「フランシスシリーズ」 2022年12月17日 

今日のまゆーら 2022/12/18



いよいよ年内最終の文庫の日。

あお君と、持ってきてくれたカードゲームで遊ぶ。

今日、保育園でもらったばかりで、ビニールが掛かってる。

 

反対言葉を探す、絵合わせと字のカードゲームだ。

字が読めないというあお君が、絵だけででスイスイ取っていく。

…初めて触るんだよね。すごいぞ。

 

 

 

 

 

 

写真は今日設置した、きれいな絵の額。

なんでも20年くらい前に描いていただいた、『遊びいろいろ』という

淡い色彩の絵で、遊んでいる子どもたちが大勢描かれている。

季節ごとに、人形遊び、草花遊び、ままごとなど、とてもきれいだ。

 

文庫のリニューアル後も、なかなか日の目を見なかったものが、

やっと壁に収まった。

付けたのはうちのお父さんで、うまく収まったと胸をなぜおろしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その下でドールハウスに夢中のあお君。

ほんとに楽しそうに遊んでくれるので、私もうれしい。

 

あお君が借りてくれたのは、ホーバンのフランシスのシリーズだった。

確かこの前にも、同じシリーズの『フランシスのおともだち』を借りて帰ったとか。

気に入ってくれたのかな。

フランシスのおともだち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アナグマのフランシスは、子どもらしくて、何でもストレートに言ったり

行動したりする、女の子。

 

妹ができて、ちょっぴり複雑になって、(いえで)してみたり、

男の子に意地悪されると、妹と一緒に、「おとこのこおことわり」を

やってみたり、負けていません。

私は、そのフランシスを見守るお母さんも、大好き。

可愛いばかりの絵本じゃない所もいいな。

 

それでは皆様、今年もありがとうございました。

来年もたくさんの素敵な本に出合えますように。

よいお年をお迎えください。

 

次の文庫の日は、1月7日です。

(芝 直子)

「ねえ、どれがいい?」 2022年12月3日 

今日のまゆーら 2022/12/10



今日は成道会。

お釈迦様が悟りを開かれた、お祝いの日だ。

きっとお客様はないだろうから、和子さんと二人でお勤めをして、

おしゃべりをして過ごそうと思っていたら…

 

ありがたいことにたくさんのお客様が見えて、用意したお菓子も足りないほど。

ご住職が朝から近所の檀家さんのおうちに、ポスティングをしてくださったらしい。

本堂でお勤めをして、ちっちゃいお子さんにもお焼香してもらい、

それから私が絵本とお話を聞いてもらう。

 

 

 

 

 

 

 

せっかく本堂でお話をさせていただくのだからと、

選んだのは『ずいてん小僧さん』。

山の中のお寺のずいてん小僧さんが、いたずらキツネを懲らしめる話だ。

 

捕まりそうになったキツネが、本堂のお釈迦様に化けるという話で、

さて、どっちが本物やら。

本堂で語ると、なかなか真に迫って面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事に成道会が終わってから、文庫に移動してゆっくり遊ぶ。

中学生のいぶき君は、岩波書店の『西遊記』上下巻を借りてくれた。

先日借りた『西遊後記』が面白かったので、

本家本元の『西遊記』にも興味を持ってくれたらしい。

重いんだよ。本棚から出した私がうっかり落として、ドスンと言ったくらい。

 

小さい子を連れていらっしゃったお母さん方は、

偶然にも、それぞれがお知り合いだったり、親戚だったり。

子どもの頃にまゆーら文庫に通ってくれていたお母さん方でもある。

 

懐かしい絵本を見つけて、お子さんそっちのけで楽しんでくれた。

なんといっても、ジョン・バーニンガムの『ねえ、どれがいい?』だ。

ジャムだらけになるのと、水をかけられるのと、どろんこになるのと、

ねえ、どれがいい?

