「なんでも魔女商会シリーズ」 2017年1月7日 

今日のまゆーら 2017/01/08

 

 

あけましておめでとうございます。

今年もたくさんの、楽しい本に出会えますように。

 

寒い中、やって来てくれたのはさやちゃんとママ。

ポケモンのカードを見せてくれて、説明してくれたけれど、

あんまり分からなくてゴメン。

 

お寺にもだーれもいなくて、静かな中でさやちゃんにたくさん本を読んだ。

何年生になっても、読み聞かせをリクエストしてくれるのはうれしい。

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読んだのは『へんしんトンネル』のシリーズや、『ちか100かいだてのいえ』シリーズ。

へんしんトンネルは読みにくいんだよね。

時々うまく読めなくて、焦るわ。

 

写真は、本を読んでいるさやちゃんと、もう一枚は笠地蔵。

って、ウソです。さやちゃんの水筒。

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水筒に、髪から外したシュシュを巻いていただけ。

「笠地蔵に見える」とママが言って、爆笑した次第。

 

で、さやちゃんが返してまた借りて行ったのは、あんびるやすこ作の

『なんでも魔女シリーズ』だった。

たしか3冊返して、5冊借りた。

今のお気に入りの本との事。

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魔女のくせにチマチマ手を掛けて洋服のリフォームをするところが

私としては面白くて、お話も洋服のことだけでなく、幅広い。

 

中に出てくる「魔法の指抜き」、さやちゃんに「ゆびぬきって何?」と

聞かれたママは、実物を見せて説明したとの事。

うーん、それは魔法の指抜きでなくて残念だったね。

 

貸出ノートに、一冊ずつのタイトルを書くのを省略して、

「なんでもまじょしょうかいシリーズ5さつ」とバッサリ書いて、

持って帰ってくれた。

 

ではまた、今年も楽しく遊びましょう。

 

次の文庫の日は、1月21日です。

(芝 直子)

「サンタさんからきたてがみ」2016年12月17日

今日のまゆーら 2016/12/18

 

さあて、いよいよ年内最終の文庫の日。

ストーブで暖かい文庫で、お客を待ちながら藤浪さんとおしゃべり。

昔話に花を咲かせ、ふと気が付いたら手元の毛糸がどんどん編み進み、

結構長いマフラーになっていた。

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これは去年もこの時期にやった、割り箸の手製編み器だ。

筒型にしたものに割り箸を立てて、リリアンの要領で毛糸を掛けて行くだけ。

 

おしゃべりしながらでもできるし、一年生の子でもスイスイ編める。

今年は少し大きな海苔の筒に割り箸を11本立ててみたが、

大きくなった分、毛糸が一巻きでは足りなくなってしまった。

 

さてどうしようかと思案していたら、4時前になってりこちゃん登場。

最後の日だからって、忙しいのに顔を出してくれたようだ。

 

頭にはクリスマスっぽい素敵な髪飾りが揺れている。

文庫に来る前にあった、子ども会のクリスマス用におしゃれしたらしい。

可愛いのでぜひにと頼んで、写真を撮らせてもらう。

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そのりこちゃん、本棚からやっぱりクリスマスの絵本を選んでいた。

たんのゆきこ作の『サンタさんからきたでがみ』。

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いい本を選んだね。

この季節、世界中の子どもたちから、北欧のサンタクロース宛てに

たくさん手紙が届くと聞くけれど、これは反対。

サンタさんが自分で書いてくれた手紙だ。

 

なのに雪で宛名がにじんで読めなくなり、ネズミの郵便屋さんが大慌て。

誰に宛てた手紙か、みんなで推理するけれど、分からない。

 

さあ一体、サンタさんは誰に手紙を出したのか。

そして手紙は無事に宛先に届いたのか。

とってもワクワクして、素敵な結末です。

クリスマスが終わっても、ぜひ読んでみてね。

 

ところでこの後、大ハプニング。

駐車場の前に、上から電線(?)がぶら下がってきて、車が出せない!

