「夜の小学校で」 2015年8月29日 

今日のまゆーら 2015/09/03

 

夏休みもいよいよお終り。

久しぶりに来てくれたゆきや君と、『空気砲』を作って遊ぶ。

 

炭酸系の丈夫なペットボトルを切って、風船を取り付けただけ。

風船部分を引っ張って手を離すと、ペットボトルの口から空気が噴き出すのだが、

何しろ小さい容量だから、あまり威力は無い。

 

でも、牛乳パックの切れ端に絵を描いてマトにして倒したり、

発泡スチロールのちっこいのを積み上げたものをふっ飛ばすには十分だ。

 

「ゆきや君の顔」「これはさやちゃん」などと勝手に的を作って倒してたら、

ご本人のさやちゃん登場で、あわてて「マトのさやちゃん」を隠したりして。

 

でもさやちゃんは、偶然にもおんなじ仕組みのおもちゃが壊れて

しょげていた所だったそうで、空気砲が作れることに感激してくれた。

 

るなちゃん、りこちゃんも加わって、それからみんなで空気砲作り。

口の部分に、牛乳パックで筒状のふたを作ってかぶせたら、

勢いよく飛ぶことも分かって盛り上がる。

 

写真は出来上がった空気砲を見せてくれるるなちゃんと、

もう一枚は、それでバトルをして「や、やられたぁ」と迫真の演技のさやちゃん。

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何度カメラを向けても、同じ表情・ポーズがとれる、なかなかの役者だ。

 

さて、前回ご紹介した『恐竜がくれた夏休み』は、

今日ゆきや君が来るなり借りてくれた。

マサカ今から読書感想文を書くつもりでもないと思うし。

読んでくれたらうれしいな。

 

それに味をしめて、今日も字が多いけど面白い本のご紹介。

岡田淳の『夜の小学校で』だ。

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桜若葉小学校の臨時の夜警員に採用された青年が出会う、

半年間の不思議な出来事の数々。

と言っても、トイレの花子さん系のこわい話ではないのでご安心を。

 

小学校って、こんなに不思議で素敵な場所だった…??

短いお話が集まって、一つの物語になるのでスラスラ読んでしまう。

 

高学年のお姉ちゃんたちにぜひおススメです。

カラーの挿絵もたっぷりあって、すごく楽しいよ。

 

さて、この次にはもっともっと字が多くて長いけれど、

ハチャメチャにおもしろい、15歳の女の子の冒険の本を紹介するつもりです。

今、手に入れるべく発注しているのです。

 

次の文庫の日は、9月5日です。

(芝 直子)

「恐竜がくれた夏休み」 2015年8月1日 

今日のまゆーら 2015/08/04

夏休み真っただ中ということで、今日のおススメ本は

はやみねかおる作『恐竜がくれた夏休み』。

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字の多い本でもスイスイ読み始めた人にぴったりの、楽しい本だ。

何しろ絶滅したはずの恐竜が、タイムマシン機能のある石に乗っかって、

現代に現れ、夜な夜な小学校のプールで泳いでいたというお話だ。

 

恐竜の楽しい気持がテレパシーのように伝わって、

キャッチした子どもたちが不思議な森の中で恐竜に出会う。

 

ファンタジーと子どもたちの友情、環境問題と、おかしな大人が入り混じり、

夏休み中に恐竜は無事、太古の世界に帰っていく…。

ちょっぴり盛りだくさん過ぎる気がしないでもないが、

次回の文庫の時に持って行くので、ぜひ誰か読んでね。

 

本当は今日持って行こうと思ってたのに、

工作材料の準備にまぎれて忘れてしまった。

その工作材料にしても、絵の具を忘れて

しんみせのおばちゃんにご寄付していただく騒ぎになったし。

最近忘れっぽくて困るのよ。

 

夏休みの本だから、次回の文庫(8月29日)まで待てないよ、と

言う方は、うちの家に取りに来てくれたらお渡しできるんだけれど。

 