ねえ、どれがいい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出てくる質問が絶対に選べない選択ばかりで、

お母さんも子どもたちも大騒ぎで楽しんでくれた。

 

「ライオンに追いかけられるのがいい」と言ったのはあお君だったかな。

「サンタクロースのプレゼント配りを手伝う」と言うのはゆうが君。

手伝うだけで、もらえないかもしれないよ、と聞いたけど、いい、とのこと。

 

他にも懐かしい楽しい本や、新しい本もあるので、ぜひまた遊びに来てください。

やあ、久しぶりににぎやかで楽しかった。

 

次の文庫の日は、12月17日です。年内最終だわ。

(芝 直子)

「ぐりとぐらのおきゃくさま」2022年11月19日

今日のまゆーら 2022/11/21



今日の絵本は、中川李枝子作の「ぐりとぐらのおきゃくさま」。

ぐりとぐらが、森の中で見つけた、大きな長靴の足跡をたどって行くと、

なぜか自分たちの家に着いてしまう。

そこにいたのは意外なお客様。

ぐりとぐらのおきゃくさま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマス絵本はたくさんあるけれど、私の中ではこれが好き。

自分たちの家に続く足跡って、 ドキドキしない?

あれ、ひょっとしてうちに来てくれたのは…。

そう、もちろんあの人。いや、サンタクロースは「人」じゃないのかな。

 

ぐりとぐらと、サンタクロースの組み合わせが楽しくて、

いつものケーキも出てきて、定番の安心感だ。

サンタクロース自身が作ってくれるクリスマスケーキ、いいなあ。

 

ところで浄土真宗のお寺の中の文庫には、なぜかクリスマスツリーやら、

天使の人形、キリスト生誕の場面の飾り物などがあるのだ。

もちろんお釈迦様の絵本や仏典童話もいっぱいあるから、多分いいのか。

 

さて、今日はまゆーら文庫45周年のお祝いをした。

和子さんと、うちのお父さんの3人で、密かに祝杯をあげた。

それからいつものように、文庫に座ってお客さんを待っていたのだけれど、

子どものお客は無し。

 

お習字の日だったので、あお君が来るかなあと待っていたんだけどな。

でも、私の友人の男性がふらりと遊びに来てくれた。

なんだかんだとおしゃべりをして、情報交換。

 

おいしそうに祝杯を重ねた和子さんがお部屋に引っ込んでしまわれたので、

今日はお話を聞いてもらわずに帰る。

今日来た友人にも、そのうちきっとお話の押し売りをしたいんだけど。

 

次の文庫の日は、12月3日です。

(芝 直子)

「エルマーのぼうけん」 2022年11月5日 

今日のまゆーら



今日は文庫のお客に、栄田さんが来てくださった。

元の『かいがら文庫』さんのメンバーだった方で、絵本にも詳しい方。

ありがたいことに、まゆーらに本を借りに来てくださるのだ。

児童書を借りてくれる、貴重なお客様だわ。

 

今日も何冊か借りてくださった。

面白い本を見つける嗅覚って、絶対あるな。

 

栄田さんと、本のことをおしゃべりして、おまけにお話を一つ聞いてもらう。

イギリスの昔話で、『かたやきパン』だ。

パン焼きかまどから逃げ出した、かたやきパンが、家の人たちや道で出会う人たち、動物たちからも逃げて、最後に…というお話。

 

世界中に類話があって、最後にパンを食べちゃうのは、

キツネだったり、ブタだったり、いろんなパターンがある。

この前、ある施設でこのお話を語ったら、車いすの2年生の男の子が、

話し終わったとたん、「楽しいお話だった」といってくれて感激した。

 

さて、一人になってから、自分のための絵本探し。

『エルマーのぼうけん』シリーズを、参考に使いたいことがあるのだ。

3部作で、全部あるかと思ったのに、『エルマーのぼうけん』と

『エルマーと16ぴきのりゅう』の2冊しか見つけられない。

 

この前探した『もりのへなそうる』みたいに、また行方不明かも。

まあいいや。

エルマーの冒険

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、改めて『エルマーのぼうけん』を読んでみる。

何しろずっと昔に読んだきりで、細かいことは忘れている。

でもなんて面白い本!

