「おばけのひやめしや」 2026年6月20日 

今日のまゆーら 2026/06/30



今日は梅雨らしく雨降り予報。

その割にはポツポツだったので、念のため傘を持って

お墓まで上がってお参りし、お花を替えて手を合わせ…

キッチリ傘をお墓の脇に置いてきた。

 

さあ大雨になった夕方、帰ろうとして、あれ、傘は?

お墓の両親は傘を使わないのにね。

何でも手から離すと忘れます…。

 

この雨だしお客はいらっしゃらないだろうと、今日読む本を選んで、

座り込んでいたら、佐武さんがいらっしゃった。

そのあとから久しぶりにあお君としずくちゃんが、ママと一緒に見えた。

わあ、2ヵ月見ないうちに大きくなって。

 

何だかあお君が、シュッとした男の子の顔つきになって、

しずくちゃんも、ドールハウスでとっても楽しそうに遊んでいる。

何よりしずくちゃんの頭の中で、ドールハウスのストーリーができている。

ホント、よその子は大きくなるのが早すぎるわ。

佐武さんと二人で、感心してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真はドールハウスで遊ぶしずくちゃんと、お絵描きのあお君。

ところで、あお君は文庫に来るたびにいつもお絵描きしていたから、

あお君の絵は知っているはずなのに、なんだこれは。

絵が変わっているぞ。

「上手になったねぇ」 「絵、習ってるん」 へぇぇ。

すごいな、デッサンもキッチリして、楽しそうに描くのがいいな。

 

絵を描きながらでいい?と聞くあお君に、もちろん!と答えて、

お話を一つ聞いてもらう。

『とうふとこんにゃく』というダジャレのお話で、ごく短い。

ところでお話に使ったロウソクは、手作りの茶色と黒の縞模様。

とら猫のしっぽのイメージだけれど、工事現場のポールみたいだと、

友人に言われる。

そう言ったらあお君が、「とらねこたいしょうのしっぽや」と言ってくれた。

ありがとう。

 

ずっと前、おばけの本があお君のブームだったころ、

文庫にあるおばけの絵本はすっかり網羅したと思っていたが、

今日、「新しいの見つけた」と、本棚から出してくれたのがこれ。

『おばけのひやめしや』、ささきみお作のおばけ絵本。

おばけのひやめしや

 

 

 

 

 

 

 

みんなを脅かそうと、メニューは全部冷たい料理ばかりの本で、

冷たいトンカツに乗っているのは、ライスじゃなくてかき氷。

新しいわけではなくて、私が探せなかっただけです…

蒸し暑い季節にもってこいだわ。

 

次の文庫の日は、7月4日です。

(芝 直子)

「はっぱのおうち」 2026年6月6日 

今日のまゆーら 2026/06/12



梅雨入りしたとの事だけど、今年の梅雨はどんな具合かな。

確か去年は、ホンの数日降っただけで空梅雨だった気がする。

今日は曇っているものの、割といい天気で暑くなってきた。

文庫に座って、誰か来ないかなあと待っているにはちょうどいい天気。

 

でもお客さんは無くて、和子さんとずうっとおしゃべりして時間が過ぎる。

それも楽しいからいいけれど。

 

実は前回の文庫のときに(第5土曜だったから先週だ)、

和子さんにもらった、150箱もの大量の古いマッチをリメイクした。

あんまり古くてカビたように劣化していたやすり部分を張り替えて、

うちに大量にあった、古い日めくりの写真を貼ってみたのだ。

後は文庫にあったカレンダーで、とりあえず40箱位やってみた。

 

 

 

 

 

 

 

和子さんに見せて、使わせてもらうと言ったら喜んでくださった。

まあ今日び、日常的にマッチを使う人なんて、

私たちお話の会メンバー位だわ。

マッチの軸が細かったり、傷んでいるのはとりのぞいたから、

みんなに裾分けしたら使ってもらえると思う。

 

そう言えば、会の若い方たちは、マッチを擦った経験がないのだとか。

必死で擦ってらっしゃるのを見てると、心配で…と言って、

和子さんにマッチを擦る実演をしてもらった。

さすが鮮やかにスッと点ける。なるほどなあ。

お若い方には、危なくない所で練習してもらおうか。

 

さて、今週の台風はホテルに前入りするという奥の手で乗り切ったが、

また次の台風の卵が来るらしい。

雨もいいけど、ほどほどに…。

はっぱのおうち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも雨の絵本というと、良いのがいっぱいある。