電気?電話? 何の線かわからないのがアブナイ。

 

結局りこちゃんママが、毛糸の編み器を使って線を持ち上げて

私の車を通してくれた。

ありがとうございました。

 

次回は大みそかで、さすがに文庫はありません。

皆様今年も文庫に来てくださってありがとうございました。

来年も楽しい本にいっぱい出会えますように。

 

次の文庫の日は、1月7日です。

(芝 直子)

「じごくのそうべえ」 2016年12月3日 

今日のまゆーら 2016/12/04

 

 

さて今日は成道会。

お釈迦様が悟りを開かれた日のお祝いで、

文庫では専らお汁粉パーティーで通っている日。

 

いつもの常連さんたちが用事で欠席と聞いていたので

来る子がいるのかしらんと案じていたら、

みんな時間をやりくりしたり、お友だちを誘って、10人ほどが来てくれた。

 

藤浪さんによるお勤めの後、いつもなら2、3冊の読み聞かせをするのだけれど、

今日は1冊だけ『じごくのそうべえ』を読み、

続いてその『じごくのそうべえかるた』をやってみた。

 

 

じごくのそうべえ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『じごくのそうべえ』は、田島征彦作のお馴染みの絵本。

きっとみんな知っているはず、と勝手に思っていたが、

半分くらいの子が知らないと言って、びっくり。

 

それならなおさら読み甲斐があるわ、と張り切って読んだ。

テンポのいい関西弁で、落語が元になったお話は抱腹絶倒。

みんなが笑いながら聞いてくれた。

 

じごくのそうべえ朗読

 

 

 

 

 

 

その後の『じごくのそうべえかるた』では、取り札の中の

ふんにょう地獄の絵を見て、「これ取りたないなぁ」の声が上がる程、

お話も分かってくれたようだ。

 

そうべえかるた

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は、りこちゃんが10枚を取ってチャンピオンになり、メダルをGetした。

幼稚園児のくるみちゃん、あいちゃんには申し訳なかったわ。ごめんね。

参加賞として、「芝さんの足」と言って肉球グミをプレゼントしてカルタはお終い。

 

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藤浪さんのお汁粉を、暖かい境内でいただく。

お代わりしてくれた子もいて、楽しく成道会は終わりました。

 

境内でおしるこ

 

 

 

 

 

 

 

 

お急ぎの方が帰った後は、境内や本堂でみんな大騒ぎして遊ぶ。

「子どものにぎやかな声がうれしい」と言う和子さん。

またみんな遊びに来てください。

 

文庫は次の12月17日で年内最終。

お正月は1月7日から始めます。

 

次の文庫の日は、12月17日です。

(芝 直子)

「さんねん峠」 2016年11月19日

今日のまゆーら 2016/11/21

 

 

今日は久しぶりにゆいちゃん・めいちゃん姉妹が来てくれた。

二、三カ月見ないうちに、大きくなっていてビックリ。

特にめいちゃん!

初めに一人で入ってきた時は、一瞬ゆいちゃんかと思ってしまったよ。

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で、お姉ちゃんのゆいちゃんが本棚から見つけたのが、『さんねん峠』。

小学校の3年の国語の教科書に載っている、李錦玉作・朴民宣絵の原作絵本だ。

 

原作と言うより、ほとんどこのまま教科書に載っているが、

教科書では挿絵は当然少なくなっているし、

絵本の大きな絵でたっぷり感じられる、朝鮮の昔の風景や暖かさも伝わりにくい。

 

でもそんなことは問題ではないほどの、大きな違いをゆいちゃんが発見した!

「あれ…?」

絵本の一番最後の、3行ほどの文章だ。

 

教科書では、「だれだったのでしょうね」で終わっているのに、

なんと絵本ではちゃんと「それは……だったのです」と続いて、

種明かしがされているのだ。

 

教科書を作った人は、なぜあえてそこを抜いたのだろう。

余韻か? それとも別の理由か、勘ぐってしまうぞ。

 

今日はお母さん方も境内でおしゃべりに花を咲かせていて、

久しぶりににぎやかだった。

そうだ、りこちゃんママ、お誕生日おめでとうございます。

りこちゃんたちがメダルを作ってプレゼントすると張り切っていた。

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写真は文庫にあった小さい算盤を見つけて、パチパチやっているゆいちゃん。

なんとゆいちゃんもめいちゃんも、それからりこちゃんも、

算盤を習っているとのこと。知らなかったわ。

 

さてさて、迂闊にもすっかり忘れていたのだけれど、

次回の文庫の日、12月3日は成道会だと和子さんに伺った。

 

お釈迦様が悟りを開かれたお祝いの行事で、

文庫ではもっぱら「お汁粉パーティー」で通っている日。

 

でもあいにく色々行事と重なって、今日来た常連さんたちは来られないらしい。

和子さん、あんまりたくさんお汁粉を作ったら、余って困るかもよ。

 

皆様、どなたでも、お汁粉目当てだけでも結構ですので、

奮ってご参加ください。

2時からです!

