「ヤカンのおかんとフトンのおとん」2016年10月29日 

今日のまゆーら 2016/10/30

 

 

やかんのおかんとふと…??

なんとも読みにくいタイトルの絵本は、

今日りこちゃんが一生懸命読んでいた本。

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和歌山弁の親戚位の大阪弁の絵本なので、結構読みやすい。

作者はサトシン、挿し絵は赤川明。

側からのぞいたりこちゃんママが「長谷川義史さんの本?」と錯覚したけれど、

長谷川さんよりか、ちょっとソフトな絵だ。

 

でも内容はなかなかの迫力とインパクトに満ちている。

とにかく怒ってばかりいるお母さんが、『ヤカンのおかん』で、

日曜日はいつも寝てばかりいるお父さんが、『フトンのおとん』

 

読み聞かせしたら間違いなく受ける本だわ。

読んでる方は、そこはかとなく見につまされて、胸が痛かったりして。

 

だからこんなおかんやおとんにならないように…という

教訓めいた取り方も出来てしまって、何となく居心地が悪かったりする。

でも押しつけがましくならない所は、大阪弁のなせる技だったりして。

 

一生懸命本を読んでいるりこちゃんのそばで、私とママはおしゃべり。

と言うか、一方的に私が愚痴を聞いてもらっていたようなものだ。

文庫で関係ないおしゃべりしてごめんね、りこちゃん。

 

あっという間に作れる、端切れのボタンを作って、今日はお終い。

ピンにつけて髪留めにしたり、ゴムをつけて髪ゴムにしたり、色々使える。

 

リクエストしてくれたさやちゃんがお休みだったけれど、

また次も持って行くわね。

おしゃべりしていたら、写真を撮り忘れた。

 

お姉ちゃんは紀三井寺競技場でテニスの試合だとか。

木枯らし1号が吹いたというのに、がんばってるなあ。

 

次の文庫の日は、11月5日です。

(芝 直子)

「やまんばあさんの大運動会」2016年10月15日

今日のまゆーら 2016/10/19

 

 

今日は文庫に大遅刻。

私の働いている学童保育の小学校で、運動会があったのだ。

なかなか盛況で、予定よりも押して押して、文庫に来るのが遅くなってしまった。

 

何しろ小学校の子どものうち4割は学童保育に来るので、

どの学年も知っている子ばかりが次々に出てくる。

つい応援に力が入るというものだ。

 

競技の内容は毎年少しずつ変わるのだけれど、

今年のトピックスは3年生の団体競技。

空の段ボール箱4個を積んで、二人でハードルや踏み台を越えて運ぶ競技。

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学童に来ているまじめな男の子が、崩れるのを几帳面に積みなおし…

全くゴールできないハプニングだった。

きっと企画した先生は焦っただろうなあ。

面白かったので、文庫じゃないけど、写真を1枚割りこませてもらおう。

 

そんなこんなで文庫に着いたら、ちょうどりこちゃんが来たところだった。

間に合ってよかった。

 

お客がひたすら本を読むりこちゃん一人だったので、

トクベツ何もせず、私も折り紙などをして遊んで過ごした。

 

ところでりこちゃんが来た時、藤浪さんが「お姉ちゃん?」と聞いた。

実は私も車の中のりこちゃんを見て、一瞬みきちゃんかと錯覚したのよ。

錯覚の原因はメガネ。

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「りこちゃん、メガネ前から掛けてた?」 「うん。」

「気がつかなかったわ。いつから?」 「先週の土曜日。」

そりゃあ、見た事がないはずだ、と大笑い。

 

記念に初メガネの写真を撮ってみた。

やっぱりお姉ちゃんに似てるよ。

 

さて今日の本は、運動会に因んで富安陽子作の『やまんばあさんの大運動会』

破天荒なやまんばあさんのシリーズの一つで、

ますますスゴイことになっている。

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地域の運動会にやまんばあさんが出かけて、

町長さんの奥さんに間違えられるのだ。

続きはぜひ読んでみて。

 

