗せたら完成。

何年か前にも作ったので、
「トイレに飾ってるわ」と妙ちゃん。
今年のもどこかに飾ってみてね。

ところで、あいかちゃんがミニチュアの本棚から
小さい絵本を出して来て、「読んで」と言う。

私の作る偽物のミニチュア絵本じゃなくて、
うんと昔、買ったか貰ったかした本物の小さい絵本。

徳田純宏作・阪口真智子絵
『ひょろひょろ山の火』だ。
手のひらサイズで、モノクロの挿絵が付いている。

嵐の夜、灯をともして船乗りたちに港を知らせる
不思議な山の火の正体は…。

ちょっぴり悲しい、切ないお話だった。

驚いたのは、その絵本の後ろに貼っている
返却期限カードの日にち。

初めに借りた子の日付は、昭和54年10月31日。
30年前だ!!

あいかちゃんのお母さんが4歳の時だ、と
話が盛り上がり、たまたま見つけた古い写真で
更に盛り上がる。

昭和58年夏のまゆーらパーティーの写真で、
あいかちゃんのお父さん・たかあき君はじめ、
たくさんの子どもたちが腹話術を見ている
写真が落ちていたのだ。

多分壁の写真額の一枚が外れていたらしい。

あいかちゃんが「ただき兄(にい)にそっくり!」と叫び、
芝さんも若い、とか、これは○○ちゃんだ、とか、
たえちゃんと昔を懐かしんだ。

今日はそのただき兄も文庫に来ていて、
そういえば似てる、と納得してしまった。

その時のまゆーらパーティーの集合写真を確認すると、
なんと59人もが参加している。

その子どもたちの二世が今のお客だものなぁ。
芝さんも年をとるはずだわ。

次の文庫の日は、12月19日です。
  (芝 直子)

サンタクロースと小人たち

今日のまゆーら 2009/11/21

今日はけんたろう君が、七五三帰りに羽織袴の正装で登場。かっこいい!!

そのけんたろう君を、あゆみちゃんが作った
工作の『ハチの袋』で歓迎した。

開けたらすごい音がする封筒を、おっかなびっくり
のぞくけんたろう君のリアクション!

一番驚いたのは、一緒にのぞいたお父さん、との話も
あって、まずは大成功。

写し絵をしようと、絵本を物色しているあいかちゃんに、
妙ちゃんが勧めたのが
『サンタクロースと小人たち』。

マウリ=クンナス作の、とてもキュートな
サンタクロースが出てくる絵本だ。

フィンランドのコルバトントリという所には、サンタクロースと、大勢の小人の住む村があり、みんなでクリスマス用のプレゼントを作る仕事をしているのだ。

クリスマスの夜には、世界中の子どもたちに届けるために忙しいサンタクロース。

一晩中、寒いそりに乗っているのがつらいので、
背中にリューマチの薬を塗って行くそうな。
ご苦労様です!

それから境内で、『だるまさんがころんだ』をして遊ぶ。

ちなみにこの遊び、地域によっては
『坊さんが屁をこいた』とか、
『兵隊さんが通る』とか言うらしい。

ここでは由緒正しい(?)和歌山版
「だるまさんがころんだ」。

境内の石畳がちょうどいいコースで、みんなで
楽しく遊んだが、私はパス。

きのう学校の運動場で子どもたちと鬼ごっこをして、
転んでひざを怪我したため。

ズボンは破れるし、散々だった、と家でぼやいたら、
「ちょっと(年を)考えて遊べ」と息子に意見された。

「すっ転ぶほども走るから」と、娘も言うが、
必死に走らないと鬼に捕まるじゃないか!

「だるまさんがころんだ!」で、
必死に鬼に向かって走り、すぐ「いっと君動いた!」
と言われているいっと君を応援します。

次の文庫の日は、12月5日です。
  (芝 直子)

どうぶつのおかあさん

今日のまゆーら 2009/11/07

今日の文庫はカッパの日。
三角形の紙2枚を組み合わせて作る、
ちょっと面白い工作だ。

指ではさんで、口をパクパクさせる簡単バージョンから、
舌を引っ張るとパクッと噛みつく上級バージョンまで。

写真は、カッパに仕込む輪ゴムを、
ピンセットで必死に掛けている妙ちゃん。

写真を見たご本人いわく、
「これ、私ではない。
もっと若いはず!」

まあそんなこともあるわな。

お客はいっと君兄妹と、みきちゃん、あゆみちゃん、
それにあいかちゃん。

カッパを作り、それから新聞紙で作ったボールで
境内でキャッチボールをした。

受け損ねて、手洗いの中に水没したらアウト。
ゴミにしてしまった…。

ところで夏前に、生命保険協会が読み聞かせ用の
絵本を抽選でプレゼントしてくれるという企画があり、
適当に3冊選んで応募したのが、当たった!

