「かあちゃん取扱説明書」2016年3月19日 

今日のまゆーら 2016/03/23

 

 

『かあちゃん取扱説明書』って、なんだか聞いただけで面白そう!

最近トリセツ流行りだけど、やっぱりかあちゃんにもトリセツがあったらしい。

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いとうみく作の読みやすい本で、ぜひともゆきや君に読んでほしいと購入。

決して決して、ゆっくんママがトリセツ無しでは扱えないお人だと

いう意味ではありませんので、念のため。 むしろ逆。

 

冒頭は、授業で書かされた家族についての作文。

てつやは母ちゃんに日ごろ思っていることをズバズバ書いてみる。

そこだけ文庫で読んでみたら、ゆきや君と、お友だちの二人に大うけした。

 

僕には早く早くって言うくせに、出かける時に一番支度が遅いのは母ちゃんで…

という部分には大いに賛同の声が上がる。

 

そんなかあちゃんをどうしたら自分の都合のいいように動かせるか、

父ちゃんのアドバイスもあって、てつやは取扱説明書を作り始めるのだ。

それがかあちゃん取扱説明書。

パソコンやビデオも扱い方を間違えると壊れたり、動かなくなってしまうから。

 

そうやって成果が着々と上がり、僕の思い通りに母ちゃんを動かした…と

思ったら、最後にどんでん返しが待っている。

母ちゃんも、僕や父ちゃんのトリセツを持っていたのだ! やっぱり。

 

お母さんと言えば、今日の文庫はお母さん方で一杯だった。

子どもも、久しぶりのみきちゃん・みうちゃん始め、あいか姉ちゃんまで来てくれて

10人以上の子どもたちで超満員。

髭白さんが連れて来てくれた小さい姉妹の二人が埋もれてしまいそうだった。

 

何事かと思ったら、ワタシめの誕生祝いに集まってくださったらしい。

おいしいお菓子と、みんなからの心のこもったプレゼントやお手紙を頂いた。

そう言えば毎年頂いているんだわ。

 

前にあいか姉ちゃんが下さった精度の高い切り絵は、今もパソコンの前にある。

ホントにありがたいことです。

 

家に帰り、前に頂いた分を見ていたら、色々思い出して…。

みきちゃんたちはもう中学生になるので、多分文庫も卒業かも、とのこと。

 

うーんと小さい頃、おばあちゃんに手をひかれて遊びに来てくれたのに、

恥ずかしがりやさんで、絶対に文庫の中には来てくれなかった。

初めてみきちゃんが文庫に上がってくれたのは、何回目の事だったかしら。

 

今日は外にも出ずに、みうちゃんと二人でとても上手にピアノを弾いていた。

これからも、あいか姉ちゃんご同様、いつでもいらしてください。

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写真は身動きできないほど人で一杯になった文庫と、

境内でだるまさんがころんだをする子どもたち。

 

髭白さんがきっちり参加して、遊んでくださっていた。

どうもありがとうございます。

 

お詫びを一つ。

文庫で話題になっていたように、NHKで『精霊の守り人』が始まります。

文庫にある守り人シリーズの第一巻が消えていたの、探したらありました。

去年読みたいという知人に貸して、うちに返って来ていたの!!

次回持って行きます。

 

みなさん、今日はどうもありがとうございました。

一人もお客がなくて、藤浪さんとおしゃべりして帰り、

このページも書かなかった前回とはエライ違いや。

 

次の文庫の日は、4月2日です。

(芝 直子)

「ふしぎをのせたアリエル号」2016年2月20日 

今日のまゆーら 2016/02/24

 

今日はものすごい土砂降り。

時々雷も鳴って、にぎやかでいい雨(?)だった。

その中をやって来てくれたみんなと、今日もプラバンで遊ぶ。

妙ちゃんがオーブントースターで焼いてくれるのを、真剣に監督する子どもたち。

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そろそろ縮んでまた広がってきたよ。もうすぐ出来上がるよ!と。

他にも今日は嬉しいことがあった。

前回紹介した『西遊後記』を、ゆきや君が借りてくれた。

ただ、西遊記を知らないらしいのがちょっと不安なんだけど。

で、ハッと気がついたのね。

ホントにゆきや君もりこちゃんも、いつのまにかこんなに字が多くて分厚い本を

スラスラ読めるようになっていたんだ。

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ひょっとしたら、この二人なら『ふしぎをのせたアリエル号』、