次の文庫の日は、10月29日です。

(芝 直子)

「ぼくはモンスターのとこやさん」2016年10月1日 

今日のまゆーら 2016/10/02

近隣の小学校の運動会が重なって、今日のお客はさやちゃん一人。

プラバンに絵を描いて、せっせと色塗りをして遊ぶ。

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それから久しぶりにリクエストに応えて、絵本を読んだ。

さやちゃんがまず選んだのはマシュー・マケリゴット作の

『ぼくはモンスターのとこやさん』。

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パパが営業している床屋さんのお店で、満月の夜だけ

「ぼく」がこっそり床屋さんを開く。

迎えに来るのはドラキュラで、なじみのお客はみんなモンスター。

 

怪物たちだって、月に一度は散髪したいから、次々にお得意さんがやって来る。

一つ目の大男やフランケンシュタイン、妖婆、首が取れる男まで、

それぞれにふさわしい髪形にカットするのが腕の見せ所らしい。

 

見た者を石に変えるという、髪の毛が蛇のメドゥーサが来た時は、

しっかり目隠ししてカットしているし、なかなか大変そうだ。

 

使うのは、げろげろシャンプーや、くさくさワックスなど、モンスター専用品だ。

翌日、きれいに片づけられた店で、何にも知らないパパが床屋さんのお仕事。

でも最後のページに、よく見ると、でろでろトニックが残っていて、

パパの手はそれに向かって伸びている。

 

「この後どうなるのか、ものすごく気になるわ」とさやちゃん。

うん、私も気になるよ。

 

久しぶりにさやちゃんにたくさん絵本を聞いてもらえて、うれしかったよ。

次回の文庫の日は、私の学校の運動会。

遅刻しますが、必ず行きますので、待っててね。

 

次の文庫の日は、10月15日です。

(芝 直子)

「あいうえおの本」2016年9月17日 

今日のまゆーら 2016/09/21

今日はいつものメンバーはみんなお休み。
学校の運動会のさやちゃん、暑いけどがんばってね。

他の人たちもご用があって、今日は一人で本でも読んでようかと
思っていたら、ご近所の方が女の子二人を連れて遊びに来て下さった。

くるみちゃんとあいちゃん姉妹。
幼稚園の年長さんと年少さんで、折り紙をしたり、トランプやカルタをしたり、
楽しく遊んで行ってくれた。

お姉ちゃんのくるみちゃんに、おじさんが本棚から出して見せていたのが、
安野光雅作の『あいうえおの本』。
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もうかれこれ40年くらい前に発行された絵本で、
あいうえお絵本の先駆けになった、定番の絵本だ。

見開きの左側には平仮名が一文字、工夫を凝らした木のデザインで描かれ、
右のページにはその字がつく物の絵がドーンと。
絵の回りを取り巻くイラストの帯に隠れている、字のつく物を探すのも楽しい。

「か」ならドーンと蚊取り線香があり、鏡に映っていて、
下には蚊が落ちているという趣向だ。

ただ、いかにも選ばれて物が古くて、幼稚園の子には分からない物も多い。
「回り灯篭」も「栓抜き」も、くるみちゃんは見た事がなかった。
そうねぇ、今時栓抜きでビンのふたを開けないわ。
まして、牛乳瓶の丸い紙ぶたを開ける専用の栓抜きなんて、
私ももう何十年も見てないし。

周りに隠れているのも、結構難しい植物で、カラスノエンドウなんて、分からない。
そう言いながら、順番にページをめくって、くるみちゃんと遊んだ。

小さい子には分からない物の多さにびっくりして、
今風のお勉強メインのあいうえおの本なら、もっとわかるのになあ、と
思ったけれど、これはこれでいいのかも、と思い直した。

