「こんとあき」 2020年3月21日 

今日のまゆーら 2020/03/23

 

 

今日はプラバンの日。

リクエストにこたえて家から持ってきたのは、半透明のプラバン。

最近の私のお気に入りだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色鉛筆が使えるし、グラデーションに塗り分けられる。

何より消しゴムが使えるのがいい。

 

ののかちゃんとはるちゃんがせっせとそれに絵を描いていたので、

私もその横で真似して、ひとつ絵を描いてみた。

本棚から引っ張り出した、林明子作の『こんとあき』の表紙の絵だ。

 

「かわいい」と言ってくれた二人だが、『こんとあき』は知らないらしい。

「本の名前は知ってるけど、どんなお話しかは1mmも知らない」と

ののかちゃんが正直なところを言ってくれたので、

さっそく勝手に読み聞かせ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きつねのぬいぐるみのこんと、小さい女の子あきが二人で

さきゅうまちのおばあちゃんに会いに行く。

ボロボロに汚くなっていたこんが、すっかり生まれたてのきつねのように

きれいになるお話だが、途中で列車のドアにしっぽを挟まれたり、

犬に砂の中に埋められたり。

 

大きい二人にはちょっと物足りないかと思ったけど、いい絵本だ。

聞いてくれてありがとう。

 

やって来た私の知人が、ご住職のギターに興味を持って、

何とか言うスゴイ国産のギターなのだと、勝手に盛り上がっている。

そのうち弾かせてもらったらしく、ギターの音が聞こえて来て、

女の子たちに「…ギターのことばっかり言ってる」と笑われていた。

 

プラバンも二つくらいずつ焼き上がって、ストラップを付けて完成。

また次回も続きをやりたいとのことだ。

 

次回は本当は花祭りの予定だったけれど、

このコロナウィルス騒ぎで、中止することになった。残念。

でもいつも通り文庫は開いてます。

 

次の文庫の日は、4月4日です。

(芝 直子)

「このほんよんでくれ!」 2020年3月7日 

今日のまゆーら 2020/03/10

 

 

小学校の休校措置がまだまだ続いていて、

先が見えないご時世になってしまった3月。

 

今日のお客ははるちゃん一人。

この前リクエストされて持ってきた、『鬼滅の刃』の絵を描いたり、

机の下に潜ってスマホを見てたり、一人でも忙しそうだ。

 

はるちゃんももうすぐ中学生だ。

きっと今より忙しくなるんだろうなぁ。

もしもヒマな日があったら、文庫にも遊びに来てね。

 

そんな具合で、はるちゃんがひとりで遊んでくれている間に、

書架の本の照合作業を再開。

9割方終わったところでずっと中断していたのだ。

 

もちろん中断理由は、お客が来てくれていたから。

一緒に工作したり、本を読んだり、実に文庫らしくしていた。

 

今日は残りの作業ができて、時間内に全部の棚が終わった!

もっとも、まだ台帳を数えたり、無かった本をもう一度探す作業があるけれど。

さあ、まゆーらの蔵書数、ホントは何冊だったんだろう。

 

ところで、4月4日の花祭りの時に読み聞かせする本を探していて、

面白い絵本を見つけた。

 

ベネディクト・カルボネリ作、ミカエル・ドゥリュリュー絵の

『このほんよんでくれ!』だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間の親子が楽しそうに絵本を読んでいるのを盗み聞いたオオカミは、

続きが知りたくてたまらず、彼らが落とした絵本を咥えて森に帰る。

でも、オオカミは字が読めなかったから…。

 

すごいなあ、そんなことがあったらいいなあ、と、うれしくなる絵本。

次は私がみんなにこの絵本を聞いてほしいかも。

 

ただ、コロナウィルス騒ぎのこの時期に、

積極的にお声掛けして花祭りを開けるのか、少しツライ事態だ。

もしダメなら、文庫に置いておくから、みんなに自分で読んでもらおう!