本当に前に読んだのかしらと、自分の記憶力を疑ってしまった。

 

エルマーが竜の子どもを助けに行く冒険なんだけど、

持っていくアイテムや、猛獣たちとのやり取りのおかしさ。

そして何よりハラハラしてしまう。

 

きっと同じように、昔読んだ本でも年齢を重ねたら、新鮮に感じて、

新しい発見や感動に出会えるに違いない。

文庫にある本、またちょっとずつ読み直したくなった。

 

次の文庫の日は、11月19日です。

(芝 直子)

「もりのへなそうる その後」 2022年10月29日 

今日のまゆーら 2022/11/06



第5土曜日で文庫の日。

お客様が無かったので、和子さんと文庫開設45周年になるという話。

よくまあ続いたものだ。

和子さんが自分たちだけで密かにお祝いをしようかと言われる。

そうねぇ、密かになら。

 

前回の文庫の時に、あお君が副住職さんに頼んで描いてもらっていた

シンカリオンの絵が、完成してボードに貼ってあったのでびっくり。

余りに細かい絵で、頼まれた副住職さんも途中でお仕事に戻られた物だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あお君に「持って帰って続きはおうちで描いてみたら?」と言ったら、

「置いといて、描いてもらう」とのお返事。

今日はお習字の日じゃないし、しばらくはあお君も来ないかもしれないけれど、

きっちり描いてくださって、感謝です。

ありがとうございました。

 

ところで去年の春、このブログで書いた、渡辺茂男作の『もりのへなそうる』が

長年の間にいつのまにか無くなっていた件。

やっぱり見たいので、中古品を手に入れた。

いつも参加している、絵本の勉強会で、次回の発表の担当が私で、

テーマが『もりのへなそうる』になっているのだ。

もりのへそうなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手に入れて改めて読んでみると、やっぱりいいなあ。

幼い兄弟が、森の中で「ちじゅ」(地図)を頼りに冒険をして、

不思議な生き物へなそうるに会うお話。

もりのへそうなる

 

 

 

 

 

 

 

幼いみつや君のたどたどしい言い間違えも楽しいし、

お母さんのおおらかな様子も素敵だ。

ワクワクして、なんだかほっこりするお話。

だれか読んでくれる子がいたらいいな。

 

次の文庫の日は、11月5日です。

(芝 直子)

「11ぴきのねことぶた」 2022年10月15日 

今日のまゆーら 2022/10/17



久しぶりに文庫がにぎやかだった日。

元かいがら文庫の栄田さんが、本を借りに来てくださって、

そのあと、あお君が半年ぶり位に顔を見せてくれた。

 

3歳児の半年間の成長はすさまじくて、4歳になったあお君は見違えるようだ。

大人のような口調で会話をして、自分の気持ちもどんどんおしゃべりできるし、、

きちんとやりたいことが伝えられる。

 

前は、本堂でお習字をしているお母さんの所に行きたくて、

指で「ちょっとだけ」の仕草をしていたのに!

あれはあれでとてもかわいかったんだけどなあ。

 

それに、今日は初めての運動会だったそうだ。

お土産にもらったというジグソーパズルを持ってきて、

運動会の様子を教えてくれた。

 

運動会と言えば、コロナ前のように祖父母までが応援に行って、

みんなでお弁当を食べる風景は、もちろん知らないあお君。

でもコロナが終わっても、学校の運動会は元に戻らないらしい。

 

お弁当なしの、午前中だけの運動会が定着するでしょうと、

先日お目にかかった小学校の校長先生が言っておられた。

寂しい気がするのは、年寄りだけかなあ。

 