一緒に来ていた「おっちゃん」が、一生懸命くるみちゃんに
出てきた絵の説明をしてくれていたから。

昔はこんなのがあって、こんなにして使って、こうする物…
教えてもらうって、楽しいかもね。

さて、トランプの神経衰弱が得意なくるみちゃんに、
おっちゃんも芝さんのおばちゃんも完敗して、今日はお終い。

最後にあいちゃんも参加できる『ぐりとぐらカルタ』をやって、
文庫を閉めました。また遊びに来てね。

二人の写真を撮ってもいいかわからなかったので、
後ろ向きに写すタイミングを狙ったけれど、難しくてパス。
今日はあいうえおの本の写真だけです。

次回の文庫の日は、安原小学校の運動会。
その次の文庫の日は、私の学校の運動会。

次の文庫の日は、10月1日です。
(芝 直子)

「栗栖ちくりん」 2016年9月3日 

今日のまゆーら 2016/09/10

 

 

やっと9月。

始業式も終わって、2学期が始まったというのに、

なんとも時期遅れの工作をした。

「これを夏休みの工作に出したら良かった」と

りこちゃんが言うのもごもっとも。

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素麺などの木箱を使った、木の迷路だ。

好きなように木の仕切りを立てて作った迷路を、ビー玉を転がして遊ぶ物。

あちこちにアルファベットのついたビーズが隠れているので、

好きな順路を考えて遊べる。

 

中には進路を邪魔する貝殻や、ゴールの場所には2枚貝があって、

ビー玉を中に入れたらゴールになるのだとか。

白いビー玉が入った様子は、「真珠みたい」とさやちゃん。

 

作ったのはさやちゃんと、りこちゃんの二人だったけれど、

夏休み中に出来なくてごめん。

来年はもっと時期を考えるわ…って、鬼が笑うか。

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さて今日の本の紹介は、いわむらかずお作の『栗栖ちくりん』。

『夕日の丘のなかま』シリーズの第1巻で、

栗栖ちくりん、っていうのは主人公の名前。

さて何の動物でしょう。

 

答えは夕日の丘に住んでいる、自称探偵のリスの名前。

因みに奥さんは、栗栖しょくりん。

 

夕日の丘には、他にもフクロウやネズミ、キツネ、カラスやコジュケイ…

農場に飼われている牛たちも、重要なメンバーだ。

 

字が大きくて読みやすいから、1,2年生でもスラスラ読めるわ。

動物たちの名前が面白いの。

赤ネズミの根津あかねさんとか。

 

空飛ぶ怪物の正体を、栗栖ちくりんさんが探るお話で、

続きのシリーズと一緒に次回持って行くので、ぜひ読んでください。

面白い本を見つけた時はうれしくて、誰かに読んでもらいたくなります。

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写真は、迷路を作ったあと、ドールハウスで遊んでいるさやちゃん。

写真で見ると、なんとお兄ちゃんのいっと君によく似ていること。

いいなあ。

 

次の文庫の日は、9月17日です。

(芝 直子)

「雨やどりはすべり台の下で」 2016年8月20日 

今日のまゆーら 2016/08/23

 

 

夏休みもあと10日。

宿題なんてとっくに片付けたらしいお嬢さんたちと

今日はペンキと木の工作。

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こないだ文庫で見つけたミニチュアのテーブルと椅子のセットを

作ることにしたのだ。

 

チャッチャッと水性のペンキを塗って、乾かしている間にクッションを作る。

後は木をボンドで貼って組み立て、イスにはクッションを、

テーブルにはテーブルクロスを貼ったら完成だ。

 

久しぶりに顔を出してくれたはるちゃんが、手際良くペンキを塗り、

途中で説明を間違えた私のせいで、脚を反対に貼ってしまった時も、

謝る私に「失敗は成功のもとだから、いいよ」と言ってくれた。

優しいなあ。

毎日バトルしている学童保育の子なら、さんざん文句を言われるぞ。

 