『どうぶつのおかあさん』 薮内正幸
『ごきげんなすてご』 いとうひろし
『だいじょうぶだいじょうぶ』 いとうひろし

『どうぶつのおかあさん』は、お母さんがこどもを
どうやって運ぶのか、イラストで描かれていて、
見ていて楽しい絵本だ。

うちの物置に放置されていた子ネコたちは、
きっとお母さんネコが、産んですぐのを
くわえて運んできたのだろうなあ。

順調に成長しています。
里親さん、いませんか…。

「次の文庫の日は、11月21日です。
  (芝 直子)

もりのドギマギ

今日のまゆーら 2009/10/31

あいまいなままだった絵本の名前が判明。

以前このページで、うろ覚えで書いたけど
パソコンでヒットしない、と言った本は、
『森のガオガオ』ではなく、舟崎克彦作の
『もりのドギマギ』だった。 

なんてこった。全然違うじゃないか!
なんたる記憶力の無さ…。
主人公の名前まで間違っていて、へこんでしまった。

それを文庫で見つけて、いっと君ママの妙ちゃんが
子どもたちに読んでくれた。

「なんでドギマギは、元の姿に戻れないの?」

うーん、何でだろうね。
お姫様が大好きだからかな。

聞いてくれたのは、今日初めて文庫に来てくれた
あゆみちゃん。
いつものメンバーのみきちゃんのお友だちだ。

二人は同じ幼稚園のクラスで、同じ日に生まれ、入学に備えて用意したランドセルも、同じ水色だとか。

他にも今日は、妙ちゃんのお知り合いのご家族が見えた。
お父さん、お母さんと、一歳になったばかりの
りこちゃんだ。

お父さんは本職のイラストを描かれる方で、
みきちゃんたちが作っていた工作用に、
ハロウィンの絵を描いてくれた。

牛乳パックの絵合わせキューブだが、
カレンダーのクマのきれいな写真を貼って、
とても素敵なのが出来た。

で、空いた所にプロの絵を…と思ったのだけれど、
結局、見ているうちに自分でも描きたくなった
あゆみちゃんもみきちゃんは、自作の絵を貼った。

だから、せっかく出来上がったプロのイラストは、
めでたく二人のお土産にすることに。

ありがとうございました。

ところで、りこちゃんと言う名前は、みきちゃんの
妹とおんなじだ。

せっせとみきちゃんらが工作をしている側で、
マジックを持って行ったり、ボンドを口に入れたり。

いろいろかき回してくれる。
いやぁ、口がくっついたらどうしようと思ったぞ。

「みきちゃん、りこちゃんという子に悩まされる
運命なのね」と妙ちゃん。

お迎えにきた、妹の りこちゃんも文庫に入って来て、
文庫は二人の りこちゃんの天下…。

あゆみちゃんも、りこちゃんズも、また遊びに来てね。

次の文庫の日は、11月7日です。
  (芝 直子)

ぶんぶん ぶるるん

今日のまゆーら 2009/10/17

今日も少し大きくなった子猫3匹を連れて、文庫へ。
いっと君が発泡スチロールで、子猫用フィールドを
作ってくれたので、しばらくその中で運動会をする。

いっちょまえにおしっこを飛ばすし、ミルクの量も増えて、
ますます手がかかる。

さやちゃんを抱いて子守をしている藤浪さんと、
おんなじ境遇みたいな気が…、あ、いや、失礼。

今日の工作は、沖縄土産の『ハブの卵』をもじった
びっくり工作。

ただし一年生とかには、ハブの卵と言っても怖さが
伝わらないので、改名して『ハチの袋』。

ハチが入ってます、と書いた封筒を開けると…!
ま、あとは開けてのお楽しみ。

それで封筒の表に、ハチの絵を描きたいのだが、
ハチの絵…。

ハチの出てくる絵本はないかと、文庫で大探ししたら、
見つけたのが、『ぶんぶん ぶるるん』
バイロン・パートン作、てじまゆうすけ訳の絵本だ。

一匹のミツバチが牛のお尻を刺して、怒った牛が
雌牛に八つ当たりして、その雌牛がミルク絞りの
おばさんに当たって・・・。

どんどん八つ当たりが繋がっていくお話。

でもその絵本を見て私が描いたハチの絵より、
いつものことながらいっと君がすらすらと描いた
ハチの方が、《怒れるスズメバチ風》で迫力満点
だったけれど。

それから、山の上の畑でコオロギとりをする。
久しぶりの山の上は、お昼の雷雨がウソのように
晴れて、すっかり秋の空気でいい気持だった。

いっと君が捕まえたコオロギの遊び場を作って
やるのだと、みきちゃんと二人で畑に穴を掘った。

次々に穴が増えて中でつながり、プレーリードッグタウン
ならぬ、コオロギタウン。

コオロギは迷惑だろうなぁ。

次の文庫の日は、10月31日です。
  (芝 直子)