 

次の文庫の日は、3月21日です。

(芝 直子)

「めっきらもっきらどおんどん」 2020年2月29日 

今日のまゆーら 2020/03/01

2月29日。

2月なのに第5土曜日まであるという珍しい日に、

雨の中を女の子たち4人が来てくれた。

 

例の新型コロナウイルスの騒ぎで、学校が来週から休校になるという

非常事態なんだけど、とりあえず文庫はいつものように開いている。

 

「お母さんが、家で読む本をたくさん借りて来てと言った」とのことだ。

なるほど、どこへも行けずに家で過ごすから。

県立図書館の児童書貸出数も増えているらしい。

 

しかし学童保育は反対に長時間開けろと言われているから、

私たち学童保育の支援員は、通勤電車のお父さんたち並みに

感染の危険があったりして、と思う。

もしかして私が来ると文庫も感染リスクが上がるのではないかしら。

 

前例のない事だらけで、よくわからないけれど、

私が居たらヤバそうだったら、文庫は藤浪さんにお願いして

本だけたっぷり貸し出してもらおうか。

そうならない事を祈ります。

まゆーら文庫 200229

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今日は雨の中を来てくれた子たちと一緒に、本を読んだり、

ミニチュア絵本を作ったり。

あ、ののかちゃんは一人でジグソーパズルにチャレンジしていた。

 

 

 

 

 

 

 

『めっきらもっきらどおんどん』は、長谷川摂子作の絵本で、

はるちゃんが大好きだと言ってくれた本。

いいよね!と言う訳で、この本を知らなかった後の子たちにも

聞いてもらいたくて、読み聞かせをした。

 

「ちんぷくまんぷく…」で始まるでたらめな歌を歌ったかんたが、

神社の木の穴に吸い込まれて、不思議な世界で妖怪三人組と遊ぶ。

ダイナミックな絵と、最後は「おかあさん」と言う言葉で

元の世界に戻ってしまうのだが、それも何だか安心だ。

まゆーら文庫 ミニ本づくり

 

 

 

 

 

 

 

 

私が作ったこの本のミニチュアが、ドールハウスに入っていて、

みんなでミニチュア絵本作りになったのだ。

作り方は簡単で、一年生でもスイスイ出来る。

 

作ったミニチュア絵本と、たくさんの本を持って、

ののかちゃんたちはお迎えに来てくれたお父さんと帰って行った。

 

次は3月の第一土曜だから、来週になる。

またみんなで遊べたらいいね。

 

因みに、今年の花祭りは4月4日(土)との事です。

その頃には新型コロナの騒ぎが落ち着いているといいのにね。

 

次の文庫の日は、3月7日です。

(芝 直子)

「おこだでませんように」 2020年2月15日 

今日のまゆーら 2020/02/16

タイトルの『おこだでませんように』は、「おこられませんように」の意味。
くすのきしげのり作の、迫力たっぷりの男の子の横顔が印象的な本だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

妹を泣かせて怒られ、クラスの子を殴って怒られ…、
家でも学校でも怒られてばかりの男の子。
七夕の短冊に書いた『おこだでませんように』の文字の意味が、
色々身につまされて、読む人の立場を越えて、ドーンと胸に響く。

文庫にもあるこの本を思い出したのは、珍しくお客が一杯の文庫に、
私と同業の学童保育指導員の男性が遊びに来てくれたから。

それに、しばらくぶりに来てくれた女の子たちが、
別の学校ながら、自分たちも学童保育に行っている、と
教えてくれたからでもある。

学童保育の先生はね…と、色々意見を聞いて、
そうだよね、それはマズイよね、と彼と二人で深く同意してしまった。

大勢いる子どもたちも、しっかりとこちらの様子を見たり聞いたりしている。
分かっていてもつい愚痴が出たりする事を、深く反省してしまった。
その場の感情に流されず、ホントは怒られたくないと思っている子の
気持ちを考えられているか、この本を見るたびにつらくなってしまうのだ。

さてさて、珍しくも4人の女の子たちでにぎやかだった文庫で、
リクエストにこたえて、毛糸のマフラー作り。
そろそろ冬も終わりそうなんだけどな。

その横では、久しぶりに来てくれた彼が毛糸で本格的なミサンガを製作。
いつかきっとあの作り方を聞いておかねば。

大きいお姉ちゃん二人がマフラーを完成させ、
ぬいぐるみやおうちのワンコ(?)に着けるのだとか。
写真は私が作った、マドレーヌちゃんのマフラー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一枚はみんなで境内に出て遊んでいる所。
境内で鬼ごっこをする子どもたちって、ホントに久しぶりに見たわ。
子どもの笑い声がする境内って、いいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

次の文庫の日は、2月29日です。
(芝 直子)

「これはのみのぴこ 2」 2020年2月1日 

今日のまゆーら 2020/02/09

 

 

冷たい風が吹いて、結構寒くなった日。

ストーブで暖かい文庫の中で、せっせと台帳と本の照合作業。

この頃うれしい事にお客様が来てくれるので、

事務作業はほったらかしていたのだ。

 