 

次の文庫の日は、12月3日成道会です。

(芝 直子)

「でっこりぼっこり」 2016年11月5日 

今日のまゆーら 2016/11/10

 

 

さあ、今日の絵本は高畠那生作の『でっこりぼっこり』

久しぶりに文庫に来てくれたゆきや君が、見つけた絵本。

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巨大人が地面を走り回ると、足跡にぼっこりと大きなくぼみができ、

どこかがぼっこりくぼんだら、どこかがでっこり盛り上がるはず?

 

さて盛り上がった所は…、そんな馬鹿な。

一緒に覗きこんださやちゃんと、大笑いしながら読んでいた。

「うそやん」「えーっ」

とびっきりのナンセンス絵本で、高畠那生さんの独特の世界にハマる。

 

最後のページで巨大人が泥人形みたいになって海から飛び上がっているのは、

実は本物じゃなくて、“でっこり”なのだとゆきや君が教えてくれた。

なるほどそうだったのか。まだまだ芝さんは絵本の見方が甘いわ。

 

そう言えばこの本は、ゆきや君が小さい頃に好きだった本だ。

久しぶりに本棚から見つけてくれたらしい。

 

ひとしきり笑った後は、クイズの本で盛り上がる。

前にこの本を読んでるというゆきや君の出題で、結構難しい。

 

同じ文字を入れて言葉を作る問題。

さ○ぜ○ま○え○…?  か○○○き?

 

答えは、ん と た! ヒントをもらわなきゃ分からなかった。

 

その他、今日はさやちゃんのリクエストで、ボタンの工作。

さやちゃんはゴムをつけて髪止めに、ゆきや君はそのままでアクセサリーに。

服やレッスンバッグに縫い付けてもらうと自分だけの飾りが出来る。

 

だけど試しにヘアピンをつけるとしたらどうなる??

と言う訳で、お試しした所をすかさず写真に!

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お迎えに来てくれたお母さん方とおしゃべりして、文庫は終了。

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文庫の外では、ご住職が柚子でマーマレードを作るのだと、

大量の柚子をせっせと刻んでおられた。

あたりは柚子の香りで一杯。

 

次の文庫の日は、11月19日です。

(芝 直子)

「ヤカンのおかんとフトンのおとん」2016年10月29日 

今日のまゆーら 2016/10/30

 

 

やかんのおかんとふと…??

なんとも読みにくいタイトルの絵本は、

今日りこちゃんが一生懸命読んでいた本。

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和歌山弁の親戚位の大阪弁の絵本なので、結構読みやすい。

作者はサトシン、挿し絵は赤川明。

側からのぞいたりこちゃんママが「長谷川義史さんの本?」と錯覚したけれど、

長谷川さんよりか、ちょっとソフトな絵だ。

 

でも内容はなかなかの迫力とインパクトに満ちている。

とにかく怒ってばかりいるお母さんが、『ヤカンのおかん』で、

日曜日はいつも寝てばかりいるお父さんが、『フトンのおとん』

 

読み聞かせしたら間違いなく受ける本だわ。

読んでる方は、そこはかとなく見につまされて、胸が痛かったりして。

 

だからこんなおかんやおとんにならないように…という

教訓めいた取り方も出来てしまって、何となく居心地が悪かったりする。

でも押しつけがましくならない所は、大阪弁のなせる技だったりして。

 

一生懸命本を読んでいるりこちゃんのそばで、私とママはおしゃべり。

と言うか、一方的に私が愚痴を聞いてもらっていたようなものだ。

文庫で関係ないおしゃべりしてごめんね、りこちゃん。

 

あっという間に作れる、端切れのボタンを作って、今日はお終い。

ピンにつけて髪留めにしたり、ゴムをつけて髪ゴムにしたり、色々使える。

 

リクエストしてくれたさやちゃんがお休みだったけれど、

また次も持って行くわね。

おしゃべりしていたら、写真を撮り忘れた。

 

お姉ちゃんは紀三井寺競技場でテニスの試合だとか。

木枯らし1号が吹いたというのに、がんばってるなあ。

 

次の文庫の日は、11月5日です。

(芝 直子)

