今日はプラバンの日。
リクエストにこたえて家から持ってきたのは、半透明のプラバン。
最近の私のお気に入りだ。
色鉛筆が使えるし、グラデーションに塗り分けられる。
何より消しゴムが使えるのがいい。
ののかちゃんとはるちゃんがせっせとそれに絵を描いていたので、
私もその横で真似して、ひとつ絵を描いてみた。
本棚から引っ張り出した、林明子作の『こんとあき』の表紙の絵だ。
「かわいい」と言ってくれた二人だが、『こんとあき』は知らないらしい。
「本の名前は知ってるけど、どんなお話しかは1mmも知らない」と
ののかちゃんが正直なところを言ってくれたので、
さっそく勝手に読み聞かせ。
きつねのぬいぐるみのこんと、小さい女の子あきが二人で
さきゅうまちのおばあちゃんに会いに行く。
ボロボロに汚くなっていたこんが、すっかり生まれたてのきつねのように
きれいになるお話だが、途中で列車のドアにしっぽを挟まれたり、
犬に砂の中に埋められたり。
大きい二人にはちょっと物足りないかと思ったけど、いい絵本だ。
聞いてくれてありがとう。
やって来た私の知人が、ご住職のギターに興味を持って、
何とか言うスゴイ国産のギターなのだと、勝手に盛り上がっている。
そのうち弾かせてもらったらしく、ギターの音が聞こえて来て、
女の子たちに「…ギターのことばっかり言ってる」と笑われていた。
プラバンも二つくらいずつ焼き上がって、ストラップを付けて完成。
また次回も続きをやりたいとのことだ。
次回は本当は花祭りの予定だったけれど、
このコロナウィルス騒ぎで、中止することになった。残念。
でもいつも通り文庫は開いてます。
次の文庫の日は、4月4日です。
(芝 直子)