きれいに出来上がった頃に、りこちゃん、

しばらくしてゆいちゃん、めいちゃんたちが来て、

みんな楽しくテーブルセットを完成させた。

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最後に並べて写真を撮ったけれど、テーブルに何も乗ってないのはさみしい。

暇があったら、上に置く物も作ってみたいな。

 

ところで前回の『天地のドラマ すごい雷大研究』の本を、

文庫に持って行くのを忘れた。

りこちゃんがもう雷が怖くなくなって、

本を見なくてもよくなってたらいいんだけど。

 

今日は朝からすごく悲しいお葬式にお参りしていて、

帰ってすぐに文庫に飛んできたので、一杯忘れ物をしたのよ。

椅子のクッションに使う綿も忘れて、ティッシュで代用したし、ごめん。

 

今回のおススメ本と一緒に、次回に持って行きます。

…って、また忘れそうだ、ヤバい。

 

今日のおススメは、岡田淳さんの、少し古い読み物だけれど、

『雨やどりはすべり台の下で』。

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団地の公園で遊んでいた子どもたちが、いきなりの雨で、

すべり台の下のトンネルに走りこむ。

 

そこで今公園で会った雨森さんについて、一人が経験した

不思議な話を話し始める。

 

話してみると、全員が雨森さんについての別々の不思議な体験をしていたのだ。

雨森さんは、本当は魔法使いなのか?

 

久しぶりに児童書で、静かな感動に浸りました。

ちょっぴり切なくて、でも不思議な本。

また誰か読んでね。

 

次の文庫の日は、9月3日です。

(芝 直子)

「天地のドラマ すごい雷大研究」 2016年8月6日 

今日のまゆーら 2016/08/07

 

 

今日のおススメ絵本は、かこさとし作の

『天地のドラマ すごい雷大研究(かこさとし大自然のふしぎえほん)』。

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雷の正体とは? あの音と光の仕組み、ついでに身の守り方…。

要するに雷は自然現象だよ、静電気と同じだよ、と

かこさとしさん流に解説した、やさしい科学絵本だ。

 

なぜこの本かと言うと、今日は午前中の晴天&猛暑が一変、

午後は雷が鳴り響いて大雨になったから。

 

特に雷がずっと鳴っていて、文庫に来るはずだったりこちゃんが

おうちから出られなくなったとのこと。

 

たまたま一人でお留守番をしていた時間だったので、余計に怖かったようだ。

かわいそうに。

 

「芝さんのおばちゃんは、雷が大好きで、鳴ってきたら喜んでしまうわ」と

文庫の唯一のお客だったさやちゃんに言って、笑われた。

さやちゃんも割と平気らしい。

 

でも確かに嫌いな人や怖い人にとっては、いきなり理不尽に轟音を響かせて

爆発みたいに光るヤツは、イヤだろうなあ。

 

せめて、雷は安全な所から見ている分には、怖くないよ…と描いている

かこさとしさんの絵本を勧めておこう。

手遅れでなかったら、また今度読んでみてね。

 

さてそんなお天気のせいもあって、今日のお客は

さやちゃんがしばらく居てくれただけ。

 

後は藤浪さんとおしゃべりしたり、棚に積みっぱなしにしていた

色んな工作材料を片付けて整理したりして過ごした。

 

あっ、その成果。

木で作る簡単なミニチュアのテーブルと椅子の材料を発掘。

 

前にやった残りだが、ペンキで色を塗って組み立てたら、

乾かす時間込みで1時間半位で仕上がるかも。

良かったらぜひ次回にやってみよう。

 

さやちゃんが大急ぎで帰ってから、写真を撮っていないことに気付いた。

だから今日は本の写真だけです。

 

次の文庫の日は、8月20日です。

(芝 直子)

「ねこざかなのはなび」2016年7月30日 

今日のまゆーら 2016/07/31

 