読んでくれるのじゃないかしら。

本棚の一番上にある、ハリーポッターよりも分厚い本。

作者はリチャード・ケネディ。訳したのは中川千尋さんで、

中川さんが素敵な挿絵も描いている。

少女エイミイに本をずっと読んでもらったおかげで、

ある日奇跡が起きて、人間になった船長の人形キャプテンが、

反対に辛いことが続いて人形になってしまったエイミイを連れて、

海賊の宝を探して航海するお話。

振り仮名付きで読みやすいけれど、何しろ分厚過ぎて

誰かが読んでくれたらいいなと思って買ったものの、諦めていた。

いつか読んでくれる子がいたら、それこそ奇跡かも…と。

その奇跡が本当に起きるかも知れない予感を感じた今日でした。

児童文学としては多分40年くらい前に出た名作で、

男の子にも女の子にも楽しめると思う。

まあ慌てずに気長に奇跡が起きるのを待つことにしよう。

そう言えば、よくあるおもちゃで、黄色いゴムのアヒル、

ぷかぷか浮いて、押すとピーと鳴るあいつを見るたびに

私はこの『ふしぎをのせたアリエル号』を思い出す。

このお話の中では重要な役を担っていて、

「ふうん、お前はアレだな」と、色メガネで斜に見てしまうのだ。

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さてもう1枚の写真はカレーパンマン。

ご存じアンパンマンのお友だち。

絵を描いたのはりこちゃんで、ボタンで顔を作ったのはゆきや君。

側でさやちゃんが、ボタンを返してと怒っていたけど。

次の文庫の日は、3月5日です。

(芝 直子)

「西遊後記」 2016年1月30日 

今日のまゆーら 2016/02/02

久しぶりにゆきや君登場。
髪を切って、なんだかすっきり、シュッとして、立派な《少年》だ。
しばらく見ないとあっという間に大きくなるわ。
次に会ったら、《青年》だったりして。
…やめてよね。

無事受験を終えて、後は卒業式を待つばかりになったみきちゃんも来てくれた。
合格おめでとう。

今日は牛乳パックのペン立てを作りたいと思っていたのだけれど、
粘着クロスを切れるハサミがなくて、試作品段階で断念。
フッソコーティングのハサミを買ってきます!!

で、やっぱり今日の工作はプラ板に落ち着いた。
前回のリクエストにこたえて、すみっこぐらしなどの下絵を準備したし。

ゆきや君もみきちゃんも、みんな一緒にプラ板を作る。
流石にみきちゃんは細かい絵をせっせと描いていたし、
ゆきや君も難易度の高そうなルフィーを仕上げた。

たえちゃんが焼いてくれるので、すぐに作品になるのもありがたい。
前回に続いて今日の写真もプラ板です!

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さて、もう1枚の写真は、何かお分かりいただけるだろうか。
さやちゃんが「みんなに食べさせたい」と、わざわざ差し入れてくれた物。
とっても珍しい果物で、その名もスターフルーツと言うそうだ。

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本当に輪切りにしただけで、こんなにきれいな星の形。
自然の造形の不思議に驚きつつ、みんなで試食した。

お味は、なんて言うか、甘くない梨というか、ちょっと甘いキュウリというか。
シャリシャリした歯ごたえで、見た目ほど甘くは無かった。

これを乗せたケーキがあるそうだが、それはきれいだろうな。
ご馳走様でした。

ところで今日のおススメ本は、ぜひゆきや君にも読んでほしい本。
斉藤洋作の『西遊後記』。ご存じ西遊記の続編という設定になっている。

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つまり天竺に行ってお経を持ち帰った、三蔵法師たちのその後。
西遊記は知っているかなあ。
孫悟空などが妖怪と戦って、天竺まで三蔵法師を護って旅するお話。

誰だ、ドラゴンボールか、と言う人は。
妖怪ウォッチでもないわ。
斉藤洋さんが『西遊記』本編もちゃんと読みやすくて楽しいお話で
書いてくれているから、そっちも買いたいんだけれど。

とりあえず今日はうちにある『西遊後記』のご紹介。
無事に花果山に戻ってサルたちの王に返り咲いた孫悟空が、
長安でお経を訳している三蔵法師のもとを訪れて…。

おかしいのは、立派な位や称号を与えられた孫悟空が、
かの暴れ者のサルのまま、ちっとも変わらないということ。

二言目には観音様のことを「あの観音の野郎」と口走って、
三蔵法師に叱られるし。
そう言えば、観音菩薩様って、男性だったのね。

西遊記のその後を描く外伝。
シリーズになっているので、誰か読んでくれそうなら全部買いたい。
絶対面白いよ。

さて、次回の文庫の日、私は仕事があってお休みさせて頂きます。
でも文庫は開いてるはずですから!