リニューアルを機に、ホントは文庫の本が何冊あるのか調べ始めて、

やっと9割方の書架の照合にこぎつけた。

無くなってるのもあったり、反対に台帳に載ってなかったり、

40数年のズボラのせいでややこしい。

 

さてそれもそろそろ肩が凝って来て、やめよっかなあと思った頃、

うれしいお客様が見えた。

 

去年10月に赤ちゃん連れで来てくれた、かつての常連さんの

さよちゃんが、またお里帰りで顔を出してくれたのだ。

しかも今度はご主人も一緒に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数か月見ない間にすっかり大きくなったひかりちゃんは、

お座りができるようになっている。

いやあ、可愛いわぁ。

いいなあ、いいなあ、を連発してしまった。

 

その間にもさよちゃんは、本棚から絵本を色々見つけて、

「これ、懐かしい」と言ってくれる。

昔毎日のように文庫に来てくれていた頃の本を、

今でも覚えてるとの事。

 

東京のご自宅の近所に図書館があって(いいなあ!!)、

ひかりちゃんのために絵本を借りているそうだ。

「つい、自分が小さい頃に見た本を選んでしまう」とさよちゃん。

 

うん、あの頃から今まで、図書館でも読み継がれて残っている絵本は、

それなりにきっちり評価がある、間違いない本だわ。

 

そうやって最近借りたらしいのが、谷川俊太郎作の『これはのみのぴこ』。

でも文庫の本棚からさよちゃんが取りだしたそれは、

すっかり古びて、綴じ糸が外れているではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっと、気がつかなかった。

いい機会だから新しいのを買おう。

「最初はいいけど、後の方は息が続かなくて」とさよちゃんが言う。

 

そう言えばなぜか昔はこの本を、早口言葉みたいに、

息継ぎしないで一息で読んでいたものだ。

いやいや、そんなことまで覚えていてくれたなんて。

 

きっと、私が調子に乗っていただけだと思う。

どうぞ息継ぎしながら、ゆっくり味わってください。

 

来週には東京に戻られるとか。

またお里帰りの節は、大きくなったひかりちゃんの顔を見せてね。

 

次の文庫の日は、2月15日です。

(芝 直子)

「ノラネコぐんだん アイスのくに」 2020年1月18日 

今日のまゆーら 2020/01/23

 

 

今年初めての文庫の日。

お客さんは前回も来てくれた、りなちゃんとママだった。

なんでもお姉ちゃんの真似をしたいかわいい妹さんは来ていなくて、

りなちゃんはママを一人占めして遊んでいた。

 

お堂で開かれたお習字の会に出席のおばあちゃんを追って

文庫へ来てくれたとのこと。

おばあちゃんが大好きらしい。

他にも幼稚園で絵本を読んでくれる先生の事なども教えてくれた。

 

ママも一緒に、三人で境内の階段を上ってみた。

寒かったけれど、遠くまで景色が良く見えて、なかなかいい気持ちだ。

 

上にはご住職が丹精している畑もあって、そこで採れたらしい大根が、

どっさり千切りになって境内に干してある。

 

まだ瑞々しい大根は、切干大根ではなくてマックのポテトにしか見えないぞ。

そのまま油で揚げて、お塩を振ったら…だめかな、やっぱり。

 

さて一気に寒くなって、寒さを感じる絵本を探す。

工藤ノリコ作の『ノラネコぐんだん アイスのくに』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シリーズもので、他にも「ノラネコぐんだん パンこうじょう」等がある。

好き勝手にいたずらする8匹のノラネコたちがハチャメチャで、

しっかり怒られる展開になるのだが、凍ったままで怒られているノラネコたち。

 

悪い事をしたと思っている・・・と小声で答えているけれど、

絶対に反省してないなと、おかしくなってくる本だ。

 

寒さを感じる事請け合いの本。

私は「パンこうじょう」も好き。どっちも文庫にあるので読んでね。

 

ところで和歌山市は大規模断水のニュースで持ちきり。

文庫でも、会う人ごとにその話題になる。

3日間も断水なんて、災害レベルだわとぼやいていたら、

この近辺のお宅は井戸水を使っているから、あまり影響はないらしい。

いいなあ。さあ帰って、断水対策をしよう。

 

次の文庫の日は、2月1日です。

(芝 直子)

「わたしのおうち」 2019年12月21日 

今日のまゆーら 2019/12/22

今日は文庫に行ってみてびっくり。
この前来てくれた小さいお姉ちゃんと妹、
そのママとおじいちゃんおばあちゃんまでが、待っていてくれたのだ。

さっそくお姉ちゃんリクエストの絵本を読む。
神沢利子作・山脇百合子絵の、『わたしのおうち』。
いい本を見つけたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