さて、今日はひたすら夏休み限定工作。

数年前にも作った、写真立てを作ることにした。

写真立てのフレーム部分に粘土をくっつけ、そこに好きな飾りつけをする。

 

柔らかい紙粘土に絵の具で色をつけるのは結構面白いし、

スパンコールや貝殻、造花、ビーズなど何でも自由にくっつけたら完成だ。

写真は乾燥中のみんなの作品。

ん? ト音記号が裏返っている…。まあいいや。

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横浜から兄妹3人で新幹線に乗って和歌山へ里帰りに来た

ゆうちゃんも参加してくれたし、久しぶりにゆきや君も来た。

 

久しぶりと言えば、ゆきや君のお兄ちゃん・きょうた君が、

本当に久しぶりに顔を見せてくれた。

すっかり逞しくなった中学生!! 違う男の子に逢った気がしたわ。

 

熱中症が心配な境内で、子どもたちは復活した手押しポンプで井戸水を

汲み上げたり、泥団子を作ったりしていたが、本を借りる暇は無かったかも。

まあ、今日は工作の日ということで。

 

次回の文庫は8月15日でしたが、さすがにお盆でみんな予定もあるだろうし、

お寺も慌ただしいかも、とお休みにします。

 

次の文庫の日は、8月29日です。

(芝 直子)

「まめうしくんとあいうえお」 2015年7月4日 

今日のまゆーら 2015/07/12

 

 

雨ふりで外に行けないから、今日は文庫の中で風船遊び。

アートバルーンをふくらませて、キリンやネズミを作って遊ぶ。

 

それから作ったのがプラバンで、これはなんとびっくり、

かつての文庫の常連さんだった人のお母さんから、

家で見つけたので使ってと、すんごい古いパッケージのを頂いたのだ。

 

古くても大丈夫かなあと、恐る恐るみんなで絵を描く。

でも、お寺のオーブントースターは最近高機能のに買い替えて、

和子さんが使いこなせないとのこと。 うん、何だか身につまされるわ。

 

だから塗り終わった作品は、私が持って帰って仕上げることにした。

そしたら材質が劣化していたとは思えないのに、今イチの仕上がりに…。

多分うちのオーブントースターの温度が高すぎたのだと思う。

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並べて写真を撮ってみたが、あんまりきれいに出来なくて、ごめんね。

りこちゃんとゆいちゃんのダークニャンは、ホントにダークになってしまった。

でもそれはきっと、元の色が濃いせいだと思う。

プラバンは縮む分、塗った色も濃くなるのです!

 

それに、赤の油性マジックが無かったから、

初めから黒っぽいイラストを選んだし…。

 

そんなことを言っていたら、りこちゃんを連れて来てくれていた

『しんみせのおばちゃん』こと、松尾さんのおばあちゃんが、

売り物のマーカーをわざわざ取りに行って寄付してくださった。

 

おまけに、夏休み工作用にと色々プレゼントしていただきました!!

感謝感激。 おかげでみんなと楽しめます。

 

敬意を表して、安原小学校正門前にあって子どもたち御用達、

知らない子はいない、しんみせのおばちゃんの写真を撮ってみた。

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というわけで、さやちゃんママからのリクエストもあるし、

恒例の夏休み工作をまじめに考えることにしよう。

何にしようかなあ。これからじっくり考えて、試作するつもり。

 

ところで前回の文庫の時に藤浪さんから聞いた、

『日本公衆電話会』から寄付を下さるという件、

2万円くらいで、図書リストを作れというfaxが来たとの事。

 

何か欲しい本はあるかなあと、さやちゃんに聞いたら、

あきやまただし作の『まめうしくん』シリーズがお気に入りだと教えてくれた。

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ちっちゃい牛のまめうしくんの本、たしか色々出てたと思う。

何冊かリストに入れてみよう。面白そうだ。

 

他には、こういう機会でないと買いにくい大きい子向けのシリーズとか、

お母さん方にも読んでもらえそうなファンタジーとかがいいな。

 

などと考えてたら、あっという間にリストの目安、2万円を超えてしまった。

さて、リストアップは出来たけれど、それをどうするんだろう。

問い合わせてみなければ。

 