今日紹介した『西遊後記』①は、その次に持って行きます。

次の文庫の日は、2月6日です。
(芝 直子)

「おふろだいすき」 2016年1月16日 

今日のまゆーら 2016/01/18

 

 

新年最初の文庫!

あけましておめでとうございます

…と言うには少し気が抜けてるけれど。

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寒い中を来てくれた常連さんと、プラバンなどで遊ぶ。

なんとお寺に新しいトースターが登場したので、

すぐに妙ちゃんが焼いてくれて、作品が完成する。

 

いつもなら私が持ち帰って焼いてたので、

みんなが手にするのは次の文庫の日だったのよね。

良かった良かった。

 

ところでこのプラバン、百均で買うのだけれど、

ケチなもので、いつも大きいB4サイズのを買っていた。

だって、同じ100円ならA4よりB4を買った方がお得じゃないか。

 

と思ったのが大間違いだった事に最近気づいた次第。

A4の方が分厚いのよね。たった0.1mmの事だけど。

それで仕上がりが厚くなって、きれいに焼きあがるのだ。

また今度A4のを買っておくわ。

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さて今日の絵本は『おふろだいすき』

松岡享子作、林明子絵の、30年以上前から不動のお風呂絵本だ。

何しろお風呂に入っていると、お湯の中から海亀やクジラが出てくるのだ。

 

アシカやペンギンも! すご過ぎる展開に、引き込まれてしまう。

そして最後はママの広げたタオルの中に…。

 

異次元(?)のお風呂でさんざん遊んで温まった後は、

ママの腕の中って、いいなあ。

 

この本を探していたのは、さやちゃんママの妙ちゃん。

ちょうどいいかげん…の気分から妙ちゃんが連想した絵本との事。

同じ言葉でも、さやちゃんが連想した本は違ったらしい。

 

小さい頃に読んだ絵本の中の言葉が、家族共通の言語になって。

それぞれの家庭にしか通じない言い方が生まれることって、

本好きのおうちにはよくある話だ。

 

昔うちでは、子どもたちが咳をすると、「あっ、こんこんぎつね!」と言った。

絵本『いないいないばあ』の言葉だった。

それが進化して、ちょっと太めだった弟には「こんこんぶう」なんて。

 

親子の会話に、昔読んだ絵本の事が出てくるって、すごいことかも。

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前回写真を取り忘れた、文庫の看板を写してみました。

 

次の文庫の日は、1月30日です。

(芝 直子)

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 2015年12月19日 

今日のまゆーら 2015/12/27

年内最終の文庫。
文庫に入ってみたら、立派な看板が置いてあってビックリ。
写真を撮り忘れたのが残念だけど、ご近所の方が作ってくださったとか。
ありがとうございます。

発泡スチロール板を電熱線でカットして文字に加工したもので、
文字はホームページからわざわざ上田ちゃん、もとい、
上田大愚先生の字を使ってくれている。
(いいのかなあ…という気もちょっとするけど)

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階段下の手すりの看板が小さくて見にくいだろうと、作ってくださったそうだ。
せっかくなので手すりに結び付けてみる。

さっそくやってきた子どもたちが、これは何だ、と突っついてみたらしい。
発泡スチロールだからなあ、お手柔らかに。

さて、今日のお客は女の子4人で、寒い中を境内で走り回っていた。
根性のないオトナは、お茶を頂いて文庫でおしゃべり。

写真は折り紙の手裏剣を飛ばす女の子たち。
ホントは、どうしても飛ばす写真が撮れなくて困っていたら、
みんなで固まって、投げるポーズを取ってくれたところ。

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今年もなんとか文庫を続けることができた。

別に、読書が子どもの生きる力になるとか、
ましてや成績アップになるとか(なれへんし)、
そんなことは夢にも考えていない。
そんなことは後から大人がこじつけた理屈だと思う。

いっぱい面白い本を読んで、ああ楽しかった!とか、
へえ~こんな世界もあるんだ!とか、思ってほしいだけだ。

今日一番びっくりしたのは、りこちゃんがいつのまにか
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を読んでいたこと!

