「ぼくはモンスターのとこやさん」2016年10月1日
2016年10月02日 近隣の小学校の運動会が重なって、今日のお客はさやちゃん一人。
プラバンに絵を描いて、せっせと色塗りをして遊ぶ。
それから久しぶりにリクエストに応えて、絵本を読んだ。
さやちゃんがまず選んだのはマシュー・マケリゴット作の
『ぼくはモンスターのとこやさん』。
パパが営業している床屋さんのお店で、満月の夜だけ
「ぼく」がこっそり床屋さんを開く。
迎えに来るのはドラキュラで、なじみのお客はみんなモンスター。
怪物たちだって、月に一度は散髪したいから、次々にお得意さんがやって来る。
一つ目の大男やフランケンシュタイン、妖婆、首が取れる男まで、
それぞれにふさわしい髪形にカットするのが腕の見せ所らしい。
見た者を石に変えるという、髪の毛が蛇のメドゥーサが来た時は、
しっかり目隠ししてカットしているし、なかなか大変そうだ。
使うのは、げろげろシャンプーや、くさくさワックスなど、モンスター専用品だ。
翌日、きれいに片づけられた店で、何にも知らないパパが床屋さんのお仕事。
でも最後のページに、よく見ると、でろでろトニックが残っていて、
パパの手はそれに向かって伸びている。
「この後どうなるのか、ものすごく気になるわ」とさやちゃん。
うん、私も気になるよ。
久しぶりにさやちゃんにたくさん絵本を聞いてもらえて、うれしかったよ。
次回の文庫の日は、私の学校の運動会。
遅刻しますが、必ず行きますので、待っててね。
次の文庫の日は、10月15日です。
(芝 直子)