ところで次回の文庫の日、7月18日は、あちこちの小学校の夏祭り集中日。

文庫のお客は少ないと思うけれど、開いてます。

でもこの日に工作の会をするのはやめて、8月1日に持ち越した次第です。

 

次の文庫の日は、7月18日です。

(芝 直子)

「ねえ、どれがいい?」 2015年6月20日 

今日のまゆーら 2015/06/23

 

「二千円でとげのあるいばらにとびこむのと、

一万円で死んだかえるをのみこむのと、

二万円でお化け屋敷に泊るのと、どれがいい?」

 

なんて言う究極の質問ばかりの楽しい絵本。

ジョン・バーニンガムの『ねえ、どれがいい?』

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どれもいや、という答えはナシで、どれかを答えてもらう。

久しぶりで文庫で読んでみたら、りこちゃん、ゆいちゃん、めいちゃんが

真剣に答えてくれた。

 

どれかを選ぶためには、それぞれを想像しないといけないわけで、

選んだ理由もみんな様々でおもしろい。

「うーん、そっちかぁ。」

 

うんと昔からある定番絵本で、表紙も中身もかなりボロボロだ。

読み聞かせには大盛り上がりでうってつけだけれど、

気をつけないと収集のつかない騒ぎになってしまう本だ。

 

で、たいていのページは暗記してしまっているのに、

今回表紙の画像を取るために検索してみたら、新しい版になっているのか、

言葉の変わっているページがあってビックリ。

良くも悪くも違和感が…。

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写真はお手玉で盛り上がる3人と、空飛ぶお手玉…は見えない。

お母さん方が、意外や(?!)お手玉が上手で拍手した。

 

うんうん、これが正しいお手玉の使い方。

学童保育はでみんなが投げ合って武器に使うので、堪忍袋の緒が切れて

回収してしまったから、正しいお手玉遊びを見るとホッとしたりして。

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もう1枚の写真は、ぐりとぐらの指人形を両手にはめためいちゃん。

こっちも30年以上前に他の文庫のバザーで買った手作り品だ。

 

そう言えばあの時代は市内にもいっぱい文庫があった。

今残っているのはまゆーらを含めて、多分2つか3つだ。

 

その文庫に、なにがしかの補助を下さるかもしれない団体の方が、

前の月曜日に文庫見学に来られたとのこと。

 

『公益財団法人 日本公衆電話会』という団体で、

災害用伝言ダイヤルをPRするグッズをたくさん置いて行かれた。

 

他の文庫にも声をかけるとおっしゃったそうで、

少なくなった他の文庫にこそプレゼントがあるといいなと思う。

まゆーらは幸いなんとか回っているので。

 

さあ、次回は7月。夏休み目前なのが辛いわ。

 

次の文庫の日は、7月4日です。

(芝 直子)

 

「はっぱのおうち」 2015年6月6日

今日のまゆーら 2015/06/09

 

 

梅雨入りしたこの季節にピッタリの本。

征矢清作・林明子絵の『はっぱのおうち』を

借りてくれたのは、めいちゃん。

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新しく作った貸出ノートに、幼稚園児とは思えないしっかりした字で

書いてくれた。

 

雨宿りのために潜り込んだ葉っぱの下に、

カマキリやチョウチョなどの虫も次々にやってきて、あらドキドキ。

 

林明子さんの絵が好きで、この絵本はおばちゃんも大好きなのよ…

そう言ってパラパラめくっていると、ノートに書き終えためいちゃんが

不安そうに私の手元を見ているので、あわててお返しした。

 

どうぞどうぞ、借りていってね。

借りてくれてありがとう。

 

今日はゆいちゃん、めいちゃん姉妹の他にも

さくらちゃんとそのお兄ちゃん、それにいつもの御常連さんたちで

珍しく文庫は大盛況だった。

 

