今日のタイトルは、残念ながら正しい絵本の名前では
ないかも。
うろ覚えで、調べてみたけどヒットしなかったのです。
暗い森の奥に住む竜のガオガオが、ある日
この世のものとも思われぬほどに美しいお姫様に
出会って…という絵本。
お姫様と友だちになろうと、あの手この手で
魔力を使い、いろいろ姿を変えてみても、
きれいな外見の割にすっとぼけたお姫様は
一向に感心するどころか、無関心。
しまいに力を使い果たしたガオガオは…!
情けなくもおかしいガオガオとそっくりの絵を
今日プレゼントされたので、あの絵本を思い出した。
画用紙一面に
『しばさん 早く元気になってね!』
と、竜の絵と、折り紙の花をちりばめたプレゼント。
実は珍しく文庫を病欠してしまった私にあてて、
文庫で子どもたちが描いてくれたプレゼントだった。
二十年くらい熱なんて出したことのない私が、
三日前、いきなり高い熱が出たものだから、
「やっちまった!
新型インフルエンザだ」 と確信。
結局違ったようで、検査も陰性だったし、回復も早かった。
でも万一のことを考えて、体調も万全じゃ
なかったので、今日の文庫をお休み。
ご心配をおかけしました。
それにしてもいっと君の描いた竜の絵、
ほんとにガオガオそっくりだ。
いっと君は本当にすごい才能の持ち主で、
先に頭の中に立体の設計図を思い描いてから、
下書きもなしに、すらすらとそのパーツを
はしっこから書き始める事が出来る。
で、平面に描いた絵を切り取って組み立てると、
あら不思議、見事に三次元の翼竜が現れる!!
と言うわけ。
見るたびに不思議で、この間もママの妙ちゃんに
「将来が楽しみやねぇ」
と言ったら、
「おばちゃん、
私、今楽しみたいわ」
今は結構苦労してるのか、と大爆笑。
天才のママなんだから、安心して下さい。
きれいなお花の折り紙を一杯折ってくれたみきちゃん、
いっと君の絵に色を塗ってくれたはるちゃん。
どうもありがとう。
具合も良くなったので、明日は無事に
宝塚観劇に行けます!
あ、いや、別に明日に備えて
文庫を休んだというわけでは…
ムニャムニャ。
次の文庫の日は、10月3日です。
(芝 直子)


肘を使って方向転換も出来るので、結構自在に動き回れる。
そしたら目を丸くして、私を見てくれる。
勤務先の学童保育では、毎年この時期になると、
それで、これ幸いと、たまった絵本の修理や登録、本棚の整頓に励んだ。
毎年夏休みに盛大に実施されているそうだが、あいにく私はいつも夏休み中は学童保育の一日開室で、地獄の夏休みを送っていて、これまでは参加させていただいたことはなかった。
妙ちゃんに、「下流は危ないから、上流ですくって」と言われていたけれど、子どもたちに敬意を表して、《滝壺》に流れ着くやつをせっせと頂いた。
「今日は折り紙にしよう。
その後、昔作った紙芝居の数々を引っ張り出す機会があった。
ちなみに、まゆーら文庫も加入している、紀北子どもの本連絡会では、今年は『簡単で面白い工作の会』を連続企画している。
仕方なく、代わりに学童保育の同僚の先生に行ってもらう羽目になった。みなさん、ごめんね。
4人ともここの正教寺のお孫さんだから、文庫のお客とは言えないかも?
かわいいポーズ!
前回来てくれたそらちゃんのお友だちの、ひなちゃん・かほちゃん姉妹が来てくれた他、あいかちゃんがお友だちのかえでちゃん・とうわ君姉弟と一緒にやって来て、子どもだけで12人!
これは、《絶対回るブンブンごま》なんだぞ。
『だじゃれどうぶつえん』
みきちゃんに、松ぼっくりのクリスマスツリーを作りたいと言われたけれど、流石にその材料は準備していない!
その側で、今がやんちゃ盛りのりこちゃんが、せっせと本棚から絵本を取り出して、テーブルに積み上げている。
久しぶりに見る顔もあって、なんと今日のお客は子ども10人に、お母さん5人、お父さんひとり。
そのうち、「隊長が怪我して血が出てる」と部下たちが口々に注進に来る。