「やまんばあさんの大運動会」2016年10月15日

今日のまゆーら 2016/10/19

 

 

今日は文庫に大遅刻。

私の働いている学童保育の小学校で、運動会があったのだ。

なかなか盛況で、予定よりも押して押して、文庫に来るのが遅くなってしまった。

 

何しろ小学校の子どものうち4割は学童保育に来るので、

どの学年も知っている子ばかりが次々に出てくる。

つい応援に力が入るというものだ。

 

競技の内容は毎年少しずつ変わるのだけれど、

今年のトピックスは3年生の団体競技。

空の段ボール箱4個を積んで、二人でハードルや踏み台を越えて運ぶ競技。

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学童に来ているまじめな男の子が、崩れるのを几帳面に積みなおし…

全くゴールできないハプニングだった。

きっと企画した先生は焦っただろうなあ。

面白かったので、文庫じゃないけど、写真を1枚割りこませてもらおう。

 

そんなこんなで文庫に着いたら、ちょうどりこちゃんが来たところだった。

間に合ってよかった。

 

お客がひたすら本を読むりこちゃん一人だったので、

トクベツ何もせず、私も折り紙などをして遊んで過ごした。

 

ところでりこちゃんが来た時、藤浪さんが「お姉ちゃん?」と聞いた。

実は私も車の中のりこちゃんを見て、一瞬みきちゃんかと錯覚したのよ。

錯覚の原因はメガネ。

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「りこちゃん、メガネ前から掛けてた?」 「うん。」

「気がつかなかったわ。いつから?」 「先週の土曜日。」

そりゃあ、見た事がないはずだ、と大笑い。

 

記念に初メガネの写真を撮ってみた。

やっぱりお姉ちゃんに似てるよ。

 

さて今日の本は、運動会に因んで富安陽子作の『やまんばあさんの大運動会』

破天荒なやまんばあさんのシリーズの一つで、

ますますスゴイことになっている。

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地域の運動会にやまんばあさんが出かけて、

町長さんの奥さんに間違えられるのだ。

続きはぜひ読んでみて。

 

次の文庫の日は、10月29日です。

(芝 直子)

「ぼくはモンスターのとこやさん」2016年10月1日 

今日のまゆーら 2016/10/02

近隣の小学校の運動会が重なって、今日のお客はさやちゃん一人。

プラバンに絵を描いて、せっせと色塗りをして遊ぶ。

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それから久しぶりにリクエストに応えて、絵本を読んだ。

さやちゃんがまず選んだのはマシュー・マケリゴット作の

『ぼくはモンスターのとこやさん』。

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パパが営業している床屋さんのお店で、満月の夜だけ

「ぼく」がこっそり床屋さんを開く。

迎えに来るのはドラキュラで、なじみのお客はみんなモンスター。

 

怪物たちだって、月に一度は散髪したいから、次々にお得意さんがやって来る。

一つ目の大男やフランケンシュタイン、妖婆、首が取れる男まで、

それぞれにふさわしい髪形にカットするのが腕の見せ所らしい。

 

見た者を石に変えるという、髪の毛が蛇のメドゥーサが来た時は、

しっかり目隠ししてカットしているし、なかなか大変そうだ。

 

使うのは、げろげろシャンプーや、くさくさワックスなど、モンスター専用品だ。

翌日、きれいに片づけられた店で、何にも知らないパパが床屋さんのお仕事。

でも最後のページに、よく見ると、でろでろトニックが残っていて、

パパの手はそれに向かって伸びている。

 

「この後どうなるのか、ものすごく気になるわ」とさやちゃん。

うん、私も気になるよ。

 

久しぶりにさやちゃんにたくさん絵本を聞いてもらえて、うれしかったよ。

次回の文庫の日は、私の学校の運動会。

遅刻しますが、必ず行きますので、待っててね。

 

次の文庫の日は、10月15日です。

(芝 直子)

「あいうえおの本」2016年9月17日 

今日のまゆーら 2016/09/21

今日はいつものメンバーはみんなお休み。
学校の運動会のさやちゃん、暑いけどがんばってね。

他の人たちもご用があって、今日は一人で本でも読んでようかと
思っていたら、ご近所の方が女の子二人を連れて遊びに来て下さった。

くるみちゃんとあいちゃん姉妹。
幼稚園の年長さんと年少さんで、折り紙をしたり、トランプやカルタをしたり、
楽しく遊んで行ってくれた。

お姉ちゃんのくるみちゃんに、おじさんが本棚から出して見せていたのが、
安野光雅作の『あいうえおの本』。
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もうかれこれ40年くらい前に発行された絵本で、
あいうえお絵本の先駆けになった、定番の絵本だ。