花いっぱいの境内で、紙飛行機を飛ばしたり、山の上に続く石段で

パ・イ・ナッ・プ・ル…とジャンケンして走り回ったり、とてもにぎやか。

それを、藤浪さんと二人でお堂の階段に座って眺める。

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「子どもの声っていいねぇ」と何度も言う藤浪さん。

「そうやねぇ」と言いながら、実は日々、学童保育の超過密状態での

喧騒が身に堪えているので、100パーセント同意しにくいんだけれどなあ。

ま、確かにこの静かな境内で、はしゃぐ子どもの声を聞くのはいいかも。

 

そしたら藤浪さんが更にしみじみと「昔、年取ったら芝さんと二人で、

文庫の縁側に座ってお茶飲んでられたらいいねぇって、話したことあったね。」

 

うん、そんなこともあったかも。

「いつのまにか、そんなに思ったとおりの年になったわ」と藤浪さん。

二人で座り込んで、境内で遊ぶ子どもの声を聞いている今日の状況は、

確かに昔、そうなったらいいねと思ったのと似てるわ。

 

「お互い充分年取ったわ…、いや、芝さんと一回り違うのは変わらんけど。」

とあわててフォローしてくれる和子さん。

 

いやいや、私も老眼になって、今日来てくれたさくらちゃんたちのママと

工作をして、ビーズの穴に針金を通せなくて困ったんだわ。

 

穴がわからん、とぼやいていたら、さやちゃんが見てくれた。

「これ、穴詰まってるで」とさやちゃんのママが教えてくれたけど、

私は穴の場所自体が見えなかったのよねぇ。

 

写真は、境内でダンゴ虫やクモを見つけて騒ぐ子どもたち。

アジサイもきれいに咲いて、ホントに梅雨の晴れ間です。

 

次の文庫の日は、6月20日です。

(芝 直子)

「ダンゴムシみつけたよ」 2015年5月16日 

今日のまゆーら 2015/05/18

そう、今日の主役はダンゴムシ。

りこちゃんのママが、新しいお友だち二人とそのお母さんを誘ってきてくださって、

合計5人の子どもたちが境内でダンゴムシ探しをしたのだ。

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雨の止み間のしっとりしたいい感じの境内は、ダンゴムシの宝庫。

あっちにもこっちにも、土の上と言わず石の上と言わず、

ちょっと見まわしただけでもウジャウジャ…。

 

それをプラスチックのコップに入れて、お母さんたちがのけぞる位に集めていた。

黒くて大きいのはオスで、黄色い点々があるのはメスだとか、よく知っている。

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ちっちゃいヤツもせっせとつまみ上げ、たちまちコップはダンゴムシだらけだ。

中で蠢いている様子はかなり気持ち悪いのだけれど、それを見ながら

「メスの取り合いしてるんや」との真偽不明の会話をする子どもたち。

 

そう言えば確かにダンゴムシは身近すぎて、ちゃんとした生態の絵本は無い。

前にあった気がしたのだけれど、文庫で見たのじゃなかったのか。

 

そういうわけで、その名も『ダンゴムシみつけたよ』という

写真絵本を買うことにした。

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確かこの本、図書館で借りて見た記憶がある。

他にも面白いのがないか、探してみよう。

 

ダンゴムシ集めに飽きた子どもたちは、写真のように

お寺の入口の階段の手すりを、またいで歩く競争。

ダンゴムシならぬムカデ競走のようだが、何せ石段の脇なので危ないし、

疲れて足元がおぼつかなくなったところでゲームセットにしてもらう。

 

最後はダンゴムシの家を作ってやるのだと、境内で泥をこねて

ダンゴムシをリリースしたようだ。

 

ところで今日来てくれたお母さんと、りこちゃんのお母さんとは、

一日違いで出産した病院の授乳室で知り合って以来のお友だちだとか。

すごいなあ、そんな出会いもあるんだ。

 

ぜひまた遊びに来てください。

今日はダンゴムシに夢中で外遊びばかりだったけれど、

色んな工作もできるよ。

 

さて次の文庫の日は、本当なら30日なのだけれど、

その日は安原小学校も、私の行っている和佐小学校も運動会。

今年は国体の関係で、5月に運動会をする所が多いらしい。

 