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ご存じK・Y・ローリング作のハリー・ポッターシリーズの第2作目だ。
そのうちに読んでくれる子がいたらうれしいなと、
先日の日本公衆電話会からの寄贈本にリクエストしたものだ。

半分まで読んだとの事だったけれど、マサカりこちゃんが・・・って失礼な話や。
純粋に感心して、反省もしてるのよ。
まだまだ私は見る目がないって。

来年も、夢中になれる楽しい本にたくさん出会えますように。
皆さまよいお年を。

新年は第1土曜が1月2日になってしまうので、さすがにパス。
一回お休みさせて頂きます。

次の文庫の日は、1月16日です。
(芝 直子)

「やきざかなののろい」 2015年12月5日 

今日のまゆーら 2015/12/08

 

 

今日は成道会。

ゆきや君が学校の友達をたくさん連れて来てくれたので、

いつになく元気な男の子軍団が目立つ。 いいなあ。

 

ゆきや君ママのみいちゃんと、『成道会って何の日?』クイズをやっていた。

軍団が「お釈迦さまが何かした日」、「うん、何した日?」

「生まれた日!」「死んだ日!」「…結婚した日!」

 

お釈迦さまが結婚した日って、いつだろう。

正解の『悟りを開かれた日』というのは、さすがに難しかったようだ。

 

神妙にお勤めをし、それから短い絵本2冊を読み聞かせ。

1冊は菊田まりこ作の『いつでも会える』。

大好きな飼い主に先立たれた子犬のシロのお話。

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もう1冊は迫力満点の『やきざかなののろい』、塚本やすし作。

お寿司の魚は好きだけど、夕食のおかずが焼き魚だったらがっかり…

という男の子。

 

身をほじって散らかし、食べたふりをしていると、

頭だけになった焼き魚がお風呂に入ってきて、「きらわないでくれ~」と!

焼き魚の呪い? えらいこっちゃ。

 

ピンチを救ってくれたネコのハチに教えられて、

上手に焼き魚をたべられるようになって、めでたしめでたし。

食育絵本?という枠なんて蹴っ飛ばしてるパワフルな本だ。

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さて、恒例のお汁粉を味わっている女の子たちの写真。

お代わりしてくれた子もいて、いつもながら藤浪さんのお汁粉はいいな。

帰りにはお土産にタッパーに入れて頂いたし。

 

文庫に戻っての工作は、今日はCDを使ったコマ。

本物のCDに絵を描いて、穴にビー玉を貼りつけるだけだ。

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白い面にそれぞれ描いた絵は、回していると見えないのだけれど、

回した時の色を想像して塗り分けていたのがりこちゃんで、

私は「黒になる」と予想したけど、実際は茶色だった。

りこちゃんの勝ち。

 

それと課題は接着剤。

教えてくれた人はホットボンドを使っていたが、

回してバトルなんかやると、すぐ外れてくる。

それプラス、強力接着剤でやってみたが、やっぱり男の子たちのパワーに負けた。

もっと研究の余地があるなあ。

 

次の文庫の日は、12月19日です。年内最終だわ。

(芝 直子)

「内科オバケ科ホオズキ医院」 2015年11月21日

今日のまゆーら 2015/11/23

 

『内科オバケ科ホウズキ医院』というのは、富安陽子作のシリーズで、
前回の文庫で、その1巻目を借りてくれたりこちゃんが、気に入ってくれた本。

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今日やってくるなり、続きの4冊をさっそく借りてくれた。
それを文庫で脇目もふらずに読みふけり、
帰るまでに1冊読み終わっていたらしい。

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因みに1巻目は『オバケだってカゼをひく!』というタイトル。
そう、オバケ専門のお医者さん(多分人間)と、そこに間違って入り込んでしまった男の子のお話だ。

無理やりオバケ医者の助手にされた男の子のどたばたがおかしくて、
以前これが新聞に連載されていた頃から、私も好きだった。
今は6巻と7巻も出てるらしいので、買ってみるから読んでね。

もう一枚の不思議な写真は、境内で見つけたというシロモノ。
よくよく見ると、発芽した風船カズラの種らしい。
ちゃーんとハート型の模様がついた種が見えるわ。

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夏中、境内には風船カズラが一杯あったから、こぼれ種が落ちている。
よく探すと他にもたくさん種のままのも見つかって、
りこちゃんたちはそれを集めて、階段の上から撒いて遊んでいた。
来年は思わぬ場所から風船カズラが出てくるかもよ。