見開きの左側には平仮名が一文字、工夫を凝らした木のデザインで描かれ、
右のページにはその字がつく物の絵がドーンと。
絵の回りを取り巻くイラストの帯に隠れている、字のつく物を探すのも楽しい。

「か」ならドーンと蚊取り線香があり、鏡に映っていて、
下には蚊が落ちているという趣向だ。

ただ、いかにも選ばれて物が古くて、幼稚園の子には分からない物も多い。
「回り灯篭」も「栓抜き」も、くるみちゃんは見た事がなかった。
そうねぇ、今時栓抜きでビンのふたを開けないわ。
まして、牛乳瓶の丸い紙ぶたを開ける専用の栓抜きなんて、
私ももう何十年も見てないし。

周りに隠れているのも、結構難しい植物で、カラスノエンドウなんて、分からない。
そう言いながら、順番にページをめくって、くるみちゃんと遊んだ。

小さい子には分からない物の多さにびっくりして、
今風のお勉強メインのあいうえおの本なら、もっとわかるのになあ、と
思ったけれど、これはこれでいいのかも、と思い直した。

一緒に来ていた「おっちゃん」が、一生懸命くるみちゃんに
出てきた絵の説明をしてくれていたから。

昔はこんなのがあって、こんなにして使って、こうする物…
教えてもらうって、楽しいかもね。

さて、トランプの神経衰弱が得意なくるみちゃんに、
おっちゃんも芝さんのおばちゃんも完敗して、今日はお終い。

最後にあいちゃんも参加できる『ぐりとぐらカルタ』をやって、
文庫を閉めました。また遊びに来てね。

二人の写真を撮ってもいいかわからなかったので、
後ろ向きに写すタイミングを狙ったけれど、難しくてパス。
今日はあいうえおの本の写真だけです。

次回の文庫の日は、安原小学校の運動会。
その次の文庫の日は、私の学校の運動会。

次の文庫の日は、10月1日です。
(芝 直子)

「栗栖ちくりん」 2016年9月3日 

今日のまゆーら 2016/09/10

 

 

やっと9月。

始業式も終わって、2学期が始まったというのに、

なんとも時期遅れの工作をした。

「これを夏休みの工作に出したら良かった」と

りこちゃんが言うのもごもっとも。

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素麺などの木箱を使った、木の迷路だ。

好きなように木の仕切りを立てて作った迷路を、ビー玉を転がして遊ぶ物。

あちこちにアルファベットのついたビーズが隠れているので、

好きな順路を考えて遊べる。

 

中には進路を邪魔する貝殻や、ゴールの場所には2枚貝があって、

ビー玉を中に入れたらゴールになるのだとか。

白いビー玉が入った様子は、「真珠みたい」とさやちゃん。

 

作ったのはさやちゃんと、りこちゃんの二人だったけれど、

夏休み中に出来なくてごめん。

来年はもっと時期を考えるわ…って、鬼が笑うか。

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さて今日の本の紹介は、いわむらかずお作の『栗栖ちくりん』。

『夕日の丘のなかま』シリーズの第1巻で、

栗栖ちくりん、っていうのは主人公の名前。

さて何の動物でしょう。

 

答えは夕日の丘に住んでいる、自称探偵のリスの名前。

因みに奥さんは、栗栖しょくりん。

 

夕日の丘には、他にもフクロウやネズミ、キツネ、カラスやコジュケイ…

農場に飼われている牛たちも、重要なメンバーだ。

 

字が大きくて読みやすいから、1,2年生でもスラスラ読めるわ。

動物たちの名前が面白いの。

赤ネズミの根津あかねさんとか。

 

空飛ぶ怪物の正体を、栗栖ちくりんさんが探るお話で、

続きのシリーズと一緒に次回持って行くので、ぜひ読んでください。

面白い本を見つけた時はうれしくて、誰かに読んでもらいたくなります。

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写真は、迷路を作ったあと、ドールハウスで遊んでいるさやちゃん。

写真で見ると、なんとお兄ちゃんのいっと君によく似ていること。

いいなあ。

 

次の文庫の日は、9月17日です。

(芝 直子)