さて、栄田さんと一緒に折り紙をして、紙飛行機も作ったあお君と、

境内で飛ばしっこをしてみる。

ついでに石段の上から、境内に紙飛行機を投げてみた。

こんなことをするのは何年ぶりかしら。

 

 

 

 

 

 

 

文庫に戻ったあお君に、おはなしも聞いてもらう。

『世界でいちばんきれいな声』という小さい子向きのおはなし。

前は聞いてもらえなかったあお君が、風船を引きずりながらも

ちゃんと耳を傾けて聞いてくれて、本当にうれしかったわ。

かわいいなあ。

 

写真は、「シンカリオンの絵が描きたい」と言い出して、

副住職さんと一緒にチャレンジしている所。

私ではなく、ちゃんと意味の分かる人に言いに行く所が偉い。

新幹線が変身するんだって? 知らんわぁ。

 

 

 

 

 

 

 

お母さんと絵本を選んで、またたくさん借りて帰ってくれた。

馬場のぼるさんの『11ぴきのねこ』のシリーズが多い。

私のおススメは『11ぴきのねことぶた』。

11ぴきのねことこぶた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブタの家を建てるのを手伝ったのに、出来上がった家が惜しくなって、

ちゃっかり自分たちの家にしてしまう11ぴきのねこ。

あお君、台風シーズンに、ぜひ読んでください。

 

次の文庫の日は、10月29日です。

(芝 直子)

「まゆとりゅう」 2022年10月1日 

今日のまゆーら 2022/10/02



お彼岸も過ぎて、今日から10月。

文庫から見える、庫裡の花瓶には彼岸花が活けられている。

近くの田んぼの周りも彼岸花でいっぱいだ。

 

とてもいい天気で暑いくらいの文庫で、和子さんとおしゃべり。

このごろ目が見えにくくて、と言われる和子さんに、

絵本を聞いてもらうことにした。

大人だって、誰かに絵本を読んでもらうのって楽しいから。

 

とりあえず最近買って文庫に持ち込んだ、『まんいんでんしゃ』。

子どもの絵のようにダイナミックな絵本で、絵のインパクトがすごい。

和子さんが歓声を上げながら、楽しんでくれた。

 

それから、ついでにおはなしを一つ聞いてもらう。

エチオピアの昔話で『むらの英雄』だ。

私はとても好きなのだが、あんまり小さい子や、

真面目な方には楽しんでもらえないかもしれない。

ナンセンスで面白いお話は、聞き手を選ぶのかも…。

和子さんに楽しんでもらえたか、不安だ。

 

さて、お客もいないし、一人になったところで、

先週に続いて富安陽子さんと降矢奈々さんの絵本、『まゆとりゅう』を読む。

まゆとりゅう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪解けを促す雨を降らせる、龍のお話。

大きな龍と、子どものちっちゃい龍が現れて、

やまんば母さんと娘のまゆを、それぞれの背中に乗せてくれる。

 

大空を飛んで、雪解けの雨を降らせる龍たちの絵の、きれいなこと。

それを見ていて、日本の絵本に出てくる龍には、翼が無いのだと再認識。

4本の、カギ爪のついた足はあるのに、西洋のお話のような翼がない。

『エルマーのぼうけん』のイメージにある龍は、かっこいい羽根を広げているのに。

日本の竜は、火も吹かないし、龍とドラゴンの違いか?