さて、次回の文庫の日は成道会だそうです。
文庫では別名おしるこパーティーと言っているけれど、
本当はお釈迦さまが悟りを開かれたお祝いの日です。

うん、これこそ由緒正しいお寺の行事だわ。
ハロウィンはねぇ、やっぱり違和感ありまくりでした。
来年は止めよう。

次の文庫の日は、12月5日です。
(芝 直子)

「勾玉シリーズ」 2015年11月7日 

今日のまゆーら 2015/11/11

 

 

前回のハイテンションお祭りハロウィンの文庫から一変。

今日は静かな雨の中をやって来てくれたりこちゃん一人。

 

手当たり次第に本を引っ張り出して読み、また書架に戻す。

借りて帰るのではなく、今読みたいらしい。

 

その横で私が折り紙でピョンピョンカエルを作っていたのだけれど、

何としたことか途中で折り方が分からなくなり、りこちゃんに教えてもらった。

そっか、縦と横の折り順が違ってたんだ!

 

できたカエルの上にまた小さいのを折って乗せ、

その上にもっとちっこいのを乗せてみる。

それをストローをつないだものの上に貼って、

鉄棒をするカエルたちの出来上がり。

 

なんてこともなく、二人で折り紙やら工作などをしていたら

お母さんが迎えに来てくださったので、それからおしゃべりする。

 

お姉ちゃんの塾の話や、当節のお受験事情など。

知らず知らずその気もないのに塾の手口に乗せられる…とか。

いやはや大変なんだなあ。

 

おしゃべりしながら適当に下絵を描いて切ったのが、紙のガイコツ。

二つ折りにした紙を切るだけで、びっくりするほど大きいガイコツになる。

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りこちゃんが作ったのは、にっこり笑い顔のガイコツ。

私が作ったのは、帰りにりこちゃんが本棚に貼りつけていた。

誰かが見たらビックリするぞ。

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さて、今日のおススメ本『勾玉シリーズ』は、萩原規子作の三部作。

この前、日本公衆電話協会から寄贈していただいた本だ。

 

古事記をベースにした『空色勾玉』に始まり、

ヤマトタケルの伝説を追うような『白鳥異伝』から、

最後は長岡京が終焉を迎えるいきさつで終わる『薄紅天女』。

日本にもこんな豊かなファンタジーの大作があったんだ!

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小学生では読めないと思うけど、中学生、それともお母さん方?

ロマンに満ちたお話ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

因みに私が好きなのは、『薄紅天女』に出てくる男装の皇女・苑上。

 

もう一人、さっそうと男装で登場する藤原仲成と言う登場人物があって、

りりしい美男子ぶりで戦いにも秀でて、かっこいいのだけれど、

実は苑上の敵なのよね。

 

やれやれ、昨日観て来た宝塚歌劇『新源氏物語』の世界から

まだ戻っていないようだ。

藤原仲成は、平安版『ベルサイユのばら・オスカル』みたいだと

今気がついた。

 

次の文庫の日は、11月21日です。

(芝 直子)

「バムとケロのそらのたび」 2015年10月31日 

今日のまゆーら 2015/11/02

お寺でハロウィン…と言う斬新な行事の日。

たまたま文庫の日がハロウィンに当たるので、
どうせならみんな仮装をしてきたらお菓子をあげよう!と
軽いノリで言いだしたのだけれど…、ふたを開けてビックリ。

ご住職がみんなでお経をあげる気満々で待っていてくださった?!
初めは冗談かと思ったわ。

自由にも程があるんじゃないかと思いつつ、仮装した子どもも大人も
本堂に上がって『子供の経典』をあげる、世にも不思議な光景。

その後、階段に集まって集合写真をご覧あれ。
後列にいるナスビは、ゆっくんのママ。
元気いっぱいで、お盆のお供え物になりきっていた。
ハロウィン

 

 

 

 

 
まあ世界的にも子どものお祭りで、キリスト教と直結する文化でもないらしい。
バットマンやかわいい妖精、デビル、魔女などに目一杯仮装した子どもたちが
本堂を走り回り、境内で遊んでいた。

もちろんみきちゃんママの御指導で、「trick・or・treat!」と叫んでお菓子をもらう。
私が用意したお菓子の他にも、色々差し入れがあって、
子どもたちは楽しいハロウィンだったようで、何よりだった。

その後の工作コーナーは、タオルハンカチを使ってクマの人形作り。
ハンカチを丸めて輪ゴムで縛り、目や鼻、飾りなどをボンドでつけるだけ。
急きょお願いして不要のタオルハンカチを持って来てもらったので、
持ってない人もいたけれど、なんとか予備のを使って全員が作れた。