ちょっと見まわしただけで、ピーター・スピアの『雨、あめ』とか、

征矢清の『はっぱのおうち』、これは絵の林明子さんで有名かも。

雨宿りに潜りこんだ茂みの中で、カマキリや蝶たちと一緒に雨宿りするのだ。

林明子さんの絵が、ほのぼのとして大好きな絵本。

 

他にも雨の日の絵本は一杯あるなあ。

雨も楽しんで過ごせたらいいなあ。

 

次の文庫の日は、6月20日です。

(芝 直子)

「ホタルの光は、なぞだらけ」2026年5月30日 

今日のまゆーら 2026/06/02



いよいよ文庫の近くでも田植えが始まった。

田植え機が音を立てて動いている田んぼもあるし、

水の中で早苗が頼りなく風に吹かれているところもあって、楽しくなる。

 

和子さんに聞いてもらったお話は、ドンピシャ、田植えの頃のお話で、

東北の昔話、『さなぶりの猫』。

実は明日、紀伊風土記の丘でのお話会でこの話をするので、予行演習だ。

さなぶりというのは、田植えの後のお祭りで、

手伝ってくれた大勢の人を招いてご馳走をふるまう。

 

ご馳走の目玉は、庭の池でこしらえた鯉の甘煮。

つねづねそれを食べてみたいと思っていた下男と下女は…。

鯉を盗ったとの濡れ衣を着せられたネコが、きれいにその場を収める話。

この時期限定のお話だ。

 

文庫のお客様は一人も無かったので、本を読んで過ごす。

季節柄目についたのが、『ホタルの光は、なぞだらけ』という科学絵本だ。

多分去年の蛍の時期に、佐武さんにいただいた本だと思う。

ホタルの光はなぞだらけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光る生き物は蛍だけじゃなくて、魚やミミズ、魚などいっぱいあるのだとか。

その写真がきれいで、見ているだけでも楽しいが、

著者の大場祐一さんの少年時代の話や、研究者時代の話なども

読んでいて引き込まれてしまう。

読み物としても楽しい本だ。

 

それから、和子さんが下さった、大量の古いマッチを調べてみる。

どうやらマッチそのものは燃えるけれど、箱の側面の、

何という名前だか、こする部分が古くなって黴ているのかも。

リメイクしたらお話の時に使えるかもしれないので、帰って干してみよう。

それにしても100個ほどあるんだけどな。

 

台風が接近しているとのことで、ちょうどその頃に宝塚行きの予定…。

今日はすごくいい天気なのにと、ドキドキしながら帰ります。

 

次の文庫の日は、6月6日です。

(芝 直子)

「しゅんかん図鑑」2026年5月16日 

今日のまゆーら 2026/05/20



この絵本の表紙、きれいでしょう!

指先でシャボン玉をつついた瞬間の写真で、

肉眼では一瞬ではじけて消えるシャボン玉が、実はこんなふうに消えていく。

もちろん超高速の連続写真の一コマだ。

しゅんかん図鑑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文庫に来てくださった佐武さんの、お土産の一冊で、

伊地知国夫さんの写真絵本だ。

シャボン玉がはじけて消えるまでの変化がとらえられていて、

何度見てもびっくりしてしまう。

他にもコップを倒した時に、水はどんなに飛び上がって、こぼれるのかとか、

風船が割れる時、ポップコーンができる時など、

一瞬の間にこんなにも豊かな変化の時間があることに驚いてしまう。

 

そう言えば前回の文庫の日に、あきら君が手で

シャボン玉をつかんでいたと思い出して、佐武さんに写真を見てもらった。

どっちも不思議な写真に見えるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和子さんと佐武さんに、お話の押し売りをして、

『悪魔をだましたふたご』を聞いてもらう。

以前このブログにも書いた、『キバラカと魔法の馬』に載っているお話だ。

アフリカのお話集で、楽しいから語りたいと思うようなお話がいっぱい。

でもみんな25分とか30分とかで、長すぎて…。

これが一番短いお話だったのだ。

 

そろそろ今年も蛍が飛んでいると、佐武さん。

どうやら今年は早いらしい。

おうちの近くの蛍スポットで、子どもたちの手のひらに、

そうっと蛍を乗せてあげるのを趣味にしている佐武さんらしい情報だ。

 

次の文庫の日は、5月30日です。

(芝 直子)

「りょうりをしてはいけないなべ」 2026年5月2日 

今日のまゆーら 2026/05/03



ゴールデンウイークだ。

春休みに来たばかりのあきら君が、また顔を出してくれてびっくり。

東京から朝早く出て来たらしい。

「新幹線、混んでた?」と聞いたら、飛行機とのこと。 なるほど。

「それで早く着いたのか」 「ううん、徳島に行って、フェリーに乗った」

なぬ??