段ボールで作ったおうちを野原に持って出たお姉ちゃん。
落書きしたりする弟には絶対に入らせてやらない…と言う訳だ。

で、ウサギやクマなど色んな動物が、いいおうちですね、と
遊びに来るという空想の翼を広げる。
その応対や言葉がお姉ちゃんらしくて、楽しい。

でも本当は誰も来ていなくて、外の足音に喜んだら、
お菓子を持って、そうっと様子を見に来た弟だったのだ。
もちろん弟を段ボールのおうちに入れてあげて、
一緒にお茶の時間。

お絵描きの色まで、お姉ちゃんのする通りになんでも真似したい妹さんと、
ちょっぴり複雑らしいお姉ちゃんにピッタリの絵本かも。

30年くらい前に出版された本で、しばらく見ていなかったので、
久しぶりにいい本を読んだ気分になったわ。
お姉ちゃんありがとう。

文庫がリニューアルされてから2,3ヶ月経つのに、
未だに工作材料などの場所が分からない。
きっと私の背丈では無理なのに違いない。

子どもたちがいるところで棚から大きい段ボールを抱えて降ろすのは
危ないし、もうちょっと考えなくては。

どこかにあるはずの、毛糸の編み器や粘土を探せなかった言い訳だ。
編み機がわからなかったので、指編みで四苦八苦してくれた
はるちゃん、ごめんね。
次までに新しいのを作ってみるわ。

お人形のマドレーヌちゃんのマフラーを作ってみたいのです。
さて、次回は一回お正月休みを頂いて、1月18日から
文庫を始めます。
皆様よいお年をお迎えください。

次の文庫の日は、1月18日です。
(芝 直子)

「うどんのうーやん」 2019年12月7日 

今日のまゆーら 2019/12/14

 

 

今日は成道会。

どなたも見えないかなあと案じていたら、

驚いたことに文庫の中が満員になった。

 

4月の花祭りにも来てくださった、冬野のお子さん連れの皆さんが、

賑やかにやってきてくださったのだ。

 

 

 

 

 

 

冬野ガ丘の方から来てくれるののかちゃんを合わせて

子どもさん7、8人と、お父さん・お母さん方。

 

ののかちゃん以外は就学前のお子さんたちで、

ののかちゃんがすごくお姉さんに見える!

 

ちなみに妹のなちちゃんが一緒じゃなかったのは、

成道会に付き物のお汁粉が苦手だから、との事。それは残念!

 

そう言えば学童保育のおやつでも、この頃あんの入ったものはダメ、

と言う子が増えてきた。おいしいのにね。

 

いつものようにお勤めをして、お汁粉を頂く。

小さいお子さんが多いので、熱々にするのをやめて、

ぬるめにしてくれた和子さん。ご馳走様でした。

 

さてそれから、用意した絵本3冊を読み聞かせしたけれど、

小さい子が多かったので、ちょっと選本を誤ったかも。

 

前日に学童保育で試し読みしたtupera tupera(つぺらつぺら)作の

『どんなおと?』はギャーギャーうるさいほど大受けしたのに、今日はイマイチ。

 

でも次に読んだ岡田よしたか作の『うどんのうーやん』は、

「家にある」と反応してくれた子がいた。

おうちの本棚にあるらしい。良いなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、コテコテの大阪弁のこの本、読むには少しコツがいるが、楽しい本だ。

何しろ人手不足で、出前の注文を受けて「うどん」自ら、走って届けに行く話。

 

途中で腹ペコのネコに半分食べさせてしまって、代わりにソーメンを入れたり、

入りたいというモノはみな拒まずに丼に入れていくものだから、

とうふ、梅干し、タコ焼き、エビフライ…、キツネうどんのはずだったのにね。

 

それともう一つ、今日び出前を知らないのでは、と思ったこと。

昔は片手にせいろを積んで、自転車で出前するお蕎麦屋さん、

なんてあったものだが、知らんよねー、きっと。

今はピザのデリバリーくらいか。

 

成道会の後は文庫に移動して、お絵描きしたり、本を読んだり。

『たんけんライト』は今日も人気だった。

 

さあ、次回は年内最後の文庫。

新しいノートを作った子が二人もいて、今日はたくさん本の貸し出しがあった。

うれしいなあ。

 

次の文庫の日は、12月21日です。

(芝 直子)

「やきざかなののろい」 2019年11月30日 

今日のまゆーら 2019/12/05

 

 