いよいよ夏休み。

季節に合わせて…と言う訳でもないけれど、

今日の絵本は、ゆきや君が読んでいた『ねこざかなのはなび』。

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度肝を抜く大胆な仕掛けの、わたなべゆういち作『ねこざかな』シリーズの中でも

『ねこざかなのはなび』は、音まで出るビックリの絵本だ。

 

花火の形に立ち上がるページを開くと、ふちが歯車状のギザギザで、

それがこすれ合って、音が出る仕組み。

結構大きい音で、びっくりしてしまう。

 

『ねこざかな』シリーズは、とにかくこれでもかと仕掛け満載の絵本なので、

買う時に、文庫ではすぐ壊れるかも…と心配したが、

みんな大事に使ってくれていて、きれいなままだ。

 

ふちのギザギザがすり減ってないから、いい音がする、と

一緒に覗いていた、しんみせのおばちゃんこと、

りこちゃんのおばあさんの言うとおりだ。

 

みんなが大事に見てくれるからか、それとも本棚に並んでいると

普通の背表紙に騙されて、中にこんなすごい仕掛けが隠れているのを

知らない人もいるのかも。

だったらもったいない! ぜひ手にとってページをめくってみてください。

 

さて、今日は久しぶりに顔を見せてくれたゆきや君と一緒に万華鏡作り。

キットがあるので、割と簡単に作ることができる。

 

思い思いにスパンコールや毛糸、カラーセロハンのかけらなどを入れて

外は自分の好きな模様で仕上げる。

ゆきや君はアニマル折り紙のひょう柄で、かっこいいのを作ったし、

めいちゃんのはヒヨコの写真がかわいい。

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並べて写真を撮ってから、中のきれいな所を写せないかと、

ゆきや君が私のスマホのレンズ部分に万華鏡をピッタリ当ててくれたら、

ご覧のように見事に撮影成功。

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ところで今日、お寺に鈴虫をたくさん届けてきました。

欲しい人には藤浪さんが分けてくれるとの事!

飼育ケースを持って行ったら分けてくれます。

8月9日に流しソーメンの会をするとのことなので、その時でもどうぞ。

 

ついでに鈴虫の飼い方と冬越しについて。

エサはナスビ・キュウリなどと、市販の粉末のエサか、かつお節の粉末などを併用。

うちの鈴虫は、たくさん出来すぎた苦瓜をもらってるわ。

でも食べてるのは中の白い綿の部分かも。

 

で、秋も深くなって成虫が死んでしまったら、死んだのは取り除いて、

土にたっぷりと水分をやってから、ビニールのごみ袋などで

しっかりとくるんで密封。

後は日のあたらない場所に保管するだけ。

 

翌年5月末位になったら、小さいのが生まれてくるので、ビニールから出す。

これだけなので、虫の音を楽しんだ後は冬越しにもぜひチャレンジを。

 

次の文庫の日は、8月6日です。

(芝 直子)

「マジックツリーハウス」2016年7月16日 

今日のまゆーら 2016/07/22

いよいよ夏休み目前。
楽しい予定を立てている子どもたちと、
今日はちょっぴり手の込んだ工作。
と言っても、まだ半分試作段階のをあれこれやってみたのだけれど。
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ハンドルを回すと、紙のチョウチョやまめうしくん等が
ペットボトルの中でクルクル回るというもの。
原理は簡単で、磁石の引きあう力と反発する力で回るのだ。

どんな種類や大きさの磁石がいいか、紙の人形は縦に吊るすか水平に吊るすか。
吊るすのはテグスか糸か。
条件を変えて作ってみるので、まあ試作品みたいなものだ。

とりあえずの結論として、紙は水平にして糸で吊るすのが一番よく動くかも。
でも子どもたちが作ったのは人形やウサギで、縦に吊るしたけれど、
それでも結構良く動いて、思わず笑ってしまうほど。

