「めっきらもっきらどおんどん」 2020年2月29日
2020年03月01日 2月29日。
2月なのに第5土曜日まであるという珍しい日に、
雨の中を女の子たち4人が来てくれた。
例の新型コロナウイルスの騒ぎで、学校が来週から休校になるという
非常事態なんだけど、とりあえず文庫はいつものように開いている。
「お母さんが、家で読む本をたくさん借りて来てと言った」とのことだ。
なるほど、どこへも行けずに家で過ごすから。
県立図書館の児童書貸出数も増えているらしい。
しかし学童保育は反対に長時間開けろと言われているから、
私たち学童保育の支援員は、通勤電車のお父さんたち並みに
感染の危険があったりして、と思う。
もしかして私が来ると文庫も感染リスクが上がるのではないかしら。
前例のない事だらけで、よくわからないけれど、
私が居たらヤバそうだったら、文庫は藤浪さんにお願いして
本だけたっぷり貸し出してもらおうか。
そうならない事を祈ります。
さて今日は雨の中を来てくれた子たちと一緒に、本を読んだり、
ミニチュア絵本を作ったり。
あ、ののかちゃんは一人でジグソーパズルにチャレンジしていた。
『めっきらもっきらどおんどん』は、長谷川摂子作の絵本で、
はるちゃんが大好きだと言ってくれた本。
いいよね!と言う訳で、この本を知らなかった後の子たちにも
聞いてもらいたくて、読み聞かせをした。
「ちんぷくまんぷく…」で始まるでたらめな歌を歌ったかんたが、
神社の木の穴に吸い込まれて、不思議な世界で妖怪三人組と遊ぶ。
ダイナミックな絵と、最後は「おかあさん」と言う言葉で
元の世界に戻ってしまうのだが、それも何だか安心だ。
私が作ったこの本のミニチュアが、ドールハウスに入っていて、
みんなでミニチュア絵本作りになったのだ。
作り方は簡単で、一年生でもスイスイ出来る。
作ったミニチュア絵本と、たくさんの本を持って、
ののかちゃんたちはお迎えに来てくれたお父さんと帰って行った。
次は3月の第一土曜だから、来週になる。
またみんなで遊べたらいいね。
因みに、今年の花祭りは4月4日(土)との事です。
その頃には新型コロナの騒ぎが落ち着いているといいのにね。
次の文庫の日は、3月7日です。
(芝 直子)