今日の文庫のお客様は3人。

はるちゃんと、前回初めて来てくれたののかちゃん、

それに初登場の、ののかちゃんの妹のなちちゃんだった。

お姉ちゃんと一緒に自転車で来てくれたとの事。

 

帰りは二人だけで帰るというので、おうちの場所を聞いてみたら、

「鉄棒しか無い公園知ってる?」

…知らないなあ。

 

とにかく交通量の多い県道を通らなくて良いらしいので、安心した。

何年か前に、和子さんが散歩の途中で文庫のチラシを

公園のフェンスか何かにぶら下げてきた、と聞いたから、

その種が実を結んだのだろうか。すごい事だ。

 

 

 

 

 

 

さて可愛い女の子3人で、今日はミサンガを作る。

リクエストしてくれたはるちゃんが作りかけていたのを見て、

ののかちゃんたちも「作りたい!」と言ってくれたのだ。

 

作り方は三つ編みができる子なら、いたって簡単。

5番の刺しゅう糸を三つ編みにしたのを3本作って、

それをまた三つ編みにするだけ。

多少編み目がきつかろうがゆるかろうが、それなりにきれいに見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は編み上がったミサンガ3本と、手首に巻いてみたところ。

ふっくら可愛い手は、1年生のなちちゃんだ。

 

その後カードゲームでしばらく遊び、4時半が近くなったので、

借りる本を選ぶ?と言ったら、ののかちゃんが「決めてる」と言って

絵本の本棚から出したのは、塚本やすし作の『やきざかなののろい』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小骨が多くて食べにくい焼き魚は、「ぼく」にとって苦手な料理。

お箸でぐちゃぐちゃにほぐして、食べたふりをしていたら、

お風呂の中や寝る時まで、「食べてくれ」と言って

骨だけの焼き魚が追っかけてくる。

 

それでも絶対に食べないぞーと言っていると…。

呪いなんか怖くないけど、やっぱりちょっぴり怖くなってくるかも。

それとも焼き魚を食べたくなってくるかな。

 

ののかちゃんはミサンガを編みながら、本棚のこの本が気になって、

借りて帰ろうと思っていたそうだ。

すごいなあ、面白い絵本を見つける嗅覚もあると見た。

 

さて次回は成道会。

別名お汁粉パーティで、時間はいつもと同じ2時からです。

 

次の文庫の日は、12月7日です。

(芝 直子)

「フランシスのいえで」 2019年11月16日 

今日のまゆーら 2019/11/20

 

今日は新しいお客様。

お母さんと、本堂のお習字の会目当てに来た女の子が、

その後で文庫に来てくれたのだ。

 

本が大好きという4年生の ののかちゃん。

さっそく本棚から取り出した本を読みふけって、

帰りには新しいノートを作って、4冊も借りて帰ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うれしいなあ、本好きさんが来てくれた。

100冊くらいすぐに読むと思う、とお母さん。

100冊読んだ人、の貼り紙が更新される日が来たらすごいゾ。

 

ところで今日は、この前からやっている蔵書の点検作業を、

はるちゃんが手伝ってくれた。

本の背表紙を読んでは、台帳と照合してハンコを押す作業だが、

てきぱきと手伝ってくれたおかげで、絵本の棚が2段くらい片付いた。

 

ありがたいことに、こんな仕事が大好きと言ってくれるはるちゃん。

もしかして、絵本を一冊ずつ読み上げているうちに、

新しい面白い本を見つけてくれたらいいな。

知らない本がいっぱい出てくるからね。

 

そう言えば、ラッセル・ホーバンの『フランシス』シリーズをチェックしていて、

はるちゃんが『フランシスのいえで』、を「家で」と発音していたっけ。

思わず「家出」と訂正してしまったが、後から、

あれはひょっとして「家で」でも正解だったかもしれないと思ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

アナグマの女の子・フランシスが、妹が生まれてさびしくなって、

家出を決行するのだけれど、隠れた先は、台所のテーブルの下。

そこでパパとママの話を聞いて…。

 

家出すると宣言したものの、家から出てないじゃないの。

やっぱり「家出」じゃなくて、「家で」だったのかも。

フランシスの気持ちが可愛くて、パパとママもとっても愛情たっぷりで、

『フランシス』シリーズはどれもおススメです。

 

はるちゃんとののかちゃんは、ビーズのブレスレットも作って

お土産に持って帰った。

次ははるちゃんのリクエストの、刺しゅう糸で作るミサンガに挑戦しよう。

 

次の文庫の日は、11月30日です。

(芝 直子)