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べてみたら表情も色々で可愛い。
みきちゃんは耳を長くしてウサギにしていたし、りこちゃんのはアヒル…。
写真には写ってないけれど、眼鏡をかけたクマさんもいた。

ところで今日のおススメ絵本は、ハロウィンの季節に因んで
島田ゆか作の『パムとケロのそらのたび』。
Jack-o’-Lantern(ハロウィンカボチャ)が出てくる。

パムとケロのシリーズは、お話も面白く、すみずみまでこだわった
隠れたストーリーが一杯で、何度読んでも飽きない本だ。

『パムとケロのそらのたび』は、
おじいちゃんから届いた大きな荷物を組み立てて飛行機を作り、
それに乗っておじいちゃんに会いに行く話。

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玉ねぎ山脈やリンゴ山、かぼちゃ火山など、次々に飛行機に危険が迫る。
今度持って行くのでぜひ読んでください。

次の文庫の日は、11月7日です。
(芝 直子)

「としょかんねずみ」 2015年10月17日 

今日のまゆーら 2015/10/18

前回のお知らせの続き!
日本公衆電話会様からの寄贈本14冊の贈呈式がありました。
目録は文庫に展示!
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贈呈式の時に聞いたのだけれど、日本公衆電話会からの寄贈本は
その原資となるお金を『ブックチェンジ・プロジェクト』という方法で集めて、
そのお金で買ってくださるのだとか。

家庭で不要になった本やゲームソフトなどを集めて、
古書買い取りを専門とする事業者に売り、その代金を原資とするとのこと。

そのために、会の役員さんが古紙回収の中から売れそうな本を選んだり、
引越しする家庭から不要な本を貰い受けに行ったりしておられるとか。

文庫も今まで、ユネスコや伊藤忠財団からの寄贈本をいただいたけれど、
それは大きい予算の中から割り当てて、分配してくださったものだったと思う。
どうも今回のはちょっと違うかも。

それに、そのお話を聞いていて思ったのは、
それなら私にだって協力できるわ、ということ。

何しろ家じゅうの本棚が一杯で、さらにその上に積み上げたりして
あちこちに溢れていて、新しく買った本の置き場に困っている。
ネットの古書店に売っても、段ボール一杯で千円ちょっとだし、
お金よりも処分がおっくうでたまってしまうのだ。

買ったもののハズしたなあと思った本や、趣味じゃないと思った本、
生きてるうちにはもう読み返す気にはならへんと思う本など、
それがお金に替わって、しかも寄贈時には相手の希望を聞いてくれるので、
誰かがどこかで本当に必要とする本に替わる!
いいじゃん。

と言う訳で、私にしては珍しく気合を入れて本棚の一つに手をつけ、
80冊程の本を日本公衆電話会に寄付することにした。
まだまだあるので何度か寄付できそうだ。

さて写真は10月9日の贈呈式の後で写した、寄贈本。
今日の文庫では、子どもたちがさっそく手にとって読みふけっていた。
お母さん方が読むかも…と思ったファンタジーの大作も、
さやちゃんママが借りてってくれた。

ところで今日のおススメは、いただいた本の中の
ダニエル・カーク作『としょかんねずみ』だ。
図書館の調べ物コーナーの壁の中に住んでいるネズミのサム。
夜になると出てきて、手当たり次第に本を読みふけって、読書の楽しさを堪能。
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なんて素敵な環境だ!!
この環境をうらやましがらない本好き人間はいないだろう。
私だってそんな所に住みたい。
まぁ、私の理想の住まいは(宝塚市の図書館の隣のマンション)なんだけど。

このサムが、読むだけでは飽き足らず、自分で書いたお話を図書館に
置いておくようになって、子どもたちがそれを読んで交流が…。
とりあえずシリーズのうち2冊を寄贈していただいたので、ぜひ読んでください。

もう一枚の写真は、本を読むゆきや君。
ブログのゆっくんの写真は、遊んでるシーンばかりだという話になって、
写してみた「思いっきりヤラセ写真」(お母さん談)ですが。
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さて、次回の文庫は10月31日でハロウィン当日。
お寺にはあるまじき企画ながら、仮装して集まってハロウィンをします。
お菓子も用意するからね。
しかしいいのなかあ。子どもたちが楽しんでくれるなら、
お釈迦さまも許してくださるだろうか。
みなさん、お母さん方も、仮装してきてね。

次の文庫の日は、10月31日です。
(芝 直子)