そんなわけで、30日はお休みします。

みなさん、運動会がんばってね。

 

次の文庫の日は、6月6日です。

(芝 直子)

「10ぱんだ」 2015年5月2日 

今日のまゆーら 2015/05/06

 

 

ゴールデンウィーク真っ最中。

誰もお客は無いかも、と思っていたのに、いつものみんなが来てくれた。

いいお天気で、紫外線もピークかも知れない境内でさっそく泥遊び。

 

ご機嫌で水路を作るさやちゃんとりこちゃんの二人組だが、

写真はその土木工事の仕上がりを点検するだいちゃんだ。

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泥んこのプールではダンゴ虫が泳いでいたし、

時々は頭の上を飛ぶ蝶々もいて、静かで自然いっぱいの境内…。

 

色んなお花もどっさり咲いていて、さやちゃんたちの水遊びを眺めていると

なんだかほのぼのといい気持で、眠くなってくる。

 

眠気覚ましに、お花の上を飛び回る蝶々を写真に撮ってみた。

さやちゃんに見せたら、一言、「それ、蛾やで」

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えーっ、おばちゃんは蝶々だと思うけどな。

蝶々と蛾の違いはなんだ??

文庫に戻ってお母さんたちに聞いてみたら、

妙ちゃんがさっそくスマホで調べてくれた。

 

それによると定説は無いらしく、触角の形とか、活動する時間帯とか、

花にとまるときに羽を閉じるか開いているか?とか。

今は昼間で、こいつは羽を閉じたり開いたりしていたぞ??

 

つまりは女の子を代表してさやちゃんの意見、

「見た目がきれいだったら蝶々、気持悪かったら蛾」

という独断と偏見が正解であってもいいのかも。

 

さて文庫では、いつの間にかみんなが思い思いに何かしている。

片っぱしから絵本を出して、しっかり読みふけっているりこちゃん。

ユニット折り紙できれいな作品作りに励むみきちゃんとるなちゃん。

 

お話の本をスラスラと読みながらも、おばさんたちの大人の話にも

しっかり参加しているみうちゃん。

 

だいちゃんは初め恐竜の絵巻絵本を見ていたが、パンダが好き、と

岩合光昭写真・岩合日出子文の『10ぱんだ』を見ている。

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思わず「ぜひ借りて行って、その本おもしろいでぇ」と押し貸ししてしまった。

ネコの写真で有名な岩合光昭さんだけれど、そのパンダもいいよ。

 

同じく岩合さん夫妻の本で、『にゃんきっちゃん』という

自身の飼いネコをテーマにした写真集もあるよ。

 

そう言えば、このゴールデンウィークに和歌山の百貨店で

岩合光昭写真展が開かれている。

ぜひ行ってみたいと思ってるんだけどな。

 

なんでも、自慢のネコ写真を持っていくと会場に展示してくれて、

招待券ももらえる、とチラシに書いてあった。

自慢のネコ写真ならうちにいっぱいあるわ。

でもホントにそんないい話があるのかな。

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珍しく文庫らしくなった、すし詰めのまゆーら文庫でした。

 

次の文庫の日は、5月16日です。

(芝 直子)

「もっかい!」 2015年4月18日 

今日のまゆーら 2015/04/19

 

 

今日は花まつり。

例年通り、お勤めの後でお花を供えて誕生仏さまに甘茶を掛ける。

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写真は甘茶を掛けるみきちゃん。

藤浪さんのお手製ひき肉カレーもおいしくて、

今年は私たち大人にまでお菓子を頂いて、楽しく過ごした。

 

絵本3冊の読み聞かせと、アートバルーンで私も参加。

今日読んだのは『やさいのおなか』、『ママ、ママ、おなかがいたいよ』と

エミリー・グラヴェット作の『もっかい!』だ。

 

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『もっかい!』は、眠る前にママにお気に入りの絵本を読んでもらうのが好きな

小さいドラゴンのセドリックが、「もっかい、もっかい」とせがむというお話。

 

何度も読んでもらううちに、お話が変わっていくのも不思議だけれど、

そのうちにママが寝ちゃって…。

 

「もっかい、もっかい」としつこく言い続けるセドリックは

とうとうとんでもない事をしてしまう!!