よくわからない。

 

それはまたじっくり考えることにして、

いただいた青いおミカンを持って、帰ります。

 

次の文庫の日は、10月15日です。

(芝 直子)

「やまんば山のモッコたち」 2022年9月17日 

今日のまゆーら



久しぶりに上田大愚氏のお習字の会があって、本堂はにぎやか。

和子さんも、「お習字はよう書かんけど、座らせてもらった」そうだ。

コロナがゼロになるのを待っていたら、お習字が再開できそうもないし、

ぼちぼちやるのがいいよね、きっと。

 

文庫のお客はゼロで、この前に私の友達がくれた『マンカラ・カラハ』を

一人で何回もやって、研究してみる。

『先を読んで石を置くだけ』なんて書いてるけど、先なんて読めるもんか…。

 

紀元前から始まったゲームらしいが、まあ、地面に穴を掘って、

石ころを入れたら確かにできそう。

先週お話に行った学童保育の教室でも、牛乳パックを切ってつないだもので

マンカラを再現して遊んでいた。

 

誰か一緒に遊んでくれたらいいのにな。

そう思っていたら、数年ぶりにさやちゃんにあった。

なんと大きくなって、お顔は確かにさやちゃんなのに、体が別人みたいだ。

中学2年だって。びっくりしてしまう。

時間が無くて、遊んでもらえなかったのは残念。

 

久しぶりと言えば、夕方お目にかかった(えっちゃん)もそうだ。

昔よく文庫に通ってくれたお子さんたちのお母さんで、

そのお子さんたちが、うちの子どもたちと同じくらいの年だった。

じゃあ、あのお兄ちゃんは46か。 なんと。

えっちゃんと、大きくなった子どもの事や、お孫さんの話に花が咲く。

やまんば山のモッコたち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間に一人で読んでいたのは、文庫の本棚から出した、富安陽子作の

『やまんば山のモッコたち』だ。

モッコというのは、山に住む河童や天狗、動物たちなど、山の仲間の事。

やまんばのお母さんと、その娘のまゆが、モッコたちと一緒に

生き生きと活躍するお話だ。

 

短いお話がいくつも載っていて、読みやすい。

そういえば、やまんば山の富安陽子作・降矢奈々絵のコンビの作品は、

絵本にもなっている。

そのうちどこかで探してみよう。

 

お習字の後の和子さんに、『お月さまの話』を聞いてもらって、今日はおしまい。

 

次の文庫の日は、10月1日です。

(芝 直子)

「むらの英雄」 2022年9月3日 

今日のまゆーら 2022/09/11



やっと9月。 少しは秋の気配がしてきたとはいえ、まだまだ暑い…。

コロナもさっぱり収まりそうもなくて、お習字の会もお休みが続いている。

 

夏休み中に通ってくれた、せっちゃんとこのお子さんたちも、

きっと今頃は東京の新居で、新たな一歩を踏み出しておられるに違いない。

 

文庫は誰も来ないと思っていたら、前回に続いて私の知人が登場。

それも、文庫で子どもたちが遊べるようにと、学童保育の現場で人気の

おもちゃを2種類も差し入れに来てくれたのだ。

ありがとう!!

 

写真のように、『マンカラ・カラハ』というボードゲームと、

しりとりを応用して遊ぶ『ワードバスケット』というカードゲームの子ども版。

『マンカラ・カラハ』と『ワードバスケット

 

 

 

 

 

 

 

どっちも知らなかったので、さっそく教えてもらって試してみる。

ワードバスケットの方は、文庫にもあるスポットイットみたいな感じで、

でもしりとりの言葉を考えるのが、超難しい…。

 

もう一つのマンカラ・カラハの方は、簡単なやり方から高度なものまで

色々遊び方があるというので、一番基本的なやつを教えてもらった。

ガラスのおはじきみたいなコマを動かしてゴールに入れて、

自分の陣地が空になったら勝ちらしい。

 

どっちにしても、まず私がやり方を覚えなくては、子どもたちに伝えられない。

もっとも、きっと子どもの方がすぐに慣れるのだわ。

 

今日のおススメの絵本は、渡辺茂男作の『むらの英雄』。

実はおはなしの会のメンバーの方が、このお話をされるのだ。

それがとても面白くて、いつか私も出来たらいいなあと思っている。

むらの英雄

 

 

 

 

 

 

 