りこちゃんのウサギは、まあ大慌てでピョンピョン飛び跳ねて、
まるで「寝坊した、学校に遅刻する!」と言っているみたいだ。

絵を描くのがイヤだったらしいめいちゃんは、
赤の普通のマグネットでテントウムシを作って、吊っていた。
飛び跳ねないけど、クルクル回っていたよ。

みんな集めて写真を撮ろうとしたら、
なにしろ磁力で勝手にふわふわ動き続けるので、ぼやけてしまった。

さて、今日の本の紹介はりこちゃんママのリクエストの『マジックツリーハウス』。
メアリー・ポープ・オズボーン作のシリーズで、確か最新は40巻。

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以前映画にもなったから、名前は知っている方が多いと思う。
でも映画が良かったという話は、あんまり聞いた記憶がない。
やっぱり原作が読みやすいから、読んでみた方がいいのかもしれない。

この本を読んで、実際のツリーハウスに憧れたという子を知っているわ。
それに、本を開いて、その世界にタイムスリップしていくので、
歴史系や動物系など、いろんなジャンルのお話が楽しめる。

いくらなんでも40冊も文庫でそろえられないけれど、
図書館などで借りてみてください。
読みやすくて面白いです!

次の文庫の日は、7月30日です。
(芝 直子)

「もし…」2016年7月2日 

今日のまゆーら 2016/07/03

 

 

今日の絵本はちょっと不思議な本。

高木仁三郎作・中野ひろたか絵の、福音館書店月刊かがくのともの1冊で、

『もし… ―どっちのみちへいこうかな。ー』

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遊びに出掛けた男の子が、わかれ道で、公園に行く道と森へ行く道の

どちらかを選んで進んでいくと、更にまたまたわかれ道。

ハチに追いかけられて逃げる先は、公園から出る道? 町へ出る道?

 

面白いのは、あらかじめ自分でページを線の通りに切ってから読む本だという所。

始めは1枚のページが、最後は横長の8枚の場面に変わる。

自分が選んだ道に従って、その場面をめくっていく仕掛けだ。

 

因みに最後のページでは全部家に帰るのだけれど、泥んこになっていたり、

ハチに刺されていたり、あっ、子ネコを拾って連れて帰る絵もあるぞ。

 

文庫にあるのはずっと以前にどなたかにまとめて頂いた月刊誌なので、

ペーパーバックの物。

人気の物はハードカバーで後に出版されるシステムだったが、

さすがにこれは自分で切らなきゃいけないから、ハードカバーになったかどうか。

 

この本をめくって、なんか既視感を覚えたのは、朝のテレビで『今日の選択』という

歌をよく聞いていたからだと気がついた。 Eテレの0655。

あのピース又吉さんが、朝起きてから、朝食はご飯かパンか…

お出かけ着は普段着かヨソ行きか、今日のお共に持って行く本は太宰かカフカか…

 

選択によって次のシーンが変わっていくという歌だった。

結果、きれいなお姉さんに帽子を拾ってもらったり、鳥の糞を浴びたりする。

あれとおんなじだ。 っていうか、この本の初版は28年前なのだけれど。

 

なんだか脱線してしまった。

夏休みの工作の準備をしようとして、古い使いかけの粘土を見つけたもので、

今日の文庫は紙粘土の日。

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写真は今日もおそろいの服を着て、粘土のメモスタンドを作っている

ゆいちゃんとめいちゃん。いつもおそろいのかわいい服なのよね。

 

さやちゃんはいつも通りヒカリもの大好きの作品を作っていたし、

りこちゃんはマイペースでどんどん作り続ける。

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出来上がったカラフルな作品の数々。

着色は絵の具を混ぜて作っているが、手にとってグチャグチャ混ぜて、こねこね。

楽しいけれど、服に付かないか心配だわ。

 

次の文庫の日は、7月16日です。

(芝 直子)