 

ページをめくった瞬間、期待通りに子どもたちがエッ、と目を丸くしてくれた。

「ホント?」「どうなってるん?」

 

それにしてもこの絵本って、製本が大変だったろうなあ。

文庫に置いてるので、手にとって見てください。

良かったら借りて帰って、おうちの人にも見せてあげて。

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さてもう一枚の写真はなんでしょう。

アートバルーンで作品を作らずに長いまま、どこぞに当てて、

ぞーさん・ぞーさん…とやってくれたゆきや君。

やると思ったよ。

 

まあ大抵の男子はやるので驚きません。

みんな長い剣にして、境内を駆け回ってチャンバラをしていた。

そのうち、あちこちでパーンと風船の割れる音。

風船は割れる物だよ。

 

長い時間をいっぱい遊んで、新しく来た人も風車を作ってくれた。

また遊びに来てください。

 

ツバメが本堂の縁側に入ってしまい、どうしても出ていかなくて、

子どもたちがとんでもないことにゴム鉄砲で狙って大騒ぎをしていたけれど、

私はもう一つ出かける用があるので早じまいさせてもらった。

あのツバメの運命やいかに。

 

次の文庫の日は、5月2日ですが、ゴールデンウイーク真っただ中ということで、

ひょっとしたらお休みになるかもしれません。

 

私は別に用事もないのですが、みんなは旅行かな?

うらやましい。

 

(芝 直子)

「11ぴきのねこ ふくろのなか」 2015年4月4日 

今日のまゆーら 2015/04/06

 

 

桜も満開、山の上の珍しい緑色の桜・御衣黄も今年はもう咲いている。

毎年はソメイヨシノよりも遅れて咲くんだけどなあ。

お花がいっぱいの季節になった。

 

写真は文字通り花いっぱいの境内を走り回る子どもたち。

鬼ごっこでキャーキャー言いながら汗だくで走っていた。

このチューリップ、とても鮮やかないい色! まるで炎のようだ。

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さんざん走り回った後は、階段を上って山の上で花占いごっこ。

椿の花をちぎっては、「好き、嫌い、好き、嫌い…」と

言いながら下に向かって投げ落していた。

 

初めはみきちゃんやみうちゃんたち、大きいお姉さん組が、

なにやら真剣に「好き、嫌い」とやっていたのを真似して、

りこちゃん・るなちゃんたちお子サマ組が盛大に花をまき散らしている写真。

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ひそやかな乙女心の花占い…の風情のかけらもありませぬ。

お姉ちゃんたちのは、なんだか真剣だったのに。

 

さて花と言えば、前回のお知らせ通り4月18日は花まつりです!!

時間は11時からだとか。

誕生仏さまに甘茶を掛けて、お花を供え、カレーを頂く日。

 

みうちゃんがママに、「甘いお茶を飲んで、辛いカレーを食べる日?」

ママが「辛くないカレーだと思う。」

「じゃ、甘いお茶を飲んで甘いカレーを食べる日か。」

うん、おおむね正解だ。

 

因みにあの独特の甘いお茶は、決してお砂糖を投入しているわけではなく、

そう言う植物があって、葉っぱを乾燥させてお茶みたいにしたものだとか。

誕生仏さまの頭に掛けるのは、甘露を現すのだと聞いたことがある。

 

みうちゃんはあの甘さが苦手で、水筒を持って来て

飲まずに入れて帰ろうかと言っていたけど、

健康にもいいらしいので、ぜひ一口でも味わってください。

 

ところで今日の本、馬場のぼる作『11ぴきのねこ ふくろのなか』は

さやちゃんが返却に持ってきた11ぴきのねこシリーズばかり6冊の中で、

一番好きだという本。

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「ああ、ウヒアハや」と言ったら、「そう、ウヒアハ、ウヒアハ」と答えてくれた。