仲間がみんな揃っているか数える時、自分を数え忘れる事って…あるかなあ。

一人足りないのはだれだ、と大騒ぎがどんどん広がっていく。

終いに不思議なハッピーエンドになるのだ。

いつか語れたらいいな。

 

とりあえず今日は、文庫を閉める前に来てくれた和子さんに

『アナンシと五』を聞いてもらってお終い。

和子さんにサツマイモをいただいたのだ。

4つでよかった。

5つだったら、ばったり倒れて死んでしまうわ、と大笑い。

おいしそうなサツマイモ、さっそく明日のお昼ごはんにいただきます。

 

次の文庫の日は、9月17日です。

(芝 直子)

「ぶつかる! ぶつかる!」 2022年8月20日 

今日のまゆーら 2022/08/22



前回の文庫の日(8月6日)は、ブログの更新をしませんでした。

お客様が無かったし、和子さんも途中で出先から帰ってこられて

お疲れのようで、お話もしなかったので・・・。

ひたすら持って行った本を読んで、後は覚えかけのおはなしの練習。

 

そしたら今日は、はるかちゃんとあきら君の姉弟が来てくれた。

一緒に来てくれたお母さんによると、明後日東京にお引越しとのこと。

それはまた、ものすごく忙しいに違いないのに、遊びに来てくれてありがとう。

 

前回あきら君がリクエストしてくれた、うちわの工作をしてから、

「まだ何か作りたい」というので、バルーンアートに挑戦。

まゆーら文庫 バルーンアート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風船をひねって作るので、割と難しいのだけれど、

はるかちゃんがまずネズミを作り、それから二人ともキリンを完成させた。

ただし、あきら君のはキリンじゃなくて、ブラキオサウルスとのことだ。

さすか恐竜トリケラトプスシリーズが大好きなあきら君だ。

器用なお母さんが、刀や花も風船で作ってくれた。

 

風船を力任せに捩じっていくのは、なかなか怖いのに、あきら君も度胸がある!

長―い風船を両手でつかみ、「いーち、にぃ、さーん、しぃ、ごぉ!」と

大声で数えながら捩じっているうちに、前回の文庫の日に聞いてもらった

おはなし『アナンシと五』の一節がいやでも思い出されて…。

 

「五と言ったとたん、アナンシはばったり倒れて死んでしまいました」と私。

「それ、お話だから」と、はるかちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さんざん遊んだ後で、今日もお話を聞いてもらう。

「ネズミのすもう」と言ったら、「前に聞いた」。

えっ、去年の夏休みに? すごい記憶力だ。

急遽、『団子長者』に変更し、その後で前回おられなかったお母さんにも、

聞いてもらおうと、もう一度『アナンシと五』も語ってみる。

 

帰るぎりぎりまで、はるちゃんが絵本『まんいんでんしゃ』を読んでいたが、

さすがに引っ越し直前では借りて帰ってもらえない。

その続きみたいな『ぶつかる!ぶつかる!』は、冬休みに読んでね。

 

渡辺茂男作・加藤チャコ絵の、同じシリーズで、登場する動物たちも同じ。

自転車に乗れるようになった、イノシシのいのっぺちゃんが、

「ぶつかる!ぶつかる!」と叫びながら大暴走。

他の動物たちにぶつかっては叱られて、帰りにはちゃんと安全運転で帰るお話。

 

とにかく絵がダイナミックで、お行儀のいい「安全運転絵本」などではない。

加藤チャコさんは、締め切りと、自分のお産がぶつかって、大変だったとか。

いろんなものとぶつかっては乗り越えて、できた絵本らしい。

 

遊んでいる途中で、ひょっこり私の元の仕事仲間の男性がやって来たが、

一緒にはるかちゃんたちの工作を手伝って、帰って行った。

何のお構いもしませんで、失礼しました。 また来てね。

 

次の文庫の日は、9月3日です。

(芝 直子)