 

飛行機も予約がいっぱいで、徳島空港まで行き、

そこから南海フェリーで、さっき和歌山に着いたということらしい。

すごい回り道!

そんなルートは考えたことも無かったわ。

 

せっかく駆けつけてくれたあきら君とお姉ちゃんとに

「お話聞きたい」と言われたので、大喜びでお話を二つ。

『みそ買い橋』と、オマケの短い『ねことかにのかけくらべ』だ。

 

それから久しぶりに境内でシャボン玉を飛ばして遊ぶ。

佐武さんが作ってきてくださったシャボン玉液が大活躍で、

お天気もいいし、風もいい。

写真はシャボン玉を両手につかまえたあきら君。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャボン玉を追いかけては、片っ端から叩いていたあきら君が、

「つかみたい」と言い出して、はるかちゃんが方法を教えてくれたのだ。

「手にシャボン玉の液をつけたらさわれるよ」

うーん、さすがはお姉ちゃん。

私は手袋で触る方法しか知らなかったけれど、言われてみればその通り。

 

早速試したあきら君は、大きなシャボン玉を手のひらに乗せたり、

お手玉みたいに両手でつかんだり、大成功だった。

後片付けまで手伝ってくれて、ありがとう。

 

ところで二人をお迎えに来たお母さんに、お話のリクエストをいただいた。

「徳島と和歌山の間のつながり、みたいなお話、ありましたよね。

海を越えて、紀三井寺のお坊さんが何か投げる…」

徳島からフェリーに乗っていて、この間を何か投げた話、と思い出されたらしい。

 

それは『円明はんの三宝柑』。

紀三井寺の高僧、円明師が徳島の火事を消すために、三宝柑を投げる話だ。

さっそく聞いてもらって、5月生まれのお母さんにロウソクを消していただいた。

2回目のお話タイムだったが、あきら君たちも聞いてくれてありがとう。

 

次は夏休みだね。

でもカレンダーを見たら、はるかちゃんたちが文庫に来られるのは、

夏休み中1回だけかもしれないわ。何しろ奇数土曜日なので。

りょうりをしてはいけないなべ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の絵本は、あきら君が見たいと言ってくれたのに、

帰る時間を過ぎていて、とっさに探せず、見てもらえなかった本。

シゲタサヤカの『りょうりをしてはいけないなべ』。

鍋が笑いながら、作った料理を吐き出してくるという

とんでもなくおかしな絵本だ。

また探しておくから見てください。

 

次の文庫の日は、5月16日です。

(芝 直子)

「キバラカと魔法の馬 ―アフリカのふしぎばなしー」 2026年4月18日 

今日のまゆーら 2026/04/25



前回の花祭りは、にぎやかにお参りくださってありがとうございました。

さて今日は、きっとお客様は無いかなあと思っていたら、

なんと半年ぶりに佐武さんがお見えになった。

 

城ホールで開いたまゆーら文庫の作品展においでになって以来、

しょっちゅうお土産付きで遊びに来てくださっていた方で、

シャボン玉、航空写真と地図、ドングリ、図鑑など、

「手ぶらで来てくださいね」と言っても、

いつも何かしら子どもたちが使えるものを持ってきてくださる。

博識な方で、知らない知識を教えていただくのも楽しかった。

 

それが半年もお見えにならなくて、お加減でも悪くしておられるのではと、

和子さんと何度も話していたものだ。

どうやらとてもお忙しかったらしくて、元気なお顔で安心した。

お元気で何より。

キバラカと魔法の馬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐武さんが見えるまで、本棚から引っ張り出して読んでいたのが、

『キバラカと魔法の馬』、ずっと前にユネスコたからくじ文庫の中の1冊として

寄贈を受けた本だ。

アフリカの民話を集めた本で、精霊や悪魔、動物たちが人間と係るお話。

 

50年ほど前に冨山房から出版された本だが、

その後絶版になったのか、今では岩波少年文庫から出ているらしい。

 

挿絵は太田大八さんで、迫力満点で面白いし、

恩を仇で返した人間が、すっかり昔の貧しい境遇になるという、

日本の昔話『はなたれこぞうさま』そっくりなお話や、

承知の上でヘビの息子に嫁いだ花嫁が、実は夫はヘビではなく、

人間の若者に変わって、幸せになるとか、馴染みのある話ばかりだ。

語りには少々長いかも、と思いながら読んでいた。

 