11匹の猫たちが歩いて行く途中、「花をとるな」とか「橋をわたるな」とか

謎の看板があって、あとは想像通り…、やるなと言われるとやりたくなる。

 

みんなを止めていたとらねこたいしょうまで、最後には花を取ってるし。

で、それは怪物ウヒアハの計略で、「袋に入るな」という看板を見て

みんなで入ってしまうわけ。

 

やるなと言われると余計やりたくなるのは、まあよくわかる。

学童保育の男の子たちも、トイレが外なので雨の日は大変なのだが

大雨に限ってしょっちゅう行きたがる。

 

傘をさして雨風の中を走り回るのが楽しいらしい。

「さっき行ったやん!」「また行きたい。漏れる!」

 

走らずに行けと言っても走り回って、泥んこの中で足を取られて転ぶ。

「長靴脱げた」と嬉々として戻ってくる。

 

ウヒアハの計略を逆手にとって脱走した11ぴきのねこたちにならって、

「水たまりに入れ」「靴下を汚せ」「傘をさすな」と言ってみたら?

絶対喜んでやりそうだわ。あかん。

 

ところでさやちゃんは、一旦返して本棚に戻した11ぴきのねこシリーズを

そっくりそのまま引っ張り出して、また借りて帰りましたとさ。

 

次の文庫の日は、4月18日、花まつりです。

(芝 直子)

「もりのひなまつり」 2015年3月7日 

今日のまゆーら 2015/03/14

 

 

雛祭りも過ぎて、そろそろ本当の春が近い季節。

今日のお客はお雛様みたいにかわいい女の子3人だった。

久しぶりに顔を見せてくれたさやちゃんと、お友だちのゆなちゃん、

それにりこちゃん。

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この前の残りのペンシルバルーンでイヌを作ったり、

ちっちゃいトランプでババ抜きや七ならべをして遊んでいた。

 

初めて来てくれたゆなちゃんは、今度1年生になるとは思えないほど

てきぱきと遊びを仕切って、しっかりさんだ。

ぜひまたさやちゃんと一緒に遊びに来てね。

 

今日私が文庫で借りて帰ったのは、こいでやすこ作の

『もりのひなまつり』

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森の子ネズミたちが、ネズミばあちゃんに頼んで

蔵の中のお雛様を森に招待するお話。

 

お雛様たちも大乗り気で出かけるが、

すっかりご機嫌で甘酒に酔っ払ってうたたねしてしまう。

 

どんどん暗くなって雪まで降ってきた森の中を、

子ネズミたちの曳くソリに乗って急いで帰る場面はハラハラ…。

 

そもそも森のネズミたちが雛祭りをしたいと思ったのは、

お雛様に祝ってもらうと元気で過ごせるからだとか。

 

そう言えばお雛様って、子どもの健康を守ってくれると言われていたんだ。

病気の子どもの身代わりになって、病気を治してくれるとか。

女の子に限らず、子どもの守り神として大切に飾られていたのだと思う。

 

飾る場所がないとか、めんどくさいとか、娘が大きくなったからとか、

ついつい飾らなくなってしまうけれど。

 

もっとも我が家の場合は、結婚した娘にいつか女の子ができたら

飾りたいとは思っているけれど、そんなチャンスに恵まれないだけで。

おっと、余計なことを書いたら娘に怒られるからやめよう。

 

ここでお知らせ。

4月18日の11時から、花まつりをします。

 

お釈迦さまがお生まれになった日のお祝いで、

まゆーらではお勤めの後、誕生仏さまに甘茶を掛けて、

その後みんなでカレーを頂くことになっています。

 

どんな花でもいいので、お花を持って来てください。

野の花で結構、1輪だけでも大丈夫。

 

それから忘れちゃいけない。

自分の分の白いご飯も。

お弁当箱か何かに入れて、スプーンもお忘れなく。

 

とは言っても、次回は4月4日なので、花まつりはまだですよ。

ちなみに次の第4土曜日3月21日は春分の日になるので、文庫はお休み。

 

次の文庫の日は、4月4日です。

(芝 直子)