さあ、次回はもうゴールデンウイークか。

祝日でなければ文庫は開いています。

 

次の文庫の日は、5月2日です。

(芝 直子)

「おしゃかさまのたんじょう日」2026年4月4日 

今日のまゆーら 2026/04/05



台風のような春の嵐になってしまった花祭り。

子どもさん連れの方はきっと無理だろうと思っていたら、

おじいちゃんに送ってもらったとか、次々にお花を持った子どもたちが来てくれて、

6人ものお客があって、お母さん方もいらっしゃった。

 

東京から里帰り中のはるかちゃん、あきら君は、この後すぐに帰京するとのことだ。

忙しいところを来てくれてありがとう。

はな御堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて毎年毛呂さんがきれいに飾ってくださる花御堂。

今年は椿が見事で、うれしくて写真を撮った。

その中のいらっしゃる誕生仏様に甘茶をかける子どもたち。

こんな体験は他ではできないよね。

 

お勤めの後で副住職様から、花祭りの謂れやお釈迦様のお誕生の様子を聞く。

今年は花祭りの説明をたっぷり聞いたので、どうしようかと思ったけれど、

私が用意した絵本も、『おしゃかさまのたんじょう日』だった。

おしゃかさまのたんじょう日

 

 

 

 

 

 

 

谷真介作、赤坂三好切り絵の美しい絵本で、

数年前に買って、たまに花祭りの日に読んでいる。

6本の牙のある白い象がおなかに入る夢を見た、お妃さま。

けっこう長い本なので、違うのに替えても良かったかも。

 

 

 

 

 

私のお話も、『紀州の殿さん』は短かったけれども、

中国の『岩じいさん』は10分ものだったし、色々組み合わせについて反省した日。

 

花祭りの後は、いただいたお菓子と特製の花祭りサイダーを持って文庫に移動。

お行儀のいい子どもたちで、カードゲームの間には

いちいちお菓子まみれの手を洗い、何種類ものカードゲームに大騒ぎしていた。

 

はるかちゃんたちも、くろしおに乗る時間ギリギリまで遊んで行ってくれて、

私の方が間に合うのかとハラハラしてしまったわ。

こんな天候だから、電車の運行状況も心配だし。

皆さん、気をつけてお帰り下さい。

 

次の文庫の日は、4月18日です。

(芝 直子)

「ムーミン谷の冬」 2026年3月21日 

今日のまゆーら 2026/03/27



前回の文庫はお客様が来て、文庫らしい一日だったけれど、

今日はまたどなたもいらっしゃらない文庫に逆戻り。

駐車場に車を停めようとしてから、

お墓の花を玄関に忘れてきたのを思い出して、取りに戻ったり、ドタバタ。

 

お墓のところは、いい天気だけれど、風がとても冷たい。

春が来たかと思ったのに、まだまだかも。

でも2週間前の前回の文庫の日には、ここでウグイスの初鳴きを聞いた。

 

今日は本棚から出したムーミン全集を、せっせと読んで過ごす日。

読書会に使いたいという方がいるので、「文庫にあるよ」と

安請け合いをしたものの、全7巻のうち、4冊しかなかったのだ。

半世紀のうちに目減りしたらしいぞ。

 

何しろ、名前だけは有名なムーミンの本。

スナフキン、ニョロニョロさん、ちびのミイ、おしゃまさんなど、

個性的で変わった登場人物(?)は知られていても、

実際に全集で読んでみるのはなかなか大変かも。

 

トーベ・ヤンソン全集で、文庫にあるのは40年以上前の出版。

その後は新装版だの新書サイズだの、形を変えて今も出版されている。

きっと今のお母さんや子どもたちになじみがあるのは、

テレビや映画の、かわいらしいアニメのムーミンだと思う。

でも、原作で読んでみると、これがなかなかかわいらしいお話でもない。

ムーミン谷の冬

 

 

 

 

 

 

文庫で読んだのは『ムーミン谷の冬』だが、冬眠中になぜか目覚めた

ムーミントロールが、全く知らなかった真冬の世界を冒険する話。

馴染みの登場人物がみんな冬眠しているので、ちょっと変わったムーミン谷だ。

 

もう一冊『ムーミン谷の仲間たち』を半分読んだところで、

和子さんがお話のお客に来てくれて、お話を一つ。

今日は『むかでの酒買い』という短い日本のお話だ。

 

さて、次回の文庫の日、4月4日は花祭りです。

誕生仏さまにお供えするお花を持ってきてください。

お土産もあるそうです。

 

次の文庫の日は、4月4日です。

(芝 直子)

「サンドイッチサンドイッチ」 2026年3月7日 

今日のまゆーら 2026/03/14



今日は久しぶりにお客様がいっぱい。

もうすぐ2年生になるあお君と、なんと2歳半になったしずくちゃん。

いやぁ、よその子はびっくりするほど大きくなるのが早い。

 

先月から文庫のテーブルの上に頑張っている、

でっかいキーボードも、ようやく遊んでくれる子がいて良かった。

想像したとおり、まず説明書を読もうとする私に比べて、

子どもはまず触って、どんどん使いこなしていくもんなぁ。

 

「なにか音がしてると思った」と言いながら、栄田さんも来てくれて、

久しぶりに文庫らしい文庫の一日になった。

 

借りていた絵本を返そうとして、ママが

「サンドイッチの本、しずくが気に入って、毎日読んでいた」とのこと。

なぬ、それはうれしい。

そんなお気に入りの絵本があったなんて。

サンドイッチサンドイッチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小西英子さんの本で、サンドイッチを作る様子が

とてもおいしそうに描かれていて、見ていてよだれが出そうな本だ。

しずくちゃんが気に入ってくれて、ほんとにうれしい。

と言うわけで、帰りにまた同じ本を借りて行ってくれた。

うん、文庫冥利に尽きると思うのはこんな時だ。

 

他にもおいしそうなものが出てくる絵本を借りて行ってくれたし、

キーボードを弾いて、外で縄跳びもして、マンカラカラハもして、

賑やかに遊んだ。

栄田さんも本を借りてくれた。

文庫を開けてて良かったなあ。

 

来月は花祭りがあるよ、とお知らせして、それも来たいと言ってくれたし、

あお君が持ってきてくれたポッキーをかじりながら、お話も一つ。

 

花祭りは4月4日です。

皆さまぜひお越しくださいね。

 

次の文庫の日は、3月21日です。

(芝 直子)

「ぽとんぽとんはなんのおと」 2026年2月21日 

今日のまゆーら 2026/02/27



境内はお習字の方たちだけで、今日も静か。

急に暖かくなった文庫で、本を読んだり、覚えかけのお話の練習。

明日は3月か4月並みの暖かさになるとの予報だ。

 

前回の文庫の日には、あまりの寒さに

『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』が目に留まって、紹介したけれど、

今日は『ぽとんぽとんはなんのおと』を見つけてしまったわ。

ぽとんぽとんはなんのおと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神沢利子作、平山英三絵の名作絵本。

毎日雪が降って、野原に山に降り積もる中で、

「ふゆごもりのあなのなか、くまのかあさんはふたごのぼうやをうみました」

絵の中の、双子の小さい坊やのかわいらしいこと。

 

ぼうやは外から聞こえる音が気になって、母さんに音の正体を尋ねる。

母さんは丁寧に答えながら、「はるがくるまでおやすみよ」と言い聞かせるのだ。

やがてぽとんぽとんと、つららの溶ける音がして、春がやってくるのだ。

絵の中の坊やが、少し大きくなっているのもうれしい。

 

この絵本から、そっくりそのままお話を語る人が何人かいて、

私もあんまり素敵なので、覚えた。

そして去年や一昨年は、保育園などで語ったものだ。

 

ところが一転、去年の漢字が『熊』…。

クマによる死亡事故まで多発して、クマのイメージが悪くなって、

このおはなしを語るのにはためらいができてしまった。

いいお話だから自信もって語るわ、と言う方もいる一方、

茶色のクマの飛び出し人形を差し上げた方からは、

保育園でクマは使えないので、三毛猫の人形が欲しいと言われたし。

難しいなあ。

 

絵本を改めて読みながら、なんて素敵な母さんと坊やだろうと、

しみじみ思ってしまう。

うん、この絵本はそのくらい素敵なのだ。

根性なしの私は、まだ語れないけれど。

 

さて、和子さんにリクエストされたので、『ひなどりとネコ』を語る。

ネコから逃げて、壺の中に隠れたひな鳥が、お母さん鳥に

「くしゃみがしたい」と言うとんでもない話。

和子さんがクスクス笑いながら聞いてくれた。

 

次の文庫の日は、3月7日